医療機関・救急車の適正利用にご協力をお願いします 最終更新日:2024年4月26日 (ID:1736) 印刷 救急医療をめぐる現状 日本の医療は、医師の献身的な長時間労働により支えられてきました。一方で、長時間労働による医師自身の健康や医療の質・安全への影響が懸念されています。また、休日・夜間など救急医療の現場では、限られた人数の医療従事者で対応しています。そうした中、不要不急な軽症の患者が救急外来を受診したり、自力で通院できるにも関わらず救急車をタクシー代わりに利用する事が一部で発生しています。これらは、診療の待ち時間の増大や救急車の到着・搬送の遅れ、医療従事者の負担増加につながり、緊急性の高い傷病者の診療に支障を来たしかねません。 医師の働き方改革 令和6年4月から「医師の働き方改革」が始まりました。医師の長時間労働を改善し、医師が健康に働き続けられるような環境を整備する事で、患者に提供する医療の質・安全を確保すると同時に、将来にわたって持続可能な医療提供体制を維持していくための取組です。これまで時間外・休日労働時間の上限規制がなかった医師にも、年間960時間を上限として適用されます。そのため、誰もが必要な時に安心して適切な医療を受けられるように「上手な医療のかかり方」が大切になります。厚労省「医師の働き方改革」 上手な医療のかかり方 かかりつけ医を持ちましょう 質の高い医療を効率的に提供できるように、医療機関はその機能に応じた役割分担がされています。軽症の病気やケガの場合には身近な医療機関に受診しましょう。 診療時間内に受診しましょう 休日・夜間などの診療時間外に緊急性のない受診をすることは、医療従事者の負担を増やし、緊急性の高い重症患者の治療に支障を来します。普段から決められた診療時間内での受診にご協力をお願いします。 救急車を呼ぶか迷ったときは電話相談を利用しましょう 緊急かどうかを判断せずに救急車を利用してしまう事も、緊急性の低い診療時間外の受診につながります。救急車を呼ぶかどうか、今すぐ医療機関に行った方がいいか、など迷ったときは電話相談を利用しましょう。緊急性が高い時は救急車の要請を、そうでない時は症状に応じた適切な処置の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます。 子どもの症状は、#8000(つながらない場合は092-731-4119) 大人の症状は、#7119(つながらない場合は092-471-0099) 厚生労働省「上手な医療のかかり方」福岡県医師会「県民の皆様へのお願い」 関連リンク 福岡県の救急医療電話相談窓口(外部サイトにリンクします)