家族で初めて大島に遊びに行ってきました!~8月28日レポート~ 最終更新日:2022年8月28日 (ID:2740) 印刷 こんにちは、ママレポーターの新田です。皆さんは、宗像大島に遊びに行ったことはありますか?「すぐそこに見えているけど、行ったことが無い」「行ってみたいけど、子どもを連れていけるかな?」「どんなことが楽しめるのかな?」と思っている方も多いのではないでしょうか。「七夕伝説発祥の地」とも言われている大島。今回は七夕の雰囲気が感じられる「七夕Month」(7月7日から8月7日)の期間中に、家族で初めて大島を訪れました。日帰り旅を通じて感じた子連れでの楽しみ方や、おススメの観光地・移動手段なども紹介したいと思います。 大島に行く前に考えたい島内の交通手段。子連れ旅は徒歩かバスがおススメ 神湊港渡船ターミナル。待合室には授乳室もありました 乗船したフェリー「おおしま」。時間帯によっては旅客船「しおかぜ」が運航 大島港渡船ターミナルに到着! 神湊港渡船ターミナルからフェリーで約25分。天気も良く、旅客船より大型のフェリーということもあり、揺れもほとんどなく大島に到着しました。大島観光でまず考えたいのが、現地の移動手段。徒歩・レンタサイクル・バス・レンタカーが主な手段です。フェリーだと神湊から自家用車を乗せて渡ることもできます(事前予約必要)。実際に大島に行ってみると、レンタサイクルやレンタカーを使っている観光客の方を多く見かけました。ただ、レンタサイクルは大人の1人乗り用しかないですし、レンタカーはチャイルドシートなどの問題もあるので、小さいお子さんと一緒に観光するなら徒歩かバスがおススメです。バスは1時間に1本程度の運行なので、帰りの乗船時間も考えつつ、出発前にあらかじめ観光ルートを考えておきましょう! 宗像大社中津宮に行く前に「祈り星」を購入 大島港渡船ターミナルの売店で「祈り星」を発見。宗像大社中津宮の境内を流れる「天の川」でお清めをすると願いが叶うという話題のパワーストーンです。パンフレットやHPで見た色鮮やかな祈り星に魅せられ、一つ購入しました。一つ一つ色も形も違う硝子の石。どんな石が出てくるかは後程のお楽しみです。 祈り星は大島ターミナルのほか、むすびカフェ(後述)でも購入できます ターミナルから徒歩5分!七夕伝説発祥の地「宗像大社中津宮」でお参り 購入した祈り星と共に、宗像大社中津宮へ。鳥居をくぐり、急な階段を上ると七夕の吹き流しが出迎えてくれました。 宗像大社中津宮。本殿はここから急な階段を上ったところにあります 階段を上り切ったところ。振り返ると鳥居や海が見えます 宗像大社中津宮の本殿 宗像三女神の一人、湍津姫(たぎつひめ)が祀られている宗像大社中津宮は「七夕伝説発祥の地」と言われ、境内を流れる川は「天の川」と呼ばれています。その天の川を挟んで織女(しょくじょ)神社と牽牛(けんぎゅう)神社が祀られていることから、「七夕Month」の期間中は、特別御朱印を限定で発行しています。こちらも私のお目当ての1つでした! 2つで1つの御朱印。期間限定の特別御朱印を拝受しました社務所横の道を下っていくと見えてくるのは湧き水スポット「天ノ真名井」(あめのまない)。ひしゃくも用意され、湧き水を飲むこともできます。 パワースポット「天ノ真名井」 天の川で祈り星をお清め ターミナルで購入した「祈り星」はこちらで開封。包みを開けると紫色で少し金粉が散りばめられた綺麗な祈り星が入っていました。 紫が大好きな娘、大喜びでした包みの中にお清めの方法が書いてあるので、説明に沿って天ノ真名井でお清めし、願いを込めました。大島に遊びに行った記念として持ち帰ることができるお土産があるのは嬉しいですね。どんな石に出会えるのか、開ける楽しみ、集める楽しみもあります。 祈り星や、お清めの方法については、「祈り星」公式HP(外部サイト)をご覧ください 「天ノ真名井」の脇を流れる天の川!織女神社と牽牛神社の間に流れています 織女神社(左)と牽牛神社(右)。織女神社のすぐ前を「天の川」が流れています 宗像大社中津宮では毎年旧暦の7月7日(8月7日)に「大島七夕まつり」が行われ、島民の皆さん手作りの竹灯籠などで本殿の周りは幻想的な光に包まれるそうです。こちらもぜひ訪れてみたいです! 令和4年度の「大島七夕まつり」は、感染症対策のため中止となりました。来年は開催されるとよいですね。参加を希望される方は、事前にお問い合わせください 灯籠により幻想的な雰囲気が広がります(市元気な島づくり課提供) 観光バスに乗って風車展望台・砲台跡へ 大島の七夕の雰囲気を感じることができたところで、一度大島港渡船ターミナルに戻り、大島観光バス「グランシマール」に乗車。ここから、島一番の絶景スポット「風車展望所・砲台跡」へ向かいます。涼しい車内で休憩しつつ、急な坂道を揺られること約15分で到着しました。 1時間に1本程(1日7便)運行する大島観光バス「グランシマール」 開放感のある絶景スポットです! 「砲台跡」のバス停で降車して小高い丘の上に立つと、眼下には島一番の絶景が広がっていました。草木の緑、海や空の青に風車のオレンジが映えた大島のパンフレットでよく見るおなじみの風景。実際に訪れてみるとスケールの大きさに圧倒されます。天気が良いと、この場所から沖ノ島も見えるそうですが、残念ながらこの日は見えませんでした。また、駐車場横には日露戦争の慰霊碑も建立されているなど、歴史を感じられる場所でもあります。次のバスは1時間後だったので、のんびり風車まで歩くことに。写真で見ると遠く感じますが実際歩くとそれほど遠くないので、体力に余裕のある方はぜひ風車まで行ってみてください。 日差しは強かったですが、日陰は海風が吹くと涼しかったです 大島のターミナルからは結構距離がありますが、風車と砲台跡は島の代表的な観光スポットということもあり、1時間の滞在中、自転車・レンタカー・ノルディックウォーキングなどで訪れたさまざまな観光客に出会いました。しかし、次のバスを待っていたのは私たちだけだったこともあり、見渡す限り人がいない!という時間もしばしば(笑)。遊歩道を歩きながら、子どもと昆虫を探したり、虫の声を聞いたり・・・大島の自然の豊かさを感じることができました。季節によっては菜の花やひまわり畑も登場するこの場所は、撮影スポットとしてもおススメの場所です。 駐車場にはトイレ(ベビーベッド付きの多目的トイレもあり)はありますが、売店等はありません。バスを待つ間のおやつや飲み物はあらかじめ準備しておきましょう 海を見ながら「むすびカフェ」でランチ。子どもが遊べるブランコも 再びバスに乗り「大島交流館」で下車した後は、かんす海水浴場前の「むすびカフェ」で昼食をとりました。ちょうどお昼時で店内が混雑していたので、外のテラスで食べることに。お店の前にはブランコやハンモックがあり、注文を待つ間子どもたちは楽しそうに遊んでいました。店内には子ども用の椅子やおもちゃもあり、子育て世代にも優しいカフェです。 むすびカフェ お店の前にあったブランコやハンモック。ハンモックの中にも我が子が1人入っています(笑) 漁師サンドとレモネード。大島近郊で獲れた魚を使っています 「祈り星」発案者の「むすびカフェ」草野さんに誕生秘話を伺いました 「むすびカフェ」オーナーの草野結実さんは、大島在住の女性3人で島のPR活動を行っているグループ「しまカフェ」のメンバー。「祈り星」発案者の1人でもあります。草野さんから祈り星の誕生秘話を伺うことができました。 草野さんの声 祈り星は2018年から販売しています。それまでは、島の食材を使ったお土産開発などをしてきましたが、活動の中で賞味期限や加工場所、島の食材を通年仕入れる難しさなどを感じていました。「食べ物だけでなく、観光客の皆さんの記憶や形として思い出に残るものを作りたい」と考え、大島の「七夕伝説」を活用した“行動を伴うお土産”を作ろうと考えたのがきっかけです。イベント出店の際に粋工房さん(宗像市のガラス工房)と出会い、たまたま目に入ったカラフルな色のガラスの箸置きに一目ぼれ。企画を説明し、祈り星専用に作って頂けることになりましたその他「しまカフェ」が開発したメニューとして、甘夏の果汁を使ったジェラートやシャーベットなどがあり、道の駅むなかたで通年販売しています。収穫から皆さんで行われているそうですよ。今後の「しまカフェ」の活動も楽しみです! むすびカフェオーナーの草野さん かんす海水浴場&大島交流館 昼食後は、むすびカフェの目の前にある「かんす海水浴場」でちょっとだけ水遊び。この日は海水浴をする予定ではなかったのですが、やはり子どもたちは海を見たら入らずにはいられません!足だけ入って貝殻や海藻を観察していました。荷物バッグに余裕があれば、タオルや着替えは必須です。この日、海水浴をしている人は少なかったですが、夏休みに入ると大勢の海水浴客でにぎわうそうですよ。 水が透きとおって綺麗でした! むすびカフェの横にトイレ・シャワー室もあります(シャワーは5分200円) 大島交流館 水遊び後は海水浴場前の大島交流館にも立ち寄りました。こちらでは、沖ノ島から一番近い場所で生まれ育った島民の皆さんの生活風景や沖ノ島への思いなどを学ぶことが出来ます。大島在住のボランティアガイドさんも常駐しており、歴史や文化などを教えてもらえます。帰りの船の時間が迫ってきたので、日帰り旅はここで終了。大島交流館からは歩いて大島港渡船ターミナルに向かい、大島を後にしました。最後に、今回私たちが実際に訪れた 観光ルート(PDF:174.6キロバイト) のご紹介です。 夏の良い思い出になりました! 子連れでも楽しめる大島日帰り旅行 大島に行くまでは、「子どもと一緒に船に乗ってお出かけはちょっとハードルが高いのでは?」と感じていましたが、行ってみると気軽に行ける距離で、十分楽しむことができました。実際に行くことで大島がグッと身近になったような気がします。また、子どもが幼稚園児のため今回は行きませんでしたが、小学生以上のお子さんがいるご家庭はターミナルから歩いて10分ほどの「うみんぐ大島」もおススメ。釣りはもちろん、磯の観察や海洋体験などのさまざまなアクティビティーも楽しめます。 大島海洋体験施設 うみんぐ大島 (外部サイト) 自然豊かで歴史も感じられる大島!ぜひ、皆さんも遊びに行ってみてくださいね! カナディアンキャンプ大島牧場(外部サイト) 小さいお子さんでも楽しめる馬たちとの触れ合いや乗馬体験がおすすめです! (レポートは原文のままで掲載しています) 関連リンク 大島渡船運行時刻表大島観光バス「みあれ号&グランシマール号」(12月1日から翌3月中旬までは運休)大島観光スポット