宗像歯科医師会主催「宗像めざせ!8020」に行こう! 最終更新日:2022年6月8日 (ID:2642) 印刷 「80歳で20本以上の歯を保とう」という8020運動。 11月9日、メイトム宗像で「第23回宗像めざせ!8020」が開催され、たくさんの親子が参加していました。11月7日・11月8日は「いいな、いい歯。」の日なので、毎年この前後の土曜日に開催しています。 正しい磨き方を学べる「ブラッシング指導」 歯垢を赤く着色する液体でくちゅくちゅした後、赤く着色した歯垢をチェックしながら色が落ちるまでブラッシング。みがき残しが見えることで子どもにも分かりやすいブラッシング指導をしてもらえます。 噛む力をチェックできるガムや、唾液検査で歯周病のチェックも出来ました。 受付でもらった歯ブラシを使います 液体で赤くなった歯垢を磨いてみよう 力を抜いて優しくて磨いて、とアドバイスされていました 無料の歯科検診では泣いている子もいました。治療じゃないから痛くないよー。 お子さんを連れた親御さんも歯科検診できます。小さな子どもがいると、親御さんの病院には行きにくいので、すごくいいですね! 楽しいクイズラリーや手型の石膏模型もありました クイズラリーで歯の健康も学べます。某炭酸飲料500mℓには、角砂糖が約15個分入っているって!? 勉強になるなぁ。答え合わせをしたらお楽しみのくじ引きも出来ます。 大人も歯ブラシと歯磨き粉をいただけました。嬉しい。 クイズラリーに挑戦! 答え合わせの後はハズレなしのくじ引き 欲しい景品がいっぱいです 私のおすすめは手型の石膏模型のプレゼントです。歯型を取る材料を使っているので、手の細部まで取れる!我が子が小さな頃のぷくぷくした手がかわいいんです。あの頃はかわいかった。(遠い目) 手を開くのが難しい赤ちゃんは足形を取っていました。取り出す瞬間を見せてほしかったですが、石膏が固まるのに時間がかかるので、持ち帰ってから取り出すそうです。帰ってからのお楽しみですね。 手形石膏模型コーナー 手をピンクの型に押しつけます 石膏を入れてもらいました。取り出すのが楽しみ 宗像歯科医師会の赤間会長にお話を聞きました。 「3歳以下のお子さんの虫歯は、近年では減ってきています。その一方で小学生でも歯石がついて歯肉炎になっているお子さんが見受けられ、歯周病の低年齢化が危惧されています。歯周病は歯周病菌が引き起こす病気ですが、歯石はその歯周病菌のすみかになってしまいます。最近では私たちも虫歯で歯を抜くよりも歯周病で歯を抜くことの方が多くなっています。歯周病予防には定期的に歯医者さんに通って歯石とりをされることが大切です」 「噛むことで脳が活性化します。最近のお子さんはあまり噛まずに飲み込める柔らかい食事やおやつが多くなったせいか、顎の成長が不足している場合があります。このようなお子さんは永久歯に生え変わった時にスペースが足らずに歯並びが悪くなってしまう可能性もあります。ちゃんと噛むことで正常な顎の成長が期待できます」 そんな思いからイベントの中では、栄養士会による「歯に良いおやつの展示・試食」コーナーがあるんですね。 歯に良い食べ物をわかりやすく教えてもらえます 試食と家でも作れるレシピももらえます ポスターコンクールもありました 丈夫で健康な歯や顎のために「まごはやさしい」食品を積極的に摂取するといいそうです。 ま:豆類(大豆・あずき) ご:種実類(ごま・アーモンド) わ:海藻類(わかめ・のり) や:野菜類(根菜・青菜) さ:魚類(魚・貝) し:キノコ類(しいたけ・しめじ) い:芋類(じゃがいも・さつまいも) 顎や歯が丈夫になり虫歯を予防するだけでなく、消化を良くして脳の働きを良くする。満腹中枢が働いて食べ過ぎを防ぐそうです。よし始めよう!(ここ重要!) 参加して歯についての素朴な疑問を聞くことが出来ました。 「かかりつけの歯医者」に定期的に通うことで、過去のデータや変化にも気づけること、歯石は体質でたまりやすい人がいることなど、大人の参加もOKなので子どもから大人までみんなで参加して健康を維持したいですね! レポーター庄野