世界は広い!国際交流を体験してみよう「海外福岡県人会子弟交流事業」~3月11日レポート~ 最終更新日:2023年3月11日 (ID:2722) 印刷 こんにちは、ママレポーターの小野です。新しい一年が始まり、あっという間に3月。季節は少しずつ春に向かい、庭にある桃の木が花をつけ始めました。そんな今日この頃ですが、去る1月15日、まだ底冷えする寒さの続く日曜日に、「海外福岡県人会子弟との交流事業」に参加。今回はその体験をレポートしたいと思います。 福岡県人会子弟:福岡にルーツを持つ海外の子どもたち 海外福岡県人会子弟との交流事業 福岡県国際交流センターが主催する県人会担い手育成事業(招へい)。来宗する県人会子弟と一緒に日本文化(けん玉、ゲーム、日本食など)を楽しみ、交流を深めるために開催されました。 主な参加者 県人会子弟14人(ブラジル、パラグアイ、コロンビア、アルゼンチン、ペルー、メキシコ、カナダ、アメリカの小学5年生から中学2年生) 福岡教育大学の大学生8人(日本人6人、留学生2人) 市内在住の小中学生14人 開催直前、市内在住の参加者が集まってイベント内容や段取りの打ち合わせ。皆さんが到着するまでみんなドキドキしていました。 参加国はこちら しっかり打ち合わせをします いよいよ子弟のみなさんが到着! ようこそ宗像へ!県人会子弟の皆さんを拍手で迎えます。緊張した面持ちのをほぐすため、まずは自己紹介とちょっとしたゲームを楽しみました。 緊張した様子の県人会子弟たち ゲームではリラックスして笑顔に 交流会が始まると、参加者を3グループに分けて順番に日本文化を体験する各ブースを回ります。 けん玉ブース。みんな夢中! 折り紙ブースでは鶴やメダルを折ります ゲームブースは特に大盛り上がり! 日本食ブース。お好み焼きも上手に焼いてます! 自分で作るとより美味しいですね 2時間ほどの交流でしたが、終わる頃にはみんなすっかり打ち解けていて、あちこちから「もう終わり?!」などの声も。名残惜しいですが、思い出に記念撮影をして別れを告げました。 いつかまたどこかで会えるといいですね 参加した県人会子弟の声 ペルーからの参加者 元々日本に住んでいたことがあり、その時に日本語も覚えました。しかし幼い時の記憶があまりなく、自分のルーツを探りたくて福岡の大学に留学。今回の交流会に参加しました。滞在中は、城めぐりや博多ラーメンなど観光を楽しみたいです ハワイからの参加者 日本の日常生活などに興味があり、今回の交流会に参加してみました。折り紙やけん玉、料理などいろいろなブースがありましたが全部楽しかったです。 おわりに 新型コロナウイルスにより、世界中がパンデミックに陥ってから3年が経過。未だに世界中で不安定な状況を繰り返していますが、経済を回すために通常の生活に戻りつつあります。コロナ禍の日本では、感染防止対策として多くの子どもたちが閉鎖的な生活を余儀なくされ、本来あるべき”学びの場・学びの時間”を3年間に渡りコロナによって奪われました。これは将来を担う子どもたちにとって一大事です。感染対策はもちろん必要ではありますが、子どもたちの学びの時間をいつまでも留め置くことはできません。グローバル化が進む中、少しでも子どもたちが人と触れあい、いろんな文化に触れることができるよう、そして触れあいの中から他者を認め合う気持ちを養い、想像力をもって新しいものを生み出し、世界とコミュニケーションができる能力を養う―――これらを目標として、宗像市は”グローバル人材育成事業”の中長期的計画をスタートさせました。今回の交流事業もその一環です。我が家からも長男が参加し、多くの方々と触れあいましたが、やはり子どもたちのもつ力は無限。初対面にもかかわらず、最初のわずか数分のほんのちょっとしたコミュニケーションゲームで距離がぐっと縮まったのです。今はわからずとも、この経験が無意識において”コミュニケーションの成功体験”として心に残り、やがて大人になったときに活かされると信じています。未来を担う子どもたちに必要な資質や能力を養うことができる”グローバル人材育成”の取り組み。まだ参加したことがないご家庭は、ぜひ一度経験してみてください。きっと世界が広がりますよ! (レポートは原文のままで掲載しています)