県学校給食レシピコンクールで城山中がダブル受賞!~12月16日レポート~
更新日:2023年12月16日
こんにちは、くすくすママレポーターです。
福岡県教育委員会では、中学生を対象に「学校給食レシピコンクール」を実施。
食への感心を高め、地元食材への理解を深めるため、「わたしたちがつくる『福岡』の学校給食」をテーマに、県産品を用いた学校給食のレシピを毎年募集しています。
城山中学校では、8年生の1学期に家庭科の授業で学校給食についての授業を実施。
夏休みの課題としてコンクールに応募することで、より学校給食と地元食材への理解を深めます。
同校は令和4年度から応募を開始したところ、なんと初年度にして1672点の応募を勝ち抜き、2人が最優秀賞・優秀賞のダブル受賞を達成!
今回、最優秀賞に輝いた西愛美(にしあみ)さんと、優秀賞の松本つぼみさんのレシピを元に考案された給食が実際に登場するということで、取材に行ってきました!
2人のレシピ紹介はこちら
右から最優秀賞の西さん、優秀賞の松本さん
歴史深い城山中学校
城山中学校は、昭和22年(1947年)に設立され、今年で築76年。
老朽化に伴い、現在大規模な改築工事が行われており、令和6年1月には新校舎にお引越しだそうです。
全ての工事が終了するのは令和7年頃。ピカピカの新校舎楽しみですね!
取材に伺ってみると、正面玄関のエントランスの1番目立つところに、学校給食レシピコンクールのポスターがありました。
新校舎が楽しみ!
玄関に受賞した給食の写真が掲載されていました
西愛美さんの作品「地産地消!!ILove宗像ランチ」
9年3組の西愛美さんが考案したレシピは、名付けて「地産地消!!ILove宗像ランチ」です。
西さんにコンクールの応募用紙を見せてもらうと、細かくびっしりと説明書きが!
地産地消の食材をバランス良く使い、宗像愛がひしひしと伝わってきて、ここまでよく考えたなぁと感心しました。
西さんの考えたレシピ
- あなごのたきこみご飯
- いものつるのきんぴら
- 野菜カレーコロッケ
- わかめときゅうりとしらすの酢の物
- あかもくとカボチャの味噌汁
- いちじくとブルーべリーのヨーグルト
- 牛乳
実際に令和5年9月12日の給食で出された献立
- あなごの炊き込みご飯
- メンチカツ
- わかめときゅうりの酢の物
- あかもくと南瓜の味噌汁
- ぶどうヨーグルト
- 牛乳
(注)食材の高騰などに伴い、一部変更されています
使用した地元食材
- 宗像産:米、きゅうり、あかもく、南瓜(カボチャ)、味噌
- 福岡県産:しめじ、牛乳
西さんの考えたレシピ
実際に給食で出された献立
あなごの炊き込みご飯
あかもくと南瓜(カボチャ)の味噌汁
メンチカツ、わかめときゅうりの酢の物
新鮮で安心な食材は「道の駅むなかた」で調達
西さんが食材探しに利用したのは、いつも新鮮で安心な食材にあふれている「道の駅むなかた」。
西さんのレシピでも使用されていた「宗像産あなご」は、栄養価は良質のたんぱく質、ミネラル、ビタミンなどが豊富な魚。
骨も料理すると美味しく食べられるのでカルシウムも摂りやすいのも魅力的。
夏バテや風邪の予防に効果的で、低脂質でダイエットにもオススメです。
宗像市では、毎年夏に「宗像あなごちゃん祭り(外部サイト)」も開催されていますので、興味のある方はぜひ食べてみてください。
取材時に私も給食をいただいたのですが、めちゃめちゃ美味しい!
県外から引っ越してきた身なので、宗像の給食の美味しさとたくさんおかわりできる点について本当にびっくりしました。
楽しい給食時間
待ちに待った給食時間!
教室に楽しい雰囲気が広がっています
「初めてあなごを食べた」「全部美味しい!」とモリモリ食べるなどいろんな生徒がいて、教室中に笑顔が溢れていました!
コロナの制限も緩和され、賑やかな給食時間が戻りつつあることを嬉しく思いました。
目指せ完食!気持ちの良い食べっぷり
城山中は給食指導に力を入れており、その一環で「完食コンクール」というものが行われています。
完食が一番多かったクラスは、「リクエスト給食」としてメニューを選ぶ権利を獲得できるそうです!
9年3組には給食委員長の山下さんもいて、自ら積極的に手を挙げておかわりを!
担任の中野先生は保健体育の授業を担当していることもあってか、次々と食缶を空にしていきました。
まるで運動部の合宿のようでした(笑)
取材当日、9年3組は見事完食!
食べ盛りということもあり特に男子生徒の食欲がすごく、気持ちの良い食べっぷりを見せてくれました。
給食委員長の山下さん
無事に完食!
西さんへインタビュー
工夫した点は?
世界に誇れる宗像産の食材にこだわり、地産地消をキーワードに道の駅むなかたで食材を揃えました。
アピールポイント
彩りや栄養面も考えて、31種類もの食材を使ってレシピを考えるのは本当に大変でした。
愛美さんのお母様はとっても料理上手なんだそう。
きっと美味しいご飯をたくさん食べ、色々感じながら育ったおかげで、愛美さんも料理上手に育ったのでしょう。
こうやって親から子へ郷土の味が受け継がれていくのかな、とほっこりした気持ちになりました!
松本つぼみさんの作品「夏をふきとばせ!」
翌日の令和5年9月13日には、優秀賞を受賞した9年4組松本つぼみさんのレシピを再現した給食が、全校生徒に振舞われました!
松本さんの考えたレシピ
- まいたけご飯
- てりやきブロッコリーつみれ
- なすと胸肉の揚げびたし
- きゅうりときくらげの中華風酢の物
- 野菜たくさんカレースープ
- 牛乳
実際に令和5年9月13日の給食で出された献立
- まいたけご飯
- 照焼ブロッコリーつみれ
- クラゲのナムル
- 野菜たくさんカレースープ
- 牛乳
使用した地元食材
- 宗像産:米、ブロッコリー、きゅうり、なす、じゃが芋
- 福岡県産:しめじ、まいたけ、牛乳
松本さんの考えたレシピ
実際に給食で出された献立
「リクエスト給食なら、ポテトやからあげがいい」と話す給食委員の森さん
野菜が大好きだからおいしい!との声も
仲良く元気に完食する姿も見られました
松本さんへインタビュー
メニューのこだわったポイント
ブロッコリーのつみれなど、野菜が苦手な人でも食べやすいよう工夫しました。
野菜や胸肉(たんぱく質)など、バランスにも気を付けています。
受賞した感想
とても驚きましたが、家族や友達がおめでとうと言ってくれました。給食では、思った通りのものが出てきておいしいです。
料理は小学校6年生の春休みに時間があって始めたことがきっかけで、作っていて楽しいです。
食で引き継がれる地元愛
2人の宗像愛あふれる、個性豊かなレシピ。
食材選びから調理まで自分で行うことで、より地元食材に愛着が生まれるのではないでしょうか。
今回の献立は、これからも継続的に給食に出てくるそうです。
また新たな宗像愛レシピに出会えるのが楽しみですね。
- 2人のレシピや宗像市の学校給食の詳細は、下記関連リンクよりご覧ください
(レポートは原文のままで掲載しています)
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