ワクワク、ドキドキの3日間!僕たちのホストファミリー体験記2024春~6月2日レポート~
更新日:2024年6月2日
こんにちは、キミママレポーターです。
2020年度から小学校での外国語教育が必修となり、これまで以上に英語教育に力を入れているご家庭も多いのではないでしょうか?
我が家では子どもたちに英語に親しんでほしいと、親子で英語のポッドキャスト番組を聴いたり、BGMに洋楽を流したり、日常生活の中で英語を取り入れるようにしています。
そんな中、宗像市の広報紙でホストファミリー募集の記事を発見!
生きた英語に触れられるまたとない機会と思い、3月8日から3日間の日程で外国人ゲストの受け入れをすることにしました。
今回は、我が家のホストファミリー体験と宗像市で行われているイングリッシュ・キャンプについてレポートします!
クリックすると、該当のページに移動します。
ホームステイのゲストはイングリッシュ・キャンプの外国人講師!
今回我が家で受け入れた外国人ゲストは、「イングリッシュ・キャンプ」で来宗した講師です。
外国人講師は約6週間の来宗中、3日間だけホームステイするのですが、そのホストファミリーを市内在住の家庭から募集しています。
「イングリッシュ・キャンプ」とは、2019年度から小学校4年生を対象に実施している、宗像市独自の外国語学習プログラム。
グローバルアリーナを舞台に、子どもたちは複数の外国人講師と一日を過ごし、通常の授業で学んだ英語を使い交流を図るというもの。
今年度からは、外国人講師を市内の小中学校にも派遣し、小学校3年生から6年生を対象に「ミニイングリッシュ・キャンプ」も実施しています。
講師を務める外国人はTESOL(英語を母国語としない人たちに英語を教える教授法)を学んでいる大学生や社会人で、研修の一環として世界中から宗像市にやってきます。
初めて宗像に来たという人もいれば、何度か来宗経験がある人もおり、経歴はさまざま。
日本語の能力も講師によって異なります。
ホストファミリーのゲストは世界各国からやってきます
市広報紙令和6年2月号掲載の「ホストファミリー募集記事」
(HPでも閲覧できます)
ホストファミリーには、事前に心構えや注意事項などを説明した動画が送られてきます。
疑問点や不安なことは事前に相談できるので安心です。
また、ホストファミリー希望者は休日の過ごし方や趣味、滞在する外国人の性別の希望などのアンケートに答えることで、相性の良いゲストがマッチングされます。
受け入れの1週間ほど前に、ゲストの基本情報が記載されたインフォメーションシートも送られてきます。
ホストファミリー向けの説明動画も送られるので安心
堂々と英語を話す子どもたち!
今年度からスタートした「ミニイングリッシュ・キャンプ」とはどんなものなのでしょうか?
ちょうど息子たちが通う日の里東小学校で開催されると聞き、その様子を見学させてもらいました。
3月4日の3・4時限目。体育館には5年2組の子どもたちと、レンジャーと称した外国人講師8名が集合。1・2学期に続いて3度目の開催です。
子どもたちは5つの班に分かれ、自己紹介やあいさつ、好きなものなどの英語表現をレンジャー相手に繰り返し練習します。
私たち親世代からすると、今の小学生はこんなに堂々と英語を話すのかと驚きです。
小学生の頃から生きた英語に触れ、外国人と交流を図る機会に恵まれることは、異文化を理解し国際感覚を育む観点からも非常に有意義であると感じました。
1クラス25名に対して8名の外国人講師が指導します
カードに描かれた内容を英語で表現!
みんな単語をよく知っています
ゲームを取り入れながら楽しくレッスン!
1対1の会話にも挑戦!堂々と自分のことを話す姿に感激しました
英語で質問に答えられたら、かごに向かってシュート!
待ち時間に英語でジャンケンを。子どもたちの間に英語が自然と溶け込んでいるようです
ナタリーさんいらっしゃい!初めてのホストファミリーに挑戦
ここからは我が家のホストファミリー体験をご紹介します。
期間は3月8日から10日の3日間。ゲストとしてやってきたのは、前述の日の里東小学校のミニイングリッシュ・キャンプでレンジャーを務めたアメリカ人講師のナタリーさん。
ウィスコンシン州の大学で、日本語や日本文学を学ぶ21歳の大学生です。
さてさて、どんな3日間になったのでしょうか?
ホストファミリー3日間の様子はこちら。
受け入れ準備
ホームステイ前に我が家で準備したことを紹介します。
受入日の1週間ほど前にゲスト情報が送られてきます。
我が家はこの内容をもとに、3日間の予定を計画しました。
食事や外出時の交通費など、ホームステイ時の費用は基本的にホストファミリーが負担します。
事前にゲストの情報が送られてきます
歓迎の気持ちを込めてプレゼントを準備。日本らしいものをと思い、箸と箸置きのセットにしました
リビングを子どもたちと一緒に歓迎のメッセージで飾りつけをしました
3月8日(金曜日):受け入れ日
ゲストが滞在するグローバルアリーナへナタリーさんをお迎えに行きます。
時間は15時以降であれば何時でもOKとのことで、我が家は私や夫の仕事の関係で18時にお迎えに。
その後、自宅でウェルカムパーティーを開きました。
また、ゲストに一部屋を準備することがホストファミリーの条件ということで、我が家では和室を使ってもらいました。
ナタリーさんからも素敵なウィスコンシン州のお土産をいただきました!
自宅で開いたウェルカムパーティー!
お寿司や手巻き寿司でおもてなし
ナタリーさんには日本らしい和室を使ってもらいました
素敵なキャンドルとジャムをいただきました
3月9日(土曜日):終日フリー!宗像らしい体験にトライ!
滞在中は基本的に自由に過ごすことができます。
例えば、子どもたちの部活や習い事がある場合は、普段通りに参加してOK!
ホームステイ中だからといって特別なことをする必要はなく、ホストファミリーが自由に計画を立てられます。
我が家では「日本らしいこと、宗像らしいこと」を体験・見学してもらおうとプランを考えました。
午前10時:街道の駅赤馬館で和装体験&街並み散策
ドキドキの和装体験
街道の駅 赤馬館では和装体験ができ、ボランティアガイドによる街並みの解説も受けることができます。
宗像に所縁のない私たちにとっても、宗像の歴史を学ぶことができる貴重な体験となりました。
- 和装体験、ボランティアガイドともに事前申込が必要です(Tel:0940-35-4128 街道の駅 赤馬館)
和装体験に挑戦!着付けの先生方が優しく話しかけてくださり、ナタリーさんもリラックスムード
背筋がピンと伸びる着物は、ヨーロッパのコルセットドレスに通じるものがあるとのこと
ボランティアガイドさんの街並み案内。新旧入り混じる街並みにとても興味深そうでした
着物で歩く姿もさまになっています!
ガイドさんの説明をスマホの翻訳アプリを駆使してナタリーさんに伝えます
赤馬館に隣接する勝屋酒造にもお邪魔しました
大学で日本文学や文化を学んでいるナタリーさんは、興味津々で写真を撮っていました。
つりびなに興味津々のナタリーさん
大正時代や昭和初期の雛飾りの前でパチリ!黄色の着物がとっても似合っています
酒造りの様子を見学。この日は甘酒を造られていました
日本酒の飲み比べも体験!とても気に入ってくれたようで、我が家から1本プレゼントしました
赤馬館で初めての親子丼
館内のお食事茶屋「とん万」では、地元食材を使ったメニューがそろっていて、ナタリーさんは親子丼を選択。
初めての親子丼はとても美味しかったそうです。
赤馬館でお昼ごはん!
午後1時:宗像大社&海の道むなかた館へ
宗像といえば宗像大社
宗像といったら、やっぱり宗像大社!
ナタリーさんは神社に参拝するのは今回が初めてだったそうで、とても興味深く参拝&見学をしていました。
世界遺産について知ってもらうため、隣接する海の道むなかた館にも訪れました。
まずは本殿から参拝しました
おみくじにも挑戦!ナタリーさんは大吉でした!
境内の一番奥にある高宮祭場も参りました
高宮祭場ではお札にお願いごとを日本語で書きました
家族への思いを込めて奉納しました
世界遺産を学べる海の道むなかた館
世界遺産について展示や映像で学ぶことができます
ボランティアガイドが解説もしてくれます
希望すれば英語版の映像を見ることができます
英語など外国語のパンフレットもあり便利です
午後5時:夕食は焼き肉へ。食べ放題にアメリカ人もびっくり!
夕食は福岡市に住む祖父母も合流し、宗像市内の焼き肉店へ。
好きなお肉を好きなだけ食べられる食べ放題に、「こんなにお肉を食べたのは人生で初めて!」とナタリーさんも驚いていました。
また、日本のお肉の美味しさにもびっくりしたようです!
みんなで乾杯!焼き肉をとっても気に入ってくれました
午後8時:自宅で楽しくゲームタイム!
帰宅後、子どもたちは一緒にゲームを楽しみました。
日本語と英語にジェスチャーや表情を織り交ぜながら、思った以上に上手に会話をしていました。
コミュニケーションに一番大切なのは、「伝えたい」という気持ちなのだと改めて気づかされました。
3人で楽しくゲーム!子どもたちもすっかり打ち解けたようです
3月10日(日曜日):最終日はナタリーさんの好きな場所へGO!
最終日は事前にナタリーさんからヒアリングしていた内容をもとに行き先を決めました。
ナタリーさんは日本のアニメやキャラクターが大好きだということで、それらのお店がそろうキャナルシティ博多へ。
その後、マリンワールド海の中道に行ってみることにしました。
午前11時半:キャナルシティ博多に到着!博多名物の豚骨ラーメンを食べてお土産をゲット!
さまざまなラーメンが楽しめるラーメンスタジアム
キャナルシティにあるラーメンスタジアム。屋台の実寸模型があり、雰囲気を味わえました
私たちは豚骨ラーメンをチョイス!ナタリーさんも「おいしい!」と喜んでいました
キャラクターショップでお買い物
日本のアニメが好きだというナタリーさん。キャラクターショップでお土産を購入しました。
有名なアニメ映画のワンシーンです
せっかくなので、隣接する櫛田神社も訪れました
早咲きの河津桜がきれいでした
川端通商店街では串に刺さったイチゴ大福を食べました!
午後3時:マリンワールド海の中道へ
ナタリーさんも我が家の子どもたちも生き物が大好きということで、マリンワールド海の中道に向かいました。
イルカのショーを観覧しました
ウィスコンシン州は海に面しておらず水族館がないため、とても楽しんでくれました
午後6時:夕食はお好み焼きづくりに挑戦!
帰路中にあったお好み焼き店へ。
日の里東小で行われた「ミニイングリッシュ・キャンプ」の自己紹介で、ナタリーさんが「好きな食べ物はお好み焼きです」と言っていたのでセレクトしました。
ところがなんと!お好み焼きを食べるのはこれが初めてというではありませんか!
他のレンジャーとかぶらず、子どもたちの反応が良いものとしてお好み焼きと言っていたんだそう(笑)。
なんとも、おちゃめなナタリーさんです。
初めてのお好み焼き作りに挑戦!
ひっくり返すのがとても上手です
とても上手に焼きあがりました
午後9時:グローバルアリーナへ見送りに
楽しい時間はあっという間に過ぎ、ついにお別れの時間です。
グローバルアリーナへ送って、我が家のホストファミリーは無事終了しました。
最後はハグをしてお別れしました
ホストファミリーを終えて
初めての経験だったので、「ちゃんと意思疎通できるだろうか」「子どもたちはどんな反応をするだろうか」とたくさんの不安もありました。
しかし実際に受け入れてみると、コミュニケーションは「伝えたい」という気持ちさえあれば何とかできるもので、子どもたちもナタリーさんとのコミュニケーションをとても楽しんでいました。
次男はそれまで恥ずかしがって英語を話したことがなかったのですが、ナタリーさんが来ている間は知っている英単語を自然と口にしていて驚きました。
長男は日頃の学習の成果を発揮し、積極的に話しかける姿がとても頼もしかったです。
そして何より、ナタリーさんの素直で明るいパーソナリティにとても助けられました。
私たちのつたない英語に優しく応対してくれ、色々なことにも笑顔で挑戦してくれました。
初めてのゲストがナタリーさんで本当に良かったと思います。
今回のホストファミリー経験で自信がつき、またいつかホストファミリーに挑戦してみたいと思います。
ナタリーさん、楽しい時間をありがとう!また遊びに来てほしいです
(表記はレポーターの表現を優先しています)
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