みんなで作り上げる！ボランティアの思いが詰まった「日の里子どもまつり」～7月4日レポート～

最終更新日：2023年7月4日

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こんにちは、キミママレポーターです。
5月に新型コロナウイルスの分類が5類に引き下げられたこともあり、各地でイベントや行事の開催が本格化してきましたね。
私の住む日の里地区でも「日の里子どもまつり」が開催され、たくさんの子どもたちの喜ぶ姿が見られました。
そこで今回はお祭りの様子に加えて、開催に向けて尽力した日の里地区の皆さんの思いや活動をご紹介します。

コロナ禍でイベント減・・・子どもたちを喜ばせようとママスタッフが発案！

5月28日、日の里コミュニティ・センターで「日の里こどもまつり」を実施。昨年に続き2回目の開催です。
発案したのは「日の里地区コミュニティ運営協議会」で働く子育て中のママたち。
コロナ禍で子どもたちが楽しめるイベントが減少する中、自分たちで何かできないかと企画しました。
初回となった昨年は秋の文化祭と同時に実施したところ、予想をはるかに超える子どもたちが来場！
会場は超満員で、うれしい悲鳴となりました。

今年は昨年の経験を活かし、混雑を避けるため5月に単体での開催となりました。
「500円あれば十分に楽しめるイベントにしたい」と、できるだけ予算を押さえるため運営はボランティアで行うことに。
地域住民のみなさんはもちろん、関係各所に声をかけ低予算でのイベントが実現しました。
子どもたちを思う事務局やボランティアの善意に感激です！

主催の「日の里地区コミュニティ運営協議会」のみなさん

左から日の里コミセン事務局の佐藤緒理恵さん
同局長の池田徳人さん
運営協議会会長の黒川貞一郎さん
同局の原美加さん

お祭りを盛り上げるボランティアの力！今年は中学生や大学生も大活躍

スタッフとしてボランティアに参加したのは、「町内会長有志」「青少年育成会」「民生委員会」「6丁目おやじの会」「食進会」「日の里中学校ボランティア」「日赤看護大学ボランティア」「地域学校協働活動推進員」。
その中から、3つのグループにお話をうかがいました。

6丁目おやじの会

約10年前に自然発生的に発足した「6丁目おやじの会」。その名の通り、日の里6丁目に住む父親で構成されています。
代表の青谷幸則さんを中心に、20人ほどのメンバーができる範囲で無理なく活動を続け、これまでに「日の里まつり」や「文化祭」「どんどやき」など町内イベントを盛り上げてきました。

今年4月に宗像ユリックスで行われた「24時間EKIDEN」にも参加し、さらに結束を強めることができたんだとか。
「日の里子どもまつり」では、焼きそばの販売を担当。鉄板から立ち上がるソースの香りに誘われ、たくさんのお客さんたちが行列を作っていました。
子どもたちのために汗水たらして焼きそばを作るお父さんたちの姿は、とてもかっこよく見えました！

日の里中学校ボランティア

日の里中学校からは「地域創生部」のメンバーと7年生から9年生の有志がボランティアに参加。
「射的」や「ヨーヨー釣り」など、ゲーム運営を担当しました。
お話を聞いたのは、地域創生部員で生徒会副会長も務める那須奏多さん（9年生）。
小学校の頃から日の里地区の「みちあそび」や「文化祭」などを通して、地域の人たちが連携してイベントを運営する姿を間近に見てきました。そんな中、いつか自分も運営側に回りたいと思うようになったんだとか。

中学生になってからは、たくさんのイベントにボランティアとして参加。人の役に立つこと、多くの人たちと連携することにやりがいを感じています。
「中学を卒業しても、世代や地域の垣根を越えて一緒に日の里の町づくりに貢献していきたいです」と、将来への意気込みも。
日の里をより良い町にしたいという思いは、確実に若い世代にも浸透していると感じました！

日赤看護大学ボランティア

日赤看護大学からも、たくさんのボランティアが参加してくれました。
リーダーを務めたのは、柳澤旭徳さん（大学3年生）。埼玉県出身で、大学進学と共に日の里団地に越してきました。
そして今年4月、日の里地区で初めて大学生として町内会長に就任。
回覧物のデジタル化やSNSの活用など、町内活動の効率化を図っています。
学生の立場で、しかも縁もゆかりもない土地の町内会長を務めるとは本当に尊敬します！

「日の里子どもまつり」の開催にあたって、運営事務局から大学生のボランティアを集められないかと相談を受けた柳澤さん。
大学のポータルサイトを使って募集をかけると、日の里在住の有無に関わらず17人の有志が手を挙げてくれたそうです。
「子どもたちにとって遊びの場は大切な場所。その場所を守っていきたいから、自分ができることをやっているだけです」と話す謙虚さに頭が下がる思いになりました。