宗像の海で宝探し!「ビーチコーミング」 最終更新日:2019年2月19日 (ID:2654) 印刷 立春も過ぎ、日に日に春らしくなってきました。まだ少し肌寒い日もあるけれど、晴れた日の散歩はとても気持ちいい! そんな今の時期は、ビーチコーミング(浜辺に流れ着いた漂着物の観察・収集)に最適なんだそうですよ。ということで、去る2月19日、2歳の息子を連れて宗像の海へ散歩がてら漂流物集めに行ってきました。 素敵な貝殻がいっぱい!海のお宝ロード そうだ、ビーチコーミングに行こう 月刊予約絵本「ちいさなかがくのとも」の2020年度3月号 事の発端は、「うみのいいものたからさがし」という絵本でした。その保護者用の付録に、『ビーチコーミングには、季節風の影響で大きな波が立ちやすく、それに乗って漂着物が打ち上がりやすい1月から3月がオススメ』と書かれていたのを見て、それなら行かねば!と思い立ちました。 浜に打ち上がったものを拾い集めることは、縄文時代にも行われていた痕跡が残っているのだとか。宗像といえば海。海の民が住んでいた土地ならきっと面白いものが見つかるかも…早速潮位表を調べました。 ビーチコーミングにおすすめなのは、一般的には大潮の時がいいとされているそうですが、その本の著者は「大潮のときは打ち上がったものを沖合に連れ戻す力も強いので、干満差の小さな小潮の時がおすすめ」と書かれていたので、最寄りで都合がついた「若潮」の日に行ってみることにしました。ちなみに、台風が通過した数日後もいろいろなものが打ち上がるチャンスなんだそうです。 そうして朝10時半に出発。ビーチコーミングに最適ないい天気!温かいですが潮風に当たると寒そうなので、防寒はしっかりしていきました。 目指すは江口の北斗の水くみ海浜公園。ここはいつも海水浴で来るんですが、さすがに今の時期に人はいないだろうと思ったら、駐車場にずらりと並んだ車にびっくり!サーフィンを楽しみにきた人の車でいっぱいでした。 話を聞いてみると、今時期の冬型の気圧配置のときに、放射冷却が起きた後は陸に向かって大きな風が吹くそうで、打ち寄せる大波に乗るサーファーの姿を見ているととても気持ち良さそうでした。 管理事務所前に無料駐車場が約30台分、裏側にも広い駐車場があります 地元の人が多く、多いときはもっと来るのだそう ビーチコーミング開始! 長靴を履き、バケツを持って歩き始める息子。波の音が少し怖いようで、波打ち際にあまり近寄ろうとしませんが、いろいろな貝殻を見つけてからもう夢中。一生懸命探してはバケツに入れています。 私も大小様々な貝やシーグラス(ガラス片が石状になったもの)を見つけて興奮!他にももじゃもじゃな海藻や砂浜についた鳥の足跡を見つけたり、サンゴのかけらやイカの骨を見つけたり。これは大人もハマります。 のしのしと歩く息子 何やら大きなものを発見。おもしろいな 30分ほど散策。一旦、トイレ休憩を挟みます。北斗の水くみ公園はトイレ(利用時間は午前9時から午後5時まで)の他、無料の足洗い場やシャワーもあり、使い勝手抜群!管理事務所の建物の上にはとても眺めの良い展望台があります。 展望台には、ここから見える「七夕伝説発祥の地、大島」にちなんだ「幸せの鐘」があり、織姫と彦星が1年に1度仲良く過ごす中津宮の方に向かって鐘を鳴らせば、2人のように仲良く幸せになるのだとか。 トイレにはベビーシート・ベビーキープあり(水着などの着替えはできません) 足洗い場とシャワー。無料なので夏の海水浴はやっぱりここ! 結構大きな音がしますので小さなお子さんが鳴らす際は心して 展望台にはスロープがあるのでベビーカーや車いすでも上れます お次はさつき松原へ さつき松原遊歩道の中にある駐車場に車をとめて展望所側に降りました。 さつき松原遊歩道案内マップ。現在地と書かれているところです クロマツについての案内板もあります 親子トイレもあるきれいなトイレがありました 展望所でお弁当を食べて、さあ2回戦開始!浜辺に降りてびっくり!漂流物がたくさん!少し場所が離れただけでこんなに変わるんですね。貝殻がたくさん打ち上げられていて、貝殻ロードができていました。大きな貝がたくさん! 奥に西日本における海女発祥の地と言われる鐘崎港が見えます 打ち上げられたものの種類もさっきとは様変わり 地島がよく見えます 巻貝を食べたまま打ち上げられたヒトデを発見 打ち上げられ、カピカピになったわかめ 食べたくなったので道の駅で旬のわかめを購入 私も息子も大きな貝やきれいな巻貝などいろいろな貝を拾えて満足!打ち上げられたわかめを見てわかめが食べたくなったので、帰りに道の駅むなかた(http://www.michinoekimunakata.co.jp/)でわかめを購入。湯通ししてあるのでそのまま食べられます。歯ごたえも風味も最高! 家に帰ったら、集めた貝で子どもたちが貝殻屋さんを始めました。今日拾ったお気に入りのものをビンに入れて、海の瓶詰めを作るのも楽しいですよ。 息子が集めた海の宝物 持ち帰った貝殻を集めて貝殻屋さんごっこが始まりました 好きなものを選んでビンに入れて日付シールをつけたらかわいい思い出に きれいな海であるように宗像でできること ビーチコーミングをしていると、たくさんの漂着物の中にはもちろんたくさんのゴミもあります。今回見つけただけでもビニール、ビン、缶、プラゴミ、長靴、ポリタンクなどなど、数え上げたらきりがありません。 大小さまざまなゴミ 海外からのゴミも。同じように日本のゴミもどこかの国へ 世界的にマイクロプラスチック汚染が深刻な状況ですが、これだけのゴミを見ると、実際身に詰まされました。宗像市でも、海岸清掃に参加出来る機会があります。 さつき松原プロジェクト ラブアース・クリーンアップ(http://www.j-ecoclub.jp/ecoreport/detail.php?id=8962) これからも海で遊ばせてもらうためにも、ぜひ今後も参加したいと思いました。 環境美化活動ボランティアの募集も随時行われています。 対象:宗像市内で環境美化活動を行う人(個人・団体は問いません) 場所:海岸、河川、道路、公園等の公共の場所、家の周辺や散歩コースなどの身近な場所 (注)落ち葉や流木などの自然物は回収対象外 詳しい内容は、下記関連リンクをご覧いただくか、お問い合わせください。 問い合わせ・申込先宗像市役所環境課電話番号:0940-36-9092 ママレポーター徳永