親子ぶらり街道歩きin赤馬館の開館6周年記念イベント~12月12日レポート~ 最終更新日:2020年12月12日 (ID:2671) 印刷 こんにちは。ママレポーターの徳永です。 朝晩の冷え込みが深まってきた今日この頃ですが、まだ日中の日差しは暖かく、晴れた日は何をするでもなく出歩きたくなります。そんなところに赤馬館開館6周年記念イベントの情報を知り、4歳の娘と参加してきました。 街道の風情が漂う赤間宿の町角 江戸時代の面影を残す赤間宿と赤馬館 私は街道歩きが好きで、ときどき界隈の歴史を学びながら旧街道をぶらぶら散策します。ここ宗像市内にも、古代から利用され江戸時代に参勤交代のための道として整備された、小倉から唐津へとつながる「唐津街道」と呼ばれるルートが通り、原町や赤間地区に今もその風情を残しています。 赤馬館のある一帯は江戸時代から明治時代まで、街道を往来する人々が宿泊する場所「宿場町」として栄え、今もその名残を随所に見つけることができます。赤間宿はコンパクトに要所がまとまっていて、昔の面影を残す建物が和洋折衷さまざまに活用されているのが魅力だなあと思います。赤間宿の灯篭もかっこいいですし。 青空に映える白壁が美しい赤馬館 そんな赤間宿の中心に6年前に完成したのが「街道の駅赤馬館」です。 赤間宿の特徴でもある「かぶと造り(屋根の形が兜に似ていることから付けられた名称)」の商家を再現した建物で、喫茶コーナーや赤間宿の解説コーナー、ワークショップや講座が開催される和室や宗像の特産品を集めたおみやげコーナーなどがあり、情報とにぎわいの発信拠点になっています。 豊富な品揃え。私もおみやげを時々ここで調達します 開館6周年、ありが10(とお)の10日間で様々なイベントが行われました そんな赤馬館の開館6周年イベント、11月13日から23日の期間中、街道を歩きながらひみつの文字を探すウォークラリーがあったので参加しました。「宗像のテンちゃん」がコラボ!宗像を盛り上げようと日々活躍している宗像生まれの可愛いゆるキャラです。 正解者にはテンちゃんとは描かれた赤馬館オリジナル缶バッジがもらえると聞いて俄然はりきる娘。14日にはテンちゃんが赤間宿を散策していたのだそう。会いたかったなあ! 赤間宿の街道を歩きながら、ひみつの文字が隠された12か所のポイントを探します マップを凝視する娘。マップは読めないけど缶バッジはほしい 私も赤間宿を歩くことはありましたが、こんな風にゆっくり宿場内のお店を廻るのは初めて。ひみつの文字を見つけて喜ぶ娘と一緒にゆっくり街道歩きを楽しみました。 酒蔵開きの時に度々訪れる勝屋酒造さん のんびりメダカを探してみる時間も楽しい 電器屋さんが子どもたちのためにシャボン玉コーナーを作ってくれていました ハナウタコーヒーさんの店内ではちょうど家具屋さんの展示販売イベントが行われていました お店の人も気さくに話しかけてくれて、楽しく廻ることができました。街道歩きは街道の造りや界隈の建物の風情も魅力なんですが、今もその土地に暮らす人たちの息遣いを知ることでさらに楽しめる気がします。古今東西、様々な観光地がありますが、街道歩きはその土地の人を間近に感じられ、その土地の魅力を知るには最適ではないでしょうか。 12の文字を見つけ出し、缶バッジをゲットして喜ぶ娘 先着300名がもらえる赤馬館とテンちゃんのコラボ缶バッジ 食事処や体験プログラムも魅力的 ウォークラリーの後は、赤馬館の喫茶コーナーでお昼ごはん。こちらの喫茶コーナーは日替わりで様々なお店が入るので、日によっていろいろなメニューを手ごろな価格で楽しめます。この日は「和かふぇ豆だぬき」さんが担当でした。子ども用のイスもあり、子連れでもOKなアットホームな雰囲気でホッ。 スープカレーランチとメンチカツランチをいただきました お腹が落ち着いたら、11月21日限定で開催された「幸運の馬蹄アート」も体験してきました。ヨーロッパでは「幸せを招く幸運のお守り」とされ、家庭の玄関などに飾られるという馬蹄(ばてい)。「U字型で幸運を受け止める」という意味を持ち、ジュエリーのモチーフなどでも人気ですよね。 今回のこちらのワークショップでは、本物の馬蹄に造花やシールで自由に装飾!年中の娘でも楽しく作れる内容でした。たくさんの造花やシールに目移りしながら一緒に作り、完成したあとはうれしそうに首から下げていました(笑) どの色にしようか考える娘 できたよー!完成して嬉しそう 赤馬館の入り口には、食事やお土産を購入すると、その日から利用可能の100円クーポンがもらえるアンケートの案内が。スマホでらくらく回答でき、早速クーポンをゲットして利用させてもらいました。 2021年3月末までの先着200名ということなのでお早めに! 新型コロナ禍でもできることを。地域の方に愛される赤間宿へ 今回の周年記念イベントについて、赤馬館の長尾館長にお話を聞かせていただきました。 「今年は新型コロナウイルスの感染拡大で様々なイベントが中止を余儀なくされた中で、赤馬館は宗像市の東部観光拠点施設として、情報発信や街道の活性化を担ってきました。開館記念イベントも昨年の秋の3大祭りのような規模のものはできないものの、何か賑わいづくりにつながることはないかとみんなで知恵を出し合っていました。コロナ禍では人を集中させることができないので、会期を一日ではなく『ありが10(とう)』にかけて10日間に延ばし、ウォークラリーやおススメの本の総選挙・ビブリオバトル、トークイベントや和装着付け体験など10のイベントを企画し、開催しました」と長尾館長は話してくれました。 バラエティに富んだ内容は、赤馬館のこれまでとは異なる可能性を引き出したイベントとなったのではないでしょうか。 赤間宿には『保存会』という名称の団体はありませんが、地元の方それぞれがグループを作り、できることを協力しながら宿場の名残を保ち、賑わい作りをしてきたのだそうです。「街道沿いに若い人や新しい店が入ってきて、また少しずつ活性化している。これからもっと宿場の賑わいを復活させていきたい」と語る長尾館長。 まだ新型コロナの傾向に予断を許せませんが、今回のように来訪者を分散するなどのアイディアを出しながら、ウォーキングイベントを絡めたり、周辺の地域と連携を取りながら仕掛けていきたいと話されました。 お話を聞かせていただいた長尾館長 通常イベントでは、赤馬館で和装の着付け体験、宿場内の萩尾邸での抹茶体験などの体験プログラムも用意されています。(要予約・問い合わせは赤馬館へ) 遠方へはなかなか行きづらいこの機会だからこそ、ゆっくり時間を贅沢に使って地元の再発見を楽しんでみてはいかがですか? 赤馬館では12月もクリスマスの音楽イベントやしめ縄づくりのワークショップなど様々なイベントが開催されます。HPやSNSで情報発信されているのでぜひチェックしてみてくださいね。 赤馬館HP https://www.akamakan.info/(外部サイトへリンクします) 赤馬館Facebook https://www.facebook.com/akaumakan(外部サイトへリンクします)