春に彩りを添えてくれる、いちご祭りの楽しみ方~5月14日レポート~ 最終更新日:2022年5月14日 (ID:2748) 印刷 こんにちは、パパレポーターの久田です。今回のテーマは「宗像いちご祭り」。毎年3月中旬から4月末まで開催され、市内各店舗のいちご商品が楽しめるイベントです。 パンフレットから楽しさが伝わってきます 宗像市の広報紙を読んで初めて知ったのですが、パンフレットを手にして驚いたのはその規模の大きさ!今年は38の店舗が参加し、大盛り上がりを見せてくれました。 参加店舗は38店舗! まずは、道の駅で販売された「宗像産あまおう」などのいちごや関連商品、いちご狩りの様子、いちごを使った私なりの楽しみ方、3つのポイントに分けて紹介します。 祭りのはじまり 摘みたていちごの甘さをその場で味わう いちごの意外な楽しみ方 1:祭りのはじまり まずは道の駅むなかたの店内で、いちご商品を探して回りました。普段は気づかなかった、いちごの種類や商品の多さに驚き。迷った挙げ句、宗像産「あまおう」「さちのか」「ほのか」の3種類のいちご、関連商品として「さかしたのいちご大福」「いちご羊羹」「苺さいだぁ」を購入しました。 商品を並べてみると、いい香りに包まれます ほのか・さちのか・あまおう(左から) ゼリーみたいで喉越し爽やかな羊羹と苺さいだぁ いちごとあんこの相性抜群の大福 早速、家でいちごの食べ比べをしてみることに。 あまおう:サイズが大ぶりで、食べごたえがありました。 さちのか:口に入りやすく、甘くて美味しい ほのか:あまおうに比べて小ぶりながら甘さはバッチリ。小ぶりのため数が多く得した気分に 2歳の息子にも小さく切ってあげるとあっと言う間にペロリ。それ以来、いちごを見ると「ご!」と言えるようになりました。同じ食卓に座って、息子の成長を見られることが楽しいです。今はまだ「ご」や「あむあむあむ」と言ったり、手をグーパーさせるだけの会話ですが、大きくなって一緒に出かけた時など、食べた感想を言い合える日を楽しみにしています。スタンプラリーもあり、いちご商品を買うともらえるシールを10枚集めると、「道の駅むなかた」「かのこの里」「ほたのるの里」で使える300円分のお買い物商品券がもらえます。 無事にコンプリート! 2:摘みたていちごの甘さをその場で味わう お次はいちご狩りへ参加。私と妻、2歳の息子も初体験です。4月4日に我が家が伺ったのは「玄海いちご狩り農園」。SNSの公式アカウントでも積極的に発信されていて、美味しそうないちごの投稿に誘われ、食べ放題コースの予約を入れました。駐車場も広くて停めやすいのがうれしいですね。 のぼりが目印の「玄海いちご狩り農園」 たくさんのビニールハウスの中でいちごが待っています 苗が地面にびっしりと植わっています 立ったまま収穫できるスペースも 受付で紙コップのヘタ入れを受け取ってビニールハウスに入った瞬間、いちごの甘い香りに包まれました。いよいよいちご狩りのスタートです。大小さまざまないちごがあり、もぎっては食べもぎっては食べを繰り返します。摘む時のポイントは、茎をポキッと折ること。実を引っ張ってしまうと、苗が土から取れてしまうこともあるそうです。歩きながら「どれが大きいかな、甘そうなものはどれかな?」と目移りしたり、葉っぱの裏に隠れているいちごを探したりと気分は宝探し。息子もビニールハウスの中を行ったり来たりと楽しそうにしていました。妻と交代で息子を見ながらいちごを食べるうちに30分があっという間に過ぎ、お腹いっぱいになりました。 小さなお子様はいちごの汁で服が汚れやすいので、よだれかけなどを準備するか、汚れてもいい服装で行くのがオススメです。 隠れているいちごを発見! 息子も初体験のいちご狩り。小さな手で頑張っていました 収穫後は記念撮影もできますよ おいしいいちごをたくさん食べた後は、園長の橋本孝平さんにお話を伺いました。 農園について教えてください 開園して13年ほどになり、「さちのか」という品種を育てています。収穫時期は12月上旬から5月までなので、1年の半分はいちご狩りを楽しむことができます。 いちご狩りのイメージは2、3月でした いちごは1カ月おきに花が咲き、一年で合計4回ほど咲きます。その都度実がなって収穫できるので、長い期間楽しむことができるんですよ。クリスマス時期のいちごは11月に花が咲いたものを使用しています。4月にはいちごの収穫と並行して、次の年の収穫に向けて苗を育てていきます。 甘く育てるための「玉出し」作業とはどんなものですか まだ花の状態や実が青くて硬い時、いちごの実に太陽の光がよく当たるよう、手作業で葉っぱをよけていきます。繁忙期はパートさんと協力してやりますよ。甘さは天候に左右されることが多く、天気がいい日が続くと実も甘くなります。 花と青い実。玉だしで甘くしていきます 陽をしっかりと浴びて真っ赤ないちご どんな食べ方がありますか? そのまま召し上がっていただくのがオススメですが、ジャムやムースにしたり、いろいろな食べ方があります。 いちご狩りにオススメの時期はありますか? 2月頃が一番収穫量が多く、味が乗っている時期です。1月から2月に来られる常連さんも多いですよ。みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。 「玄海いちご狩り農園」問い合わせ先 いちご狩りシーズンは毎年1月から5月頃です。詳細はお問い合わせください。 電話番号:0940-62-8580予約は電話のみ受け付けています HP:http://www.fbfarm.com/(外部サイト)調整中の場合は一時的に閲覧できない場合があります 3:いちごの意外な楽しみ方 他にも良い食べ方がないかインターネットで調べてみると、「いちごウイスキー」というものを発見。家にあるウイスキーでいちごを漬け込み、ウイスキー作りにチャレンジしました。家庭でお酒を作るにあたり、「酒税法」というものに則る必要があります。興味のある方はぜひ参考にしてください。 酒税法について(国税庁HPへリンク) 宗像産いちごとウイスキーによる響宴 材料(目安) いちご:120g(今回は、宗像産あまおう・さちのか・ほのかを使用) ウイスキー:150ml(ブラックニッカクリア、ティーチャーズ、I.W.ハーパー) 砂糖:50g 作り方 いちごを水洗いしてヘタを取ります キッチンペーパーで水気を拭き取ったら、縦半分に切ります ビンに砂糖を適量といちごを入れてウイスキーを注ぎます ビンに蓋をして冷暗所で4日間寝かせます 仕込んでいる間は、実験や研究をしているみたいで楽しい時間でした。どんな味になるのか想像するのも楽しみの一つです。 ついに漬け込み完成です いちごウイスキーの完成と味わい方 今回は、ストレートで楽しみました。いちごの甘くて良い香りがします。いちごジャムを飲んでいるような濃厚さもありつつ、ちょうどいい甘さです。モルトウイスキーは、製造工程の中でピートという炭化した植物の煙で麦芽を乾燥させるため、独特な炭の香り(ピート香)がするのが特徴。いちごウイスキーはそれをあまり感じさせないので、ピート香が苦手な人でも飲みやすい!あっと言う間になくなってしまいました。 甘くて飲みやすいいちごウイスキー いちごウイスキーは、かき氷やアイスクリームにも合うそうで、アイスクリームにブラックニッカクリアとあまおう味のウイスキーをかけてみました。名付けて「アイスクリームのいちごウイスキーがけ」!食べる前に、お皿は前もって冷やしておくのがオススメ。ディッシャーでアイスクリームをお皿によそい、いちごウイスキーをかけて完成です! 大人のスイーツの完成です アイスクリームが、春を感じさせるピンクのベールをまとったような美しさです。バニラの甘さが和らいで、ちょうどいい甘さになりました。食べ進めていくと、甘さの中にウイスキーのピート香が顔を出し、また甘さの中に隠れるといったような味わい。素敵な夜の大人のスイーツでした。 宗像のいちごを満喫できました 宗像で、こんなにもたくさんのいちごを味わうことができ、楽しいひとときでした。「宗像いちご祭り」は毎年開催され、今回紹介したお店以外でも個性豊かないちご商品を味わえます。12月上旬から5月末まで、イベント以外でも宗像産いちごは楽しめますので、ぜひ気になるところをチェックしてみてください。 (レポートは原文のままで掲載しています)