更新日:2024年9月18日
「ゼロカーボン」 からワクワクする未来へ!
本市は「ゼロカーボン(カーボンニュートラル)」シティの2050年までの実現を目指しています。二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量から植林などの吸収量を差し引き、その合計が実質的にゼロになる状態のことを指す「ゼロカーボン」。進行する温暖化から大切な地球、大切な宗像の未来を守る取り組みを紹介します。
ゼロカーボンを体験する 1 日 !
子どもたちの「好きなこと、興味のあること」を企業や大学などその道のプロから直接学び、将来の夢につなげるヒントを得る「むなかた子ども大学」。今年はゼロカーボンへの理解を深め、日々の生活での対応策を知り、実践してもらうため「ゼロカーボンコース」を昨年11月13日に開催し、14人が参加しました。当日は市の脱炭素施策の推進に協力する大学、民間企業と連携し、産学官それぞれの強みを生かした授業を行いました。
- 授業を通じて「ゼロカーボン」への理解を深め、身近にできることから実践し、そして将来「ゼロカーボン」実現の一翼を担うような“夢”を描くきっかけになりました。
1限目:「ゼロカーボン講義」 /講師=牛房義明さん(北九州市立大学教授、宗像市環境保全審議会委員長)
聞いたことはあってもよく分からないゼロカーボン。講師が子どもの目線に立った講義を行い、子どもたちは基礎知識を深めました。
授業のポイント
- 二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの増加で地球温暖化が進んでいる
- 温暖化が進むと自然災害の発生や植物の生育に影響が出てしまう
ゼロカーボンの全体像を学ぶ子どもたち
2限目:「エコ・クッキング講義」/講師=西部ガス株式会社
環境に配慮した調理方法を学ぶ「エコ・クッキング(注1)」では、宗像産のサツマイモを使ったスイートポテト作りの講義を受けました。エコポイントと一緒に調理を体験し、身近にできる「ゼロカーボン」の取り組みを学びました。
- (注1)=「エコ・クッキング」は、東京ガス株式会社の登録商標
授業のポイント
- 地元で採れた食材を使うと、食材の運搬にかかる温室効果ガスの排出を抑制する
- 野菜の皮なども一緒に調理して生ごみを減らすと、ごみの焼却にかかる温室効果ガスの発生が減少する
おいしいスイートポテトの出来上がり
3限目:「最新モビリティの試乗体験講義」/講師=トヨタ自動車九州株式会社
電気や水素を燃料とした最新のモビリティを実際に試乗体験することで、悲観的に捉えられがちな「ゼロカーボン」を「ワクワクする未来」として体感しました。
授業のポイント
- 2020年度の日本の二酸化炭素排出量では自動車からの排出量は15.5%を占める(国土交通省ホームページ「運輸部門における二酸化炭素排出量(下記関連リンク)」参照)
- ガソリンを使用しない電気自動車や水素自動車は、ゼロカーボンの実現に向けた切り札として、大きな注目を集めている
最新モビリティ体験
身近に実践できるゼロカーボンアクション
フードドライブ
家庭で余っている食品を持ち寄り、支援を必要とする団体へ提供する活動です。10月の食品ロス削減月間では、市内スーパー8店舗と市役所が合同でフードドライブを実施。合計約150kgの食品が集まりました。この食品は、子ども食堂などへ寄付するためフードバンクへ寄贈しました。フードドライブは、食品ロスの削減に貢献しながら食糧支援を必要とする人を助けることができ、SDGsの取り組みにもつながります。環境課窓口では随時フードドライブを受け付けています。家庭で余っている食品があれば、ぜひフードドライブBOXに持ってきてください。
- 市内店舗での実施情報は、(下記関連リンク)から確認可
フードドライブで受け入れできるもの
- 未開封のもの
- 常温保存できるもの
- 賞味期限までに1カ月以上あるもの(生鮮食品・アルコール飲料は受入不可)
市内店舗の様子
てまえどり
食品ロス削減のため、スーパーやコンビニで商品棚の手前(賞味期限の近いもの)から商品を購入する活動です。「すぐに食べるものは、てまえどり!」みなさんの協力をお願いします。
- 問い合わせ先=環境課(電話番号:0940-36-1421)
関連リンク
- 家庭の食品を「フードドライブ」。食品ロスを減らそう
- 国土交通省ホームページ「運輸部門における二酸化炭素排出量」(外部サイトにリンクします)