令和2年度当初予算の概要 最終更新日:2021年4月28日 (ID:1083) 印刷 令和2年度一般会計予算【348.3億円(前年度比1.0億円減)】 予算は市の事業実施に必要となる経費の計画で、市は決まった予算に基づいて事業を実施していきます。令和2年度の予算の特徴、重点政策についてお知らせします。予算をわかりやすく解説した「むなかた市の家計簿」など予算関係の資料は、市のほか、各コミセンにあります。 歳入 歳入の増減 自主財源・前年度比6.7億円減 市税や基金からの繰入金など市の独自財源、自前の収入です。市税が前年度と比べ1.1億円増加している一方で、市債(借金)の繰上償還(繰上返済)の未実施などによる貯金の取り崩しである基金からの繰入金が7.1億円減少しています。 依存財源・前年度比5.8億円増 地方交付税や国県支出金など国や県から割り当てられる収入です。教育・保育給付費や子ども・子育て支援交付金などの国県支出金が増加しています。 用語の説明 地方交付税税収の多い自治体と少ない自治体の間の財源を調整するなどの目的で、いったん国が集めた税を自治体に再分配しているもの 市債市が行う公共施設の整備事業などの資金調達のため、金融機関などから借り入れたお金のこと 歳出 歳出の増減 東郷日の里線道路改良事業費や城山中学校整備事業費の増で投資的経費が1.4億円増加、障害児通所支援事業などの障害者介護給付費や生活保護扶助費の増で扶助費が3.3億円増加しています。一方、繰上償還の未実施で公債費が8.4億円減少しています。 用語の説明 扶助費社会保障制度の一環として、生活困窮者、子ども、障がいのある人らに対して行っているさまざまな支援に要する経費(例:児童手当、生活保護費) 公債費借金の返済金(元金と利子) 物件費物品の購入、業務の外部委託などにかかる経費 その他会計 予算の重点ポイント 以下の3つの政策テーマに予算の力点を置くとともに、事務・事業の効率化と経常経費の圧縮を徹底します。また今後も見込まれる社会保障関係経費の増加に備えて、基金と市債残高の管理も努めていきます。 1.防災・減災対策の強化=2.4億円 防災・減災関連事業を多方面から強化 ため池等整備事業費=1.3億円(ため池調査、改修、ハザードマップの作成) 消防施設費=0.7億円(消防施設、消防団装備の充実強化) 2.まちの魅力のさらなる向上=36.3億円 市が有する自然環境や歴史・文化、住環境などの魅力を向上 教育・保育施設型給付事業費=30.3億円(保育所の運営及び施設整備。定員増のための増築、分園設置など) 予防接種事業費=2.5億円(中学3年生のインフルエンザ予防接種費用一部助成制度の新設) 3.稼ぐ力の強化=10.7億円 総合的な定住化施策、企業誘致、起業化支援などの推進 ふるさと寄附事業費=5億円(ふるさと寄附による税外収入の確保) 中小事業者等支援事業費=2.3億円(中小企業支援及び新規創業者の支援) 新型コロナウイルス感染症対策 令和元年度一般会計追加補正予算=1.2億円 感染症予防対策、学校の臨時休校に伴う対応や中小企業者の資金繰り対策など、緊急に必要となる予算を令和元年度一般会計補正予算に計上しました。