赤間小学校最後の台湾ミニ留学に行きました 最終更新日:2022年6月8日 (ID:2641) 印刷 28年続いた、赤間小学校と台湾の小学校の交換留学。台湾でお世話を続けてくださっていた台湾交流会代表の荘(そう)先生が引退するため、今年で最終回となりました。最後の募集には多くの申し込みがあり、赤間小4年生から6年生18名の留学が実現しました。 事前講習として北京語講座を開催 1回目はいつもお世話になっている李先生から、挨拶や自分の名前の発音を教えてもらい、2回目は台湾から結婚して日本に来た方に、台湾の日常生活などを交えて教えてもらいました。 台湾では校区が広く、通学は親や祖父母が車やバイクで送迎している 給食は食器を各自が持参して食べる 家ではお風呂に浴槽がなくシャワーだけ トイレットペーパーは使用後ゴミ箱に捨てる 日本とは違う台湾情報に、子ども達は興味津々に聞いてました。 先生からも 赤間小学校の代表として、日本の代表として行くこと 台湾を「学ぶ」、台湾の友だちと「つながる」 日本の友だちと「助け合う」ことが大切だと説明されていました 初めて日本語の通じない環境に行くのだから緊張すると思います。ペアになる赤間小のお友達とも協力して、助け合えたら良いですね。 いよいよ10月11日から3泊4日のミニ留学出発! 赤間小からは昨年に引き続き参加している子もいて、対面式では、以前台湾交流でホストファミリーだった子と久しぶりの対面に喜んでました。昨年7月に日本に来ていた台湾児童5年生は、9月に進級するため、今年10月には中学1年生。急に大人っぽくなっていて驚きました。 緊張している子もいましたが笑顔で温かく迎えてもらい、言葉は通じなくても挨拶や笑顔が大切なんだと実感できました。 対面式後、いよいよホームステイスタートです。 初めてホストファミリーに会って緊張します 台湾でお世話してくださる荘先生 赤間小と台湾の湖南小の校長先生 台湾では、10月10日の「双十国慶節(中華民国の建国記念日に相当。辛亥革命記念日でもある)」を祝うため、10月10日から13日まで四連休となります。休み明けの14日のお昼過ぎには出発しないと帰りの飛行機に間に合いません。日本の子ども達を受け入れるために、工夫して学校交流の時間を作ってくれました。 これぞ学校交流!旅行では出来ないことなので感謝です! 子ども達のおそろいのTシャツや先生・保護者のポロシャツは、湖北小学校PTA会長の彭(ポン)さんからのプレゼント。台湾と日本の交流を記念したオリジナルです。良い記念になります! 翌日から学校交流でお揃いで着ることにしました。 出会いを記念して、お互いに出し物を披露 日本の出し物ではソーラン節を披露。緊張と不安がまだ残っているのに、精一杯声を上げて汗をかきながら踊る姿が素晴らしいと、台湾の方も感動していました。 台湾の出し物はバイオリン。小さな児童が一生懸命弾いている姿はかわいくて、練習してくれたんだろうなと嬉しかったです。高学年のバイオリンは本格的で、すごい迫力でした。 昨年、我が家に来てくれた子が出ていたので我が子のように誇らしかったです。台湾では沢山の子ども達がバイオリンを習っているんですね。 日本からはソーラン節を披露 台湾はバイオリン。一生懸命でかわいい 高学年の演奏は本格的でした 長年台湾側のお世話を続けてくださっている荘先生のお話では、交換留学のはじめの方は、台湾児童を日本の冬に受け入れしていて、暖かい生活しかしてない台湾児童は自分の背より高い荷物を背負って来ていたとか! 寒さに慣れてないので、日本の家庭でもジャケットを着たまま布団に入って寝ていたらしい。受け入れ家庭も風邪を引かさないように気を遣っただろうなぁ。 留学事業は終了。今後のつながりを祈って・・・ 今回は、赤間小学校に転校してきて台湾留学のきっかけとなった楊(ヤン)さんが駆けつけてくれました。息子さんが台湾交流した西山台湾交流会のお孫さん・夢乃ちゃんが今年留学生として参加していたので、世代を超えた交流が実現しました。 息子さんの赤間小の台湾交流をきっかけに、長年お世話を続けてくださったことに感謝します。 西山台湾交流会の西山さんは「学校交流としては終わってしまいますが、個人同士のつながりが続いていくことを願ってます」と話しました。 初代留学生のヤンさんと夢乃ちゃん 他校視察ではバナナやマンゴーを発見 さすが南国の台湾。大きなバナナです 今回の留学で繋がることが出来た子ども達も、今はインターネットなどで連絡を取り続けることが出来るし、これを機会に世界のことに興味を持って成長してくれれば嬉しいですね。 今後も付き合いが続いていきますように ママレポーター庄野