回転焼きで広げる市民活動の輪・市民交流カフェ「六七商店」がオープン~9月17日レポート~ 最終更新日:2024年9月17日 (ID:2816) 印刷 こんにちは、ゆきママレポーターです。みなさんは回転焼きはお好きですか?私が「回転焼き」という言葉を知ったのは、実は九州に来てからです。関東では「今川焼き」や「大判焼き」と呼ぶのが一般的ですが、呼び名は違えど昔から全国で親しまれている食べ物で、私も大好きです。今回、宗像市市民活動交流館・メイトム宗像に、回転焼きのある交流カフェ「六七(ろくしち)商店」がオープンしたと聞き、早速取材に行ってきました。 六七商店 六七商店とは? 5月17日にオープンした「六七商店」は、一般社団法人PENTAGONが運営しているコーヒーと六七焼きのお店。PENTAGONは、情報発信やスキルアップなど様々な形で地域活動を支援し、市民団体とまちづくりを推進しています。市民活動やまちづくりを実践するときに役立つノウハウを学ぶ講座や、現代版井戸端会議CIRCL、「人づくりでまちづくり事業補助金」運営サポート等をされています。 詳しくは、PENTAGONホームページをご覧ください(外部サイト) PENTAGON代表・立花祐平さんにお話を伺いました 六七商店の名前の「六七」の由来は数字の語呂、宗像のむ(6)な(7)で、市民が気軽に集い交流できる場所として開店しました。お店を接点にして、市内の市民活動の取り組みを知ってもらうことで、市民活動に意識がある人だけでなく、関心のなかった人たちにもつながっていくことが期待されます。お店のデザインはMohri Designの毛利清隆さんにお願いしました。昭和レトロな雰囲気で、地域とのつながりが強かった時代をイメージしています。 お店の外観 お客さんは、普段メイトムを利用している年配の方、子連れの方が多いそうです。回転焼きを選んだ理由は、「子どもたちのために続けていけるものを考えたとき、シンプルなものがいいだろう」ということで回転焼きになったそうです。子育て世代にとって、地域に子どもたちのことを考えてくれる場所があるのはとてもありがたいことですよね。子どもの頃は気が付きませんでしたが、毎日当たり前のように楽しく安全に過ごすことができたのは、その地域を支えてくれていた方々の努力があったからこそだと思います。「宗像が良い街だと自信を持って言えるように取り組んでいきたい」と話す立花さん。これから子どもたちにとってここが居場所になると考えたときに、「私も親として地域に無関心でいてはいけない、もっと知っていきたい」と思いました。 お店での取り組み 六七商店では「おすそわけ券」という素敵な取り組みがあります。1枚250円でこの「おすそわけ券」を購入すると、小学生以下の子ども(ひと家族1枚使用可能)が無料で回転焼きをひとつ食べることができるというもの。おすそわけ券のストックがある時は店頭で掲示され、スタッフさんが声を掛けてくれるそうなので、ぜひ使ってみてくださいね。民間主体の子ども向けの取り組みが少ないことから、六七商店で事例を作り、他の所でも広まればとスタート。様々な年代の方が購入されているそうです。微力ながら私も「おすそわけ券」を一枚購入。私も少しだけ貢献できて、誰かを笑顔にできたのなら幸いです。 おすそわけ券 今後は「六七基金」という、売り上げの一部を市民活動団体の活動に寄付する取り組みもしていくそうです。 お店のメニュー それでは、素材にこだわった商品のご紹介をします。 六七焼き(黒あん・カスタード)250円 かわいい柴犬の回転焼きです。子どもたちも喜びそうですね。とてもおいしかったです。 柴犬印の六七焼き コーヒー380円 環境にやさしい有機栽培コーヒーです。フェアトレードでブラジルの農園で生産されている豆を使っています。 有機栽培コーヒー その他 紅茶380円、サイダー300円、ジュース(オレンジ・りんご)220円があり、ドリンクセット550円もあります。 六七商店メニュー喫茶コーナーの前の交流サロンにはベビーチェアもあるので、赤ちゃん連れでもゆっくり食べられます。ぜひ行かれてみてください。 ベビーチェアもあります お店の情報 場所:メイトム宗像1F・喫茶コーナー 営業日:木・金曜日および不定期でOPEN 時間:午前11時30分から午後3時30分 最新情報はお店のInstagramをご覧ください(外部サイト)。 取材を終えて 今回の取材を通して、市民活動は想像していたよりずっと身近で、気軽に参加できることもあるのだと知りました。小さい子どもを連れて街を歩いていると、いろいろな方から思いがけず助けていただくことが増えたと思います。いつも恩を受けてばかりで全然返せていないのではないかと考えていましたが、その恩を地域に回していくという方法もあると気づきました。私も地域の一員として、これから自分にできることを見つけていきたいと思います。 子育て世代にうれしいメイトム内の設備 最後に、メイトム宗像にある子育て世代にうれしい設備をいくつか紹介します。私もよく利用しています。 メイトム宗像 建物のすぐ前にバス停があるので、JR東郷駅からふれあいバスやオンデマンドバス「のるーと」を利用して行くことができます。 子育て支援センター「ふらこっこ」 子育て支援センター「ふらこっこ」の交流室には、乳幼児向けのおもちゃがたくさんあります。同じような月齢の親子に会えたり、子育てを応援するスタッフさんたちに相談をすることもできます。 プレイルーム 就学前の親子が一緒に遊ぶためのお部屋です。滑り台やブロックがあり、のびのびと遊べます。 プレイルーム 我が子もブロック遊びが大好き 授乳室 正面玄関横にあります。中にはカーテンの仕切りもあります。 授乳室 えほんのへや(宗像市民図書館久原分室) 乳幼児を対象とした絵本が約4200冊もあります。育児や子どもの読書に関する本もそろっていて、親子でゆっくり絵本を読んだり、読み聞かせを楽しむこともできます。その他、メイトム宗像ではさまざまなイベントも行われているので、ぜひホームページをご覧ください。 メイトム宗像ホームページ(外部サイト) (表記はレポーターの表現を優先しています)