今年で創立50周年!日の里東小学校で記念式典&体験活動が開催されました~12月28日レポート~ 最終更新日:2023年12月28日 (ID:2774) 印刷 こんにちは、キミママレポーターです。我が家の5年生と2年生の息子たちが通う日の里東小学校は、今年、創立50周年の記念の年を迎えています。11月11日の「むなかた子ども大学」に合わせ、記念式典と記念体験活動が行われました。今回は、その様子をレポートします! 目次(クリックすると該当項目に移動します) 創立50周年記念式典 体験活動・講座 「ひのさとブリュワリー」でオリジナルラベル作り お店屋さんごっこ「50周年記念グッズ」販売 スタッフさんのおかげで親子で楽しめるイベントに 校長先生にインタビュー 子どもたちの歌声と共に振り返る50年。日の里学園キャラクター「ひのたん」も登場! イベント当日、体育館では創立50周年記念式典が開催されました。先生や在校生はもちろん、伊豆市長・高宮教育長をはじめ多くの来賓や地域住民、卒業生、保護者が出席。子どもたちが歌う「こいのぼり」や「夕やけ小やけ」といった懐かしい唱歌にのせ、学校の歴史を写真で振り返りました。2代続きで日の里東小学校に通っているという方も多く、出席者からは「懐かしい!」という声も。サプライズで日の里学園のキャラクター「ひのたん」が登場すると、子どもたちから大きな歓声が上がっていました。 高宮教育長の「高」は「はしごだか」が正しい表記です 式典には宗像市長も出席しました 子どもたちの歌声と共に歴史を振り返りました サプライズで日の里学園のキャラクター「ひのたん」が登場! 出席者全員で校歌を斉唱!圧巻です 午前中は学年ごとに分かれて体験活動や講座へ! 式典終了後、学年に応じた共通の体験や講座に参加しました。 わくわく秋遊び&忍者体験 2年生の次男は、学校に隣接する自然公園に移動し、「わくわく秋遊び&忍者体験」に挑戦!忍者になりきって、竹馬をしたり、坂すべりをしたり、6つのアトラクションを楽しみました。クリアするとスタンプを押してもらえる嬉しい仕掛けも。息子も張り切ってスタンプを集めていました。 「にんにん!準備はいいでござるか?」みんな楽しそう 今の子どもたちにとって竹馬乗りは新鮮! 坂すべりの術!うまく滑られるかな? 現代版の手裏剣なげに挑戦! 忍者文字で自分の名前を書いてみよう! スタンプもそろってきました パソコンの中身紹介とプログラミング講座 5年生の長男は、「パソコンの中身紹介とプログラミング講座」を受講。講師の先生が目の前でパソコンを分解し、中身を見せてくれました。パソコンが趣味でもある長男は興味津々!子どもたちに人気のゲーム「マインクラフト」を使ったプログラミングも体験し、互いに教え合いながら楽しく学びを深めていました。 パソコンについて教えてくださいました マインクラフトを使ったプログラミング体験 互いに教え合い学びを深めました 全ての課題をクリアすると修了証明書が発行されます 「ひのさとブリュワリー」で自分だけのオリジナルラベル作成に挑戦! 給食をはさみ、午後からは希望者対象の講座が開催されました。息子たちは学校前にある「ひのさと48」の「ひのさとブリュワリー」で、クラフトビールのラベルデザインにチャレンジ。ビールができるまでの工程やプロのデザイナーからイラストを描くコツを教えてもらいました。飲む人を思い浮かべながら、イメージを膨らませてイラストやメッセージを描きます。子どもらしい自由な発想で、色とりどりのラベルが完成しました。出来上がったラベルを貼り付ければ、世界に1本だけのオリジナルビールの完成!お土産に持ち帰ることもでき、息子たちは私と夫にプレゼントしてくれました。親子で貴重な体験ができ、お土産までいただけて、思い出に残るひと時となりました! ビール造りの工程やデザインのコツを教えていただきました ビールの味の決め手「ホップ」 どんな香りがするのかな? あまり良い香りではなかったようです(笑) 5色の台紙にイラストやメッセージを書き入れます どんなラベルができるでしょうか? オリジナリティ溢れるイラストが描かれていきます 完成したラベルのコンセプトを発表しました! "最後にラベルを貼り付ければ完成です! オリジナルラベルのビールが出来上がりました! リアルな「お店屋さんごっこ」!子どもたちの呼びかけは効果絶大!? 再び学校へ戻り、50周年記念グッズのTシャツやクリアファイル、子どもたちが制作した缶バッジなどの販売を体験。お客さんとの交渉から値段の計算、お金の受け渡しまで、さながら本物のお店のようです。イベント終盤の時間帯ということもあり、思ったほど客足が伸びない様子です。そこで子どもたちは、「記念にいかがですか?」「僕たちが作った缶バッチです」と、大きな声でアナウンスを開始!校長先生をはじめ保護者や地域のみなさんが、足を止めて購入してくださいました。子どもたちからの切なる願いは、どんなプロの呼び込みよりも効果絶大(!?)かもしれませんね。 創立50周年記念グッズ。缶バッジは子どもたちが休み時間に集まって制作 お客さんに来店してもらえるよう笑顔でアナウンス! 商品を渡して料金を受け取ります 校長先生も買いに来てくれました 親子で存分に楽しめる運営体制。粋な計らいとすべてのスタッフに感謝! 息子たちが参加したイベント以外にも、たくさんの体験活動が用意されていました。どの体験も子どもたちの興味をそそる魅力的なものばかり。日の里というコミュニティを活かし、近隣の「ひのさと48」や「宗像ユリックス」、地元企業、地域住民などに協力を仰ぎ実現することができました。 6年生はパラスポーツの競技用車いすに試乗体験 イラストレーター講座。デジタルでイラストを描くコツを学びました 50周年を祝う記念作品づくりの様子 鉄道模型「Nゲージ」の運転体験 日の里東小学校が再現されていました!リアル! 入場券は電車の切符風です 日の里の懐かしい写真が掲載されたプロジェクト展 日の里初心者の私はとても勉強になりました! "昭和48年入学の第一期生の写真も! さらに、当日の運営も前述の皆さんに加えて中学生ボランティアが参加してくれました。保護者が運営に携わる必要がないため、わが子の体験を参観したり、キッチンカーで食事を楽しんだり、保護者間の親睦を深めたり、ゆったりと過ごすことができました。 キッチンカーで食事も楽しめました忙しい毎日の中でなかなか親子の時間が持てないという方も多いですよね。そんな保護者や児童のために、「この日だけは存分に親子で楽しんでほしい」と校長先生や実行委員の方が運営体制を整えてくれていたのです。粋な計らいに感動したと同時に、運営に携わった全てのスタッフの皆さんに「ありがとう」の気持ちでいっぱいになりました。 日の里東小学校創立50周年実行委員の皆さん実行委員は、卒業生や卒業生の保護者、現保護者など日の里東小学校にゆかりのあるメンバーで構成。委員長の徳永さん(写真左から2番目)は第一期生にあたります。「50周年の式典に参加した在校生の中から、100周年記念イベントの実行委員を務めるメンバーが出てくれたらうれしいですね」と語ってくださいました! 地元企業や団体、住民のみなさんが運営に尽力。感謝です! 日の里中学校、宗像中学校の生徒のみなさんも運営に携わりました 委員長(右)と同級生のよしみで市内外からかけつけてくれた方も 校長先生にインタビュー! 50周年記念式典や学校の取り組みなどについて伺いました。 日の里東小学校校長・大淵裕三子先生 50周年にふさわしい内容盛りだくさんの式典&体験活動でした。 今年4月に赴任し、一からのスタートとなりました。「ひのさと48」や「宗像ユリックス」をはじめ、地元企業・団体・地域住民の皆さんにお声をかけ準備を進めてきました。記念イベントのテーマ「東っこを囲むあったかい同窓会」という文字通り、卒業生の方にもたくさん協力してくださいました。赴任して1年目でプレッシャーもありましたが、日の里学園の強い連携と地域のつながり、実行委員やPTAのみなさんの人脈によって、短い期間で作り上げることができたと思います。 今回のイベントを通して子どもたちにどんな経験をしてほしいと思われましたか? 未来につながる経験を積んでほしいと、仕事現場を学べるプログラムを準備しました。「記念グッズの販売体験」では、事前にグッズの制作にも関わってもらい、いくらで売るかということまで子どもたち自身に考えてもらいました。普段の学習とは一味違った、貴重な経験になったと思います。また、人とのつながりを感じる一日にもしたいと考えました。忙しい日々の中で、親子の時間をなかなか確保できないという声も耳にします。この日だけは親子で楽しんでいただけるよう、運営は地元企業や団体、地域住民、中学生など、ボランティアのみなさんに協力を仰ぎました。地域の方とのつながりを感じ、感謝の思いが芽生えるあたたかなイベントになったと感じています。 今年度は「宗像一あったかい学校」をキーワードに取り組まれています。 子どもたちが安心・安全に通える学校にすることを目標に掲げ、「あったかい」をスローガンに取り組んでいます。校長である私の一番の役割は、そのための環境作りです。現場の先生たちが子どもたちに向き合う時間と心の余裕が持てるよう、時制を変更するなど学校運営の改善に取り組んでいます。放課後の時間に余裕ができ、先生同士で子どもたちの情報を共有する場面も見られるようになってきました。今後も日の里学園や地域のみなさんと協力し合いながら、失敗をおそれず、柔軟な姿勢で「あったかい」学校づくりに取り組んでいきます。 (レポートは原文のままで掲載しています)