「不登校を支える・向き合う」講座に参加しました。 最終更新日:2022年6月8日 (ID:2637) 印刷 ある日突然、我が子が「学校に行きたくない」と言いだしたらどうしますか? 何で?何かあった??と親としては冷静にいられない自信があります。どんな対応方法があるのか知りたくて4月24日池野コミセンであった講座に参加しました。 講師は自閉症スペトラム支援士の大和貴子先生。不登校数が過去最多を更新し、2017年には前年比1万以上増えて14万人に達したこと。小学生は0.545(184人に一人)中学生は3.25%(30人に一人)が不登校ということになります。少子化なのに不登校は増えているんですね。考えられる要因や子ども自身が抱える特性、周囲の環境などは親の時代とは変わったとのこと。 初期段階 子どもが「行きたくない」と言われたときの対応が大切なことが分かりました。親の不安解消のために無理矢理行かせると子どもは「分かってくれない」と心を閉ざすので共感すること。親子で戸惑っている混乱期にすることは、気持ちや何があったかなど「整理する時間」。「親も子どもも環境もある程度の見守り期間は必要」と割り切ること。 長期化した場合 大切なことは生活のリズムは変えないで、声かけは続ける。毎朝「今日はどうする?」と休むかどうかは自分で決めさせる。学校(校長先生や教頭先生、コーディネーターの先生など)との連携を続ける。子ども同士の関わりや体験を通じて「学校に行ってみようかな」と思えるようなきっかけ作り・仲間作り。学校に行けても「辛い」と思ったら途中で帰ることが出来るようになど、今はいろんな対応が出来ることが分かりました。 自宅では環境作り 「心」を休ませる。そっと見守り話すことは否定せず共感する。 「身体」を休ませる。力が入って脱力できない子が多いそうです。少し体操などをするのもいいらしい。 「頭」を休ませる。好きなことに没頭させる。 私は嫌だけどゲームをさせるのもいいそうです。(ただし、始める前に終わる時間を決めて!) 不登校には正解は分からない。でも模索の仕方はある。どう模索しどう向き合うか。 不登校への向かい方は、自分への向き合い方と同じ。 この言葉が印象的でした。 転校やフリースクールなど選択肢はありますし、その子がその子らしく居られる場所が見つかるといいですね。 まずは、家庭の中で我が子が大切な存在であることを伝え続けて自尊心を高められるといいですね。失敗してもやり直せることを、普段から経験させておくことも大切だと思いました。 講師の大和さん(左)と主催の早川さん(右) 先生の経験も交えてわかりやすい講座です 質問にも答えてもらえます 主催者は宗像市池野のA電話番号ier Ciel (あとりえしえる)の早川さん 物つくりを通じて子どもたちの学びの場、そしてお母さんたちの居場所として2017年11月に新規オープンしました。黄色い壁、緑の屋根が目印です。2ヶ月に一度、開催されているciel(シエル)カフェ「おかあちゃん癒やされよう会」は今回の講座で6回目です。 ciel(シエル)カフェ「おかあちゃん癒やされよう会」 午前10時から=自閉症スペトラム支援士の大和貴子先生の講座(参加費:各500円) 正午から=ランチ今回は手作りカレー、サラダ、おやつ付き(参加費:500円) 午後1時から=ワークショップ、今回は「カレイドフレーム」作り(参加費:500円) キャンドル教室・ハーバリウム教室など、毎回食事やワークショップの内容が変わります。 次回の開催 日程:7月10日(水曜日) 申し込み方法:メールciel2862@gmail.com 電話:080-8385-1259(早川)(午後6時以降) 子育て中のお母さん達には、自分のための時間を過ごすことが何よりの贅沢ですよね。本当に癒やされました!ありがとうございます!! ワークショップでの作品(カレイドリース) ワークショップでの作品(ハーバリウム) おかあちゃん癒されよう会案内パンフレット 宗像には「不登校を考えるかたつむりの会」もあります。 不登校や行き渋り、子育ての悩みなど、1人で悩まずにみんなで一緒に話しませんかきっと気持ちも少し軽くなりますよ。 不登校を考えるかたつむりの会「臨床心理士を交えた 茶話会」 次回の開催(予約は不要) 日程:6月8日(土曜日) 時間:午前10時から正午まで 場所:メイトム宗像102会議室 参加費: 100円 問い合わせ先 090-1515-1267(世話役黒木) レポーター庄野