こんにちは、ママパパレポーターのキミです。
新年度がスタートし、何か新しいことにチャレンジしたい時期ですよね。実はうちの小学校5年になる息子も、この春からユリックスジュニアブラスに加入しました。
市内の小学生で構成され、週に一回宗像ユリックスで活動している金管バンドで、３月25日の「令和4年度卒団演奏会」では早速息子も参加させていただきました。

今回は、ジュニアブラスの活動と卒団演奏会の様子をレポートします。

2014年に結成。小学校に長年眠っていた楽器が再び子どもたちの手に！

ユリックスジュニアブラスは、市内の小学校3年生から6年生が在籍する金管バンドです。
指導者にチューバ奏者の丸田友博先生（九州管楽合奏団団員、ヤマハミュージックジャパンインストラクター）と打楽器奏者の吉田実奈子先生（東海大学福岡高校吹奏楽部講師／北九州マリンバオーケストラRIMメンバー）を迎え、現在18人で活動しています。

結成は2014年。今年で10年目の節目を迎えました。
かつて市内のほとんどの小学校に金管バンド部がありましたが、少子化の影響などで廃部になってしまったそう。
そんな中、丸田先生が市内の小学校で何年も使われていない楽器を目の当たりにし、「この楽器を利用してブラスバンドができないか」と、関係各所に協力を依頼。
動かなくなった楽器のメンテナンスも自身で行い、1年がかりで活動をスタートさせました。
次第に団員も増え、イベントなどで演奏を披露する機会も増加。バンドとしての層が厚くなり、活動の幅も広がりました。

そんな矢先、世界がコロナ禍に見舞われ活動は一変します。

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  楽器は小学校の音楽準備室に長年眠っていたもの。再び日の目を見る日が訪れ、楽器たちも喜んでいるはず!?
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  息子のトランペットには「昭和57年6月4日玄海小」の表記が

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  2014年の結成時の様子
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  卒団生は今でも遊びに来てくれることも。楽しい思い出がいっぱいの場所です

指導者プロフィール紹介

丸田友博先生

東京都出身。国立音楽大学にてチューバを専攻。第10回九州音楽コンクール審査員特別賞受賞。第18回日本クラシック音楽コンクール全国大会第5位（1位から4位なし）受賞。
九州管楽合奏団チューバ奏者、ヤマハミュージックジャパンインストラクター、ユリックス ジュニアブラス指導者。
2013年より在住の宗像市を拠点に、九州各地で演奏及び指導活動を行っている。

吉田実奈子先生

福岡女子短期大学音楽科卒業。同専攻科修了。
東海大学付属福岡高等学校吹奏楽部外部講師、ユリックス ジュニアブラス打楽器指導者。
北九州マリンバオーケストラRIMメンバーとして活動。

コロナ禍の逆境で再確認！練習できる喜びと応援してくれる人たちの存在

2020年、コロナ禍により全国でイベントや文化・スポーツ活動の中止が決定される中、ジュニアブラスも同様に活動を縮小せざるおえない事態になりました。
比例するかのように、団員の人数も減少。練習をすることさえままならない日々が続きました。

そんな苦境にありながらも、先生や子どもたちは状況に合わせ、出来る範囲で練習を継続。
それまでの活動のようにはいかないものの、一人一人にしっかりと向き合い、充実した時間を過ごすことができたと言います。
逆境により練習できる喜びを実感し、応援してくれる人たちの存在の大きさにも改めて気づかされました。

2020年はほとんどのイベントが中止になってしまいましたが、翌年から少しずつイベントや演奏会が再開。
昨年度は3年ぶりにたくさんの演奏を披露する機会に恵まれました。

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  コロナ禍でなんとか出演できたイベントも、リモートや無観客での演奏でした
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  出来る範囲で活動を継続してきました

多彩な演奏に思わず感動！在団生と卒団生が奏でる「聖者の行進」は圧巻！

昨年度は「むなかた吹奏楽祭」「ユリックス吹奏楽団コンサート」「プリンセス駅伝」「卓球選手・石川佳純ツアーイベント」など多くの行事に参加し、子どもたちの演奏で花を添えました。
3月25日には、宗像ユリックスのハーモニーホールで1年の集大成となる「令和4年度卒団演奏会」を開催。
私も鑑賞させていただきました。

子どもたちに人気の「となりのトトロメドレー」や「ディズニーメドレー」、吹奏楽の王道「宝島」、往年のジャズの名曲「ムーンライトセレナーデ」など全８曲を披露。
子どもたちらしい元気な演奏はもちろん、ムードたっぷりに奏でるジャズ、アップテンポでリズミカルな楽曲と多彩な演奏に思わず感動！私自身も吹奏楽経験者なので、久しぶりの生演奏に胸が躍りました。
最後は在団生22人と卒団生21人で、「聖者の行進」を大合奏！卒団生の力強い音も加わり、圧巻のフィナーレを迎えました。

令和4年卒団演奏会の様子を一挙ご紹介！

ポップスやジャズなど、色んなジャンルの楽曲で楽しませてくれました

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  手前からユーフォニウム、トロンボーン、パーカッション
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  トランペット
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  中央手前からアルトホルン、チューバ

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  トランペットソロ
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  トロンボーンソロ
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  アルトホルンソロ

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  トランペットソロ
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  トロンボーンソロ
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  アルトホルンソロ

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  指導者の丸田先生と吉田先生もアンサンブルを披露
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  最後は卒団生も一緒に「聖者の行進」を大合奏！

団員を代表して中村健太朗さんにお話を聞きました！

パーカッション担当・中村健太朗さん（河東小6年生・現在は7年生）

Ｑ１：入団したきっかけを教えてください。

お父さんとお母さんが音楽好きだったので、その影響です。ドラムができたらかっこいいなと思って、パーカッションを担当しました。

Ｑ２．ユリックス ジュニアブラスの魅力は？

音楽の経験がなくても誰でも始められるし、楽しめるところです。他の小学校の人たちと活動するので、友達も増えました！

Ｑ３．上達のコツはありますか？

とにかく「楽しむこと」です。パーカッションだったこともあり、家で練習したことはほとんどありませんが、週1回の練習で自然と習得できました。自由にさせてもらったので、楽しみながら練習できたと思います。

指導者の丸田先生からメッセージ

コロナ禍の危機を乗り越え、10年目となる今年度は新たなスタートの年。
初めての曲にトライしたり、新しい一面をお見せしたいと思っています。

楽器に触れたことがなくても、楽譜が全く読めなくても心配いりません！
大人の私たちが子どもたちの力を信じてあげることで、想像以上の成長を見せてくれます。
上級生は下級生をリード。下級生はその背中で学ぶ。音楽を通じて学校や学年の垣根を超え結束が生まれます。

卒団してからも、練習によく顔を出してくれる卒団生も多いです。
それはここに楽しい思い出が残っているからこそ。
巣立った子供たちが、いつでも帰ってこられる場所でありたいと思っています。

ユリックス ジュニアブラス令和5年度新規団員募集！

ユリックス ジュニアブラスでは、新規団員（宗像市内の小学校3年生から6年生）を募集しています。
毎週火曜日の午後5時15分から午後7時15分まで宗像ユリックスで練習を行っていますので、興味のある方は気軽に見学してみてくださいね。

• ユリックス ジュニアブラスHP（外部サイト）
• 紹介動画（外部サイト）

（レポートは原文のままで掲載しています）