イチゴ農家のみなさんと交流!イチゴのオンライン農業体験ツアーに参加しました~3月28日レポート~ 最終更新日:2022年3月28日 (ID:2700) 印刷 こんにちは、ママレポーターの新田です。春の訪れを感じる「イチゴ」の季節がやってきました!市内のスーパーや産直市場で美味しそうな真っ赤なイチゴを見かけると、我が家の子どもたちはいつも吸い寄せられていきます。福岡県はイチゴの産出額が全国2位!その中でも宗像市は昭和30年代、県内でいち早くイチゴの出荷を始めたことから「イチゴのふるさと」と言われているそうです。今回は宗像のイチゴについて知るため、宗像市で行われた「イチゴのオンライン農業体験ツアー」に参加。自宅で実際にイチゴを味わいながら、イチゴ農家さんから生産過程や美味しいイチゴの見分け方を学びました。 オンラインツアーの募集要項(市広報紙2月1日号掲載) 自宅にいながら楽しめるオンラインツアー 今回のツアーは「視聴のみ」と「博多あまおう2パック付き」と選べましたが、迷わずあまおう付きプランを選択しました。イチゴはツアーの開催2日前にクール便で自宅に到着。せっかくなので、ツアーに参加しながら食べたいと思い、冷蔵庫でそのまま保管しました。 食べるのが待ち遠しい、美味しそうなあまおうが到着 ツアーは無料ウェブアプリZoomで開催。長引くコロナ禍でZoomを活用する機会も増えてきましたね。アプリを事前にダウンロードしておけば、送られてくるURLをクリックするだけでいいので、簡単に参加できます。今回は家族みんなで参加できるよう、タブレットをテレビにつなげて視聴しました。 なぜかタブレットの前に陣取り開始を待つ子どもたち ツアーは県内の他、関東・関西からの参加もあったようで、まずは宗像市や市へのアクセス方法などを紹介。市内のイチゴハウスから中継し、ハウス内を見せてもらったり、イチゴができるまでの過程を教えてもらいました。 参加型ツアーで子どもも楽しめます 子どもでも参加できるような「あまおうクイズ」も出題されました。ここで、ツアー内で出題されたクイズを1つ紹介します。 Q「あまおう」の名前の由来で間違っているものは?(クイズの解答はレポートの最後へ) あまい まるい おおきい うまい Zoomの投票機能を使用することで、実際に解答するだけでなく「どの項目に何%の人が解答した」なども分かり、参加者同士のつながりも感じられました。うちの幼稚園児にはちょっと難しいクイズでしたが、「家族で考え、子どもが投票ボタンを押す」という楽しみも。こちらで話している会話が主催者や他の参加者に聞こえないようマイクもオフにしていたので、途中子どもが大声を出したりしても気にならず、ツアーを見ながら家族間の会話も弾みました。 規格違いのイチゴを比べながら試食 参加者はチャット機能を使って随時、質問やコメントをすることもできました。「イチゴを食べながら見ていますよ」という他の参加者のコメントを見て、我が家も試食することに!ところで今回郵送されてきた2パックのイチゴですが、それぞれ大きさが違いました。 左:デラックス、右:グランデ 左のパックはイチゴの大きさがそろっている「デラックス」 右のパックは形が若干悪い「グランデ」 どちらも店頭で販売しているそうです。 イチゴは重さや形によっていくつかの規格があり、今回はあえて2つのタイプを用意したそう。実物が目の前にあったので、比較がとても分かりやすかったです。形のそろったイチゴと、形が良くないけど大きいイチゴ・・・子どもたちはどちらを食べるかな?と思っていたら、あっという間になくなったのは大きい「グランデ」のイチゴでした(笑) みんな大好きなあまおう!美味しくいただきました この後、令和2年のイチゴの出荷分から稼働を開始したばかりの「パッケージセンター」内の様子を見せてもらったほか、3人のイチゴ農家の方が登場。〇×形式での座談会や美味しいイチゴの見分け方・食べ方についてのお話がありました。 パッケージセンターの様子は、「JAむなかた」YouTubeでも紹介しています(外部サイトへリンク) イチゴ農家のみなさんによる美味しいイチゴの見分け方・食べ方 ヘタの方まで赤いイチゴや艶や光沢のあるイチゴを選ぶと良い イチゴは先の方が甘いため、ヘタの方から食べると美味しい さまざまな質問に答えてくれたイチゴ農家のみなさん(宗像市認定農業者協議会より提供) ちょうど試食しながら聞いていたので、さっそくヘタの方から食べてみました。確かに最後に一番甘い部分を味わえるのでとても甘い!!甘いイチゴがさらに甘く感じられました。最後は市内の卵、米・麦・大豆、キャベツ、サトイモ農家さんも登場し、宗像市で採れる農作物の紹介も!おすすめの食べ方や選び方について教えてもらい、盛りだくさんの1時間でした。 市内の農家さんたちが大集合!全国に向けて宗像の農作物をPRしました(同協議会より提供) 宗像市認定農業者協議会について 今回ツアーを企画したのは宗像市認定農業者協議会のみなさん。出演した農家さんを含め市内の農家さんからの組織で、勉強会、研修会などを開きながら資質向上に努めています。同協議会が主催する一大イベントは、毎年10月に行われる「枝豆狩り交流会」。「むむハグ」のママレポートでも過去に何度か紹介しており、この交流会を楽しみにされている人も多いのではないのでしょうか?我が家も宗像に引っ越してきてすぐに参加し、「宗像にはこんな楽しい収穫イベントがあるんだ!」と感動しました。 枝豆運びを手伝ってくれた当時1歳の末っ子はもう4歳に今年こそは参加したい! 「枝豆狩り交流会」はここ2年、新型コロナウイルスの影響で中止が続いています。コロナ禍でも「消費者との交流」や「宗像市の農産物のPR」が出来ないかと考え、時期的にもシーズンだったイチゴのオンラインツアーを企画したそうです。 宗像市認定農業者協議会会長・岩佐洋一さんより話を伺いました オンラインツアーを終えて 新たな試みということもあり苦戦する場面もありましたが、当日は天候にも恵まれ、無事にオンラインツアーを実施することができました。ツアーではイチゴ農家だけでなく、さまざまな品目の農家も出演し、生産物の紹介を通して宗像市農業の魅力を発信しました。また、遠方の方でも宗像産の農産物を楽しむ方法として「JAむなかた楽天市場」「ふるさと寄付」の紹介など、幅広くお知らせしました。世の中の情勢で明るい兆しはなかなか見通せない中、宗像市から全国に向けて農業の魅力と元気を発信できたのではないかと感じています。宗像市認定農業者協議会では、今後もさらなる宗像市農業振興に寄与すべく、創意工夫をし、コロナ禍に寄り添った方法でさまざまな取り組みを行っていきます。 いちご祭りで色々なイチゴメニューを楽しもう! 今回のオンラインツアー以外でも、宗像でイチゴを味わうことのできるチャンスはまだまだあります。3月15日から4月30日には、宗像市内を中心に「宗像いちご祭り」が開催!菓子店・カフェなどを中心に、居酒屋・フレンチ店・醤油店などでイチゴを使ったオリジナル商品やメニューを堪能することができますよ。スタンプラリーやSNSでのハッシュタグ投稿キャンペーンでは、豪華賞品が当たるかも!?ぜひ、宗像のイチゴを味わってみてくださいね! 「宗像いちご祭り」詳細はこちら (レポートは原文のままで掲載しています) クイズの正解は1。「あまい」ではなく「あかい」でした。 (名前の由来には入っていませんが、糖度の高さもあまおうの魅力です)