家庭教育のすすめ「家庭教育学級」に参加しよう!~8月12日レポート~
更新日:2023年08月12日
こんにちは、くすくすママレポーターです。
みなさん、「家庭教育学級」という言葉を知っていますか?
市内の保育所や市立学校の保護者の方であれば、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
令和5年5月19日には、新たに家庭教育学級の開設を考える人向けに、宗像市教育委員会が「令和5年度家庭教育学級開設説明会」を開催。
私も我が子の通う小学校PTAの成人教育委員になったこともあり、説明会に参加して「家庭教育」の現状と大切さを、学んできました!
家庭教育学級とは?
「家庭教育学級」は、子どもたちの健全育成につなげるため、市の事業として取り組んでいます。
家庭は子どもたちにとって安らぎのある楽しい居場所であり、基本的な生活習慣や社会性を身につける場所です。
しかし、近年は核家族化や地域とのつながりの衰退により、保護者が家庭での教育について学ぶ機会が減少し、家庭の教育力の低下が指摘されています。
そんな時に、保護者が家庭での教育について学ぶことができるのが「家庭教育学級」です。
市内保育施設保護者会や市立学校PTA、コミュニティ運営協議会、子育て支援団体らが講座形式で開設。保護者以外の一般の方も参加することができます。
令和5年度は、「子どもの発達支援」「子どもの権利」「親子関係」「生命の尊重」「社会的マナー」「メディアに関すること」「食育」「生活習慣」「親子のふれ合い遊び」の9つのテーマを用意。
過去には、「食育」をテーマに身近な食材で体に優しいお菓子を親子で作るものや、「生命の尊重」をテーマに火傷や怪我などをした時の応急処置を学ぶ講座が開設されました。
- 9つのテーマ以外の講座も開設可能。詳しくは「家庭教育学級」ページをご覧ください
資料の表紙
保護者が家庭教育について学ぶことができます
説明会の様子。当日は27人が参加しました
- 資料は、「福岡県青少年健全育成総合計画」の「福岡県の青少年の現状」でも紹介されています(福岡県HP)
家庭教育学級の必要性
コロナ禍で家庭の在り方・過ごし方は大きく変化しました。
またデジタル化が加速したことで、子どもたちを取り巻く環境も急激に変化しています。
青少年の健全育成のために必要な取組
県では、3年毎に青少年の健全育成に関する意識調査が行われていて、回答された方もいるかもれません。
青少年の健全育成のために必要な取組として、多くの保護者は「家庭でのしつけや、教育の充実が必要である」と考えています。
近所の人との人間関係が希薄化しています
近所の人との関わりについての調査結果をグラフで見てみると、年齢が上がるにつれて、あいさつをする子どもの割合が減っているようです。
近所の子どもが悪いことをしても、叱らない大人が増えているという傾向が見られます。
知らないと怖いスマホの実態
子どものスマートフォン所持・利用時間について
次は、気になる「子どものスマートフォン所持」についてのデータです。
これは令和2年度の調査なので、今はもっと多いでしょうね。
学校以外でのインターネット利用、利用するようになってからの変化について
情報化社会の進展により、メールやSNS等でコミュニュケーションを取ったり、動画サイトで動画を観ることで楽しみが増え、生活が豊かになりました。
一方で、睡眠、読書、学習などの時間が減ってしまったことは否めません。
スマートフォンのフィルタリング使用状況
インターネット上には、違法・有害な情報が氾濫し、昨今は犯罪等も増えているそう。
スマートフォンのフィルタリングの使用状況も5割以下。少し心配ですね。
コロナ禍の影響で変化した子どもたちの現状
学校が休みの日に何をする?
そして1番びっくりしたのが、コロナ禍における子どもたちの遊びの変化です。
公園や外でお友達と遊ぶより、1人自宅で過ごす子どもたちが増えているんですね。
コロナ禍で、休日にお家時間を過ごす習慣ができた背景もありますが、子どもの成長には、家庭での生活も健やかであることが重要です。
「子どもとしっかり向き合い、言葉に耳を傾けているか?」私も振り返ってみようと思いました。
子どもの将来の夢や、学校・地域行事への意欲について
子どもたちは、コロナ禍でたくさん楽しみを奪われてきました。その影響か、コロナ前後で将来の目標や学校生活、地域行事への意欲が減少している結果に。
しかし子どもたちは、将来への不安や孤独を抱えながらも、学校生活を楽しみ、毎日成長しています。
不登校児童生徒の推移から分かる不登校の実態
我が家でも、身近な子どもや我が子の友達が、学校に行けなくなってしまった話を聞くことが増えたと感じていましたが、平成28年度から約4年で2倍に増えたことには驚きました。
確実に増え続けています。
心がザワザワしたら、家庭教育学級に参加しよう!
不登校の増加は決して他所の話ではなく、宗像市内でも起こっている事実です。
みなさんのお子さんにも心の変化があるなど、何かしら心当たりがあるのではないでしょうか?
私のように「何をどのようにしたらいいのか?」と、ザワザワと不安を抱える保護者の気持ちを少しでも軽くするために、「家庭教育学級」があります。
コロナ禍での制限も緩和され、今後はお子さんの通っている小中学校、幼稚園、保育園、各地区のコミセンなどでも「家庭教育学級」が開催される予定です。
お子さんと一緒に参加できるものもあり、コミュケーションを取ることで対話が生まれ、家庭の雰囲気も明るくなりますよ。
宗像市の子どもたちが、心身ともに健全に育っていってくれるようにとの願いを込めて、「家庭教育学級」への参加をおススメします。
家庭教育学級講座の開催情報は、コミセンだよりやお子さんが学校から持ち帰る案内などでお知らせしています。
ぜひお手に取り、気になる講座に参加してみてください!
宗像市主催の「家庭教育学級」は年2回開催されます(令和5年度予定)
- テーマ:不登校でも大丈夫、全てが経験で無駄な日なんて一日もなかった
- 日時:令和5年9月22日(金曜日)午後2時から
- 場所:宗像市役所
- 講師:永島匡人さん(宗像動画製作所代表)
- 問い合わせ先:地域教育連携室コミュニティ・スクール係
電話番号:0940-36-1169
家庭教育学級開設説明会に参加して学んだこと
コロナ禍で情報通信技術が急速に進み、家にいて簡単に何でも調べられる時代になりました。
わが家でも、子どもたちが読書したり辞書を使ったりする機会が減り、便利な世の中になった分、語彙力や自分で考えて行動する力の低下を感じています。
家庭教育学級説明会に参加して、「子どもに活字を読んでほしい!読書が大切なんだ」と思い立った母(私)は、読み聞かせボランティアに所属することに。
図書館に通ったり、自宅で読み聞かせをしたりすることも増えました。
そんな私の姿を見て、子どもたちも本と向き合う機会が増えましたし、自然とコミュニュケーションも取れるようになり、一石三鳥くらいの効果が得られています。
まずは一歩。
少しずつでも意識して親が動くことで、必ず子どもに変化が表れるのが子育ての不思議なところであり、醍醐味なんだろうなと思いました。
(レポートは原文のままで掲載しています)
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