むなかた子ども大学「ピザ職人コース・駅員コース」~1月17日レポート~
更新日:2022年01月17日
こんにちは、ママレポーターのソラママです。
さまざまな分野で活躍する人を講師に招き、子どもの興味を深掘りして夢や志の実現につなげることを目指す「むなかた子ども大学」。今年は11月13日に開校され、全29の多種多様なコースで多くの子どもたちが学びました。
いくつかのコースにスポットを当て、3回に分けて紹介します。
ピザ職人コース
ピザ職人コースは、ピザクック宗像赤間店の協力の下、開校されました。
まずは店内で「地産地消の食材と美味しさの秘密。そして手作りの秘密」について講義があり、子どもたちは熱心に耳を傾けていました。
ピザ作り開始!
講義後は、お待ちかねのピザ作り!実際の厨房をお借りしました。
まずは店長の松田さんやスタッフの方より、お店の仕事の様子などを説明。
ピザは一枚一枚手作りで、九州産の野菜を使用することにこだわっているとのことです。
店員さんが着用するエプロンと帽子を身に着け、子どもたちも嬉しそうでした!
ピザ作りの行程
1.野菜を包丁で薄切りにする
今回は「たっぷりトマトのマルゲリータ」を作るということで、トマトを各自薄切りにしました。松田店長の包丁さばきに、子どもたちの目も釘付けです。
「おおー!」と感激している姿が微笑ましい
2.生地を伸ばす
生地伸ばし専用の大理石の上で、各自生地を手で丸く伸ばしていきます。
スタッフの方に指導してもらい、真剣に少しずつ少しずつ伸ばします。
最初はこんなに小さな生地です
小さな手で丁寧に伸ばしていきます
3.食材のトッピング
味に大きく関わる部分なので、全ての具材の分量をしっかりと測ります。
スタッフの方のお手本を見ながら、生地の中央にトマトソースを乗せ、お玉の丸い部分で円を描きながら広く塗っていきます。
そーっとトマトソースを生地に乗せます
バジルソースも美味しそう!
一つ一つの具材を真剣に計ります
トマトが苦手な子には、「トマトを半分に減らして、代わりにチーズを使っていいよ」というスタッフの方の優しい気遣いも。
みんな思い思いに自分好みのピザ作りを楽しんでいました。
トマトとチーズでハーフ&ハーフのトッピング!
お好みのピザを作れました
出来上がった「たっぷりトマトのマルゲリータ」は、お店で一切れ食べて、残りはお土産として持ち帰りました。
きれいなマルゲリータが完成しました
子どもたちの声
ピザ職人コースを選んだ理由を尋ねると、「ピザが好きだから!」「ピザがどうやってお店で作られているのかを見たかった」「店内がどんな風になっているのかを知りたかった」など生き生きとした表情で答えてくれました。
自分のピザを作る体験は子どもたちも大満足だったようで、「初めてピザを作って楽しかった」「友達と一緒にできて良かった」など嬉しそうに話していました。
駅員コース
JR赤間駅では駅員コースを開校しました。
普段利用する駅構内を見学
子どもたちは駅員さんのお話を聞きながら、駅構内を見学しました。
人通りの多い改札口周りを掃除し、実際に機械を開けて中がどうなっているかを見せてもらう貴重な体験も!
利用するお客様にもみんなで挨拶しました。
切符作り体験
パソコンで赤間駅から教育大前駅行きの切符を作成!良い思い出になりそうですね。
駅員さんの仮眠室も見せてもらいました
仮眠室では、宿直の際に寝坊しないようさまざまな工夫を凝らしているそう。
始発に寝坊して間に合わないと大変!目覚まし時計やアラームはもちろん、敷布団や枕が膨らんで上体が勝手に起き上がるよう、特殊な寝具を利用します。
起床時間に枕が膨らむようセットします
実際に横たわってみてドキドキ
「うわー!」と子どもたちからは驚きと笑いが
子どもたちからは、「寝相が悪かくて膨らみのところに寝てなかったら、どうするん?」などユーモアな質問も飛び交い、副駅長の松藤さんがニコニコと答えてくれていました。
構内放送体験
駅でおなじみの「○○方面の列車は○時○分発○○行きです」等の構内放送も体験させてもらいました。
駅長の森武さんが事前に準備していた放送の定型文を元に、実際に到着する電車や時刻に合わせて「次の小倉方面の列車は14時58分発普通列車の小倉行きです。2番乗り場でお待ちください」など子どもたちが読み上げます。
楽しみにしていた子もいれば、気恥ずかしそうにしている子もいました。
用意してもらった放送内容をリアルタイムで読み上げます
貴重な体験に緊張している様子
ぶっつけ本番でも頑張っていました
最後には1人ずつ修了証書が授与され、赤間駅のお土産も贈られました。
駅員コースを立派に修了しました
子どもたちの声
こちらも駅員コースを選んだ理由を尋ねると、やはり「鉄道が好きだから!」「JRが好きなんです」という返事がかえってきました。
「幼稚園の時から、駅員さんになりたい」という女の子もいました。
むなかた子ども大学を終えて
さまざまな企業や団体の協力で開催される「むなかた子ども大学」は、子どもたちにとって貴重な学びの機会です。
好きなことに夢中になっている子どもたちは活き活きしていて、見ているこちらも嬉しくなってしまいました。
今回、学長を務めた伊豆美沙子市長も「好きな事が分かるのも学びだし、参加したけどつまらなかったっていうのも学び」と語っていて、チャレンジすることの大切さを実感しました。
(レポートは原文のままで掲載しています)
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