子どもの予防接種について 最終更新日:2024年9月18日 (ID:2873) 印刷 予防接種とは予防接種とは、ワクチン(感染症の原因となる病原体を、病気を起こさない程度に性質を弱めたり毒素を弱めたもの)を接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)をつくることをいいます。病気にかからないように、またかかっても重症にならないようにするためのものです。 赤ちゃんが生まれる前や授乳などで母体から赤ちゃんに移行した免疫は、成長とともにほとんどが失われていきます。また、子どもは発育とともに外出の機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。 お子さんを病気から守るため、対象年齢になったら、接種間隔を守って早めに予防接種を受けましょう。 医療機関と相談して予防接種を進めていきましょう。予防接種法に定められている定期予防接種は、病気ごとに感染しやすい年齢を考慮して、接種年齢が設定されています。接種時期を先延ばしにすると、罹患や重症化等それらの病気に対するリスクが高くなってしまいます。可能な限り定められた期間内に接種できるようにかかりつけの医療機関と相談して予防接種を進めていきましょう。 予防接種の種類予防接種には、定期予防接種と任意予防接種があります。令和6年4月1日から「五種混合ワクチン」が定期接種となりました。予診票は、対象者に生後1か月半頃に郵送いたします。早めにお受け取り希望の方は、ご連絡ください。 定期予防接種予防接種法によって定められており、接種の対象者は接種の努力義務が課せられています。費用:無料(注:ただし定められている接種年齢・接種間隔が外れると原則自己負担となります。 ) (注:長期にわたる療養を必要とする疾病にかかり、やむをえず対象期間に定期予防接種を受けることが出来なかった方は、特例として接種を受けることができる場合があります。子ども家庭センターへ相談ください。 )定期予防接種ワクチンの種類 【予防する病気】対象者 (公費助成で接種できる 年齢)標準的な接種時期接種間隔と接種回数ロタウイルス(ロタリックス)出生6週0日から24週0日後まで初回接種生後2か月から出生14週6日後までの間に完了 (ロタリックス)27日以上の間隔をおいて2回接種(ロタテック)出生6週0日から32週0日後まで初回接種生後2か月から出生14週6日後までの間に完了(ロタテック)27日以上の間隔をおいて3回接種B型肝炎1歳未満生後2か月から9か月未満までに3回初回接種:27日以上の間隔をおいて2回追加接種:1回目から139日(20週)以上の間隔をおいて1回ヒブ生後2か月から5歳未満生後2か月から7か月未満に接種開始接種開始時期が生後2か月から7か月未満初回接種:27日以上、標準的には27日から56日までの間隔をおいて3回追加接種:初回終了後7カ月以上、標準的には7カ月から13カ月までの間隔をおいて1回注:初回2回目及び3回目の接種は、生後1歳未満に行い、1歳を超えた場合は行わない(追加接種は可能)接種開始時期が生後7か月から1歳未満初回接種:27日以上、標準的には27日から56日までの間隔をおいて2回追加接種:初回終了後7カ月以上、標準的には7カ月から13カ月までの間隔をおいて1回注:初回接種の2回目及び3回目の接種は、1歳未満に行い、1歳を超えた場合は行わない(追加接種は可能)接種開始時期が1歳から5歳未満 1回小児用肺炎球菌生後2カ月から5歳未満生後2か月から 7か月未満に接種開始【接種開始時期が生後2か月から7か月未満】初回接種:標準的には1歳までに27日以上の間隔をおいて3回追加接種:1歳から1歳3か月の間を標準的な接種期間として、初回接種終了後60日以上の間隔をおいた後で1歳以降に1回注:初回接種の2回目及び3回目の接種は、2歳未満で行い、初回2回目の接種が1歳を超えた場合は3回目の接種は行わない(追加接種は可能)【接種開始時期が生後7か月から1歳未満】初回接種:標準的には1歳までに27日以上の間隔をおいて2回追加接種:1歳以降に、初回接種終了後60日以上の間隔をおいて1回注:初回接種の2回目の接種は2歳未満に行い、2歳を超えた場合は行わない(追加接種は可能)【接種開始時期が1歳から2歳未満】 60日以上の間隔をおいて2回【接種開始時期が2歳から5歳未満】 1回 五種混合 ・百日咳 ・破傷風 ・ジフテリア ・ポリオ ・ヒブ 生後2か月から7歳半未満 1期初回:生後2か月から7か月未満 20日以上標準的には20日から56日の間隔をおいて3回1期追加:1期初回(3回)終了後6カ月から1年半の間初回接種終了後6カ月以上標準的には6カ月から1年半までの間隔をおいて1回四種混合百日咳破傷風ジフテリアポリオ 生後2か月から7歳半未満1期初回:生後2か月から1歳未満20日以上標準的には20日から56日の間隔をおいて3回1期追加:1期初回(3回)終了後1年から1年半の間初回接種終了後6カ月以上標準的には1年から1年半までの間隔をおいて1回BCG1歳未満生後5か月から8か月未満1回 水痘1歳から3歳未満1回目=1歳から1歳3カ月未満 2回目=1回目から6カ月から12カ月の間3カ月以上の間隔を置いて2回 麻しん(はしか)・風しん(MR)1期1歳から2歳未満1回麻しん(はしか)・風しん混合(MR)2期 次年度就学予定者 (小学校就学前の1年間)1回日本脳炎1期生後6か月から7歳半未満初回:3歳から4歳未満6日以上、標準的には6日から28日までの間隔をおいて2回追加:4歳から5歳未満初回接種終了後、6カ月以上、標準的にはおおむね1年を経過した時期に1回日本脳炎2期9歳から13歳未満9歳から10歳未満1回(特例措置)日本脳炎 1期・2期 特例措置対象者 イ.平成7年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた人で、日本脳炎予防接種が完了していない人20歳未満に未接種分を接種 接種間隔については医療機関または子ども家庭センターにご相談ください二種混合 ・ジフテリア ・破傷風11歳から13歳未満11歳から12歳未満1回子宮頸がん(注1) 小学6年生から高校1年生に相当する女子中学1年生(サーバリックス)標準的な接種方法として、1カ月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6カ月の間隔をおいて1回 (標準的な接種方法で接種ができない場合は、1カ月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から5カ月以上、かつ2回目の接種から2カ月半以上の間隔をおいて1回)(ガーダシル)標準的な接種方法として、2カ月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6カ月の間隔をおいて1回 (標準的な接種方法で接種ができない場合は、1カ月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目接種から3カ月以上の間隔をおいて1回)(シルガード) 1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合標準的な接種方法として、6カ月の間隔をおいて2回(標準的な接種方法で接種ができない場合は、5カ月以上の間隔をおいて2回行う)5カ月未満である場合、3回目の接種が必要1回目の接種を15歳になってから受ける場合標準的な接種方法として、2カ月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6カ月の間隔をおいて1回) (標準的な接種方法で接種ができない場合は、1カ月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3カ月以上の間隔をおいて1回) 注1:子宮頸がん予防ワクチンの接種については、下記リンクをご確認ください。 子宮頸がん予防(ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種)について任意予防接種予防接種法で定められていない予防接種です。(おたふくかぜ、小児インフルエンザ、A型肝炎、黄熱、狂犬病など)接種については、かかりつけ医と相談のうえ判断しましょう。 費用:有料宗像市では、おたふくかぜの予防接種、中学3年生対象のインフルエンザ予防接種費用の一部助成をします。(1回のみ) ワクチンの種類対象年齢 (公費助成で接種できる年齢)回数助成額(注1)接種医療機関おたふくかぜ1歳以上から5歳未満でおたふくかぜにかかったことのない人1回3,000円おたふくかぜ予防接種指定医療機関(注)インフルエンザ 中学3年生(10月から)1回2,000円中学3年生インフルエンザ予防接種指定医療機関 (注)おたふくかぜ、中学3年生のインフルエンザの予防接種指定医療機関は、以下の「予防接種指定医療機関(小児)」をご確認ください。 予防接種を受ける前に必ず事前に連絡をとり、予約をしてください。医療機関によって、ワクチンの備蓄状況、接種費用などが異なります。 小児の予防接種指定医療機関は以下のとおりです。 令和6年度予防接種指定医療機関(PDF:187.5キロバイト) (小児)(PDF191KB)令和6年度インフルエンザ予防接種指定医療機関(中学3年生対象)は、10月頃のお知らせを予定しています。福岡県予防接種広域化実施医療機関(福岡県医師会ホームページへリンクします。)指定医療機関以外での予防接種を希望される場合は、「指定医療機関以外での予防接種を受けられる方へ」のページ(サイト内のページへリンクします)で手続き方法をご確認ください。 医療機関へ持っていくもの予防接種を受けるときは以下のものを必ず医療機関で提示してください。提示がない場合、接種が受けられないことがあります。 1. 予診票(宗像市で交付された氏名等が印字された予診票。「おたふくかぜ」「中学3年生インフルエンザ」予防接種の予診票は医療機関でお受け取りください。)2. 母子健康手帳(予防接種は適切な接種間隔で必要な回数の接種を行う必要があるため、接種履歴を確認する必要があります。)3. 子ども医療証(本人確認のため)4. 予防接種費用(任意予防接種の場合) 宗像市へ転入された方へ転入前に市外で交付された予診票は使用できませんので、予診票の差し替えなどの手続きが必要です。母子健康手帳をご持参のうえ、子ども家庭センター(西館1階)にお越しください。予診票(氏名等が印字されたもの)をお渡しします。宗像市より転出された方へ予防接種は、居住地である市町村が実施することとされています。 予防接種の種類や費用、実施方法、実施場所等が市町村によって異なりますので、転出先の市町村へお尋ねください。 母子健康手帳を紛失された方へ予防接種を受ける際には、母子健康手帳が必ず必要となります。子ども家庭センターの窓口又は電子申請にて予防接種台帳を発行して予防接種を受けてください。なお、電子申請の場合は、到着までに1週間から10日ほど期間が必要となりますので余裕をもって申請をお願い致します。予防接種台帳電子申請はこちら予防接種を受けた証明書が必要な場合海外渡航などで今までに接種した予防接種の証明書が必要な場合は、子ども家庭センターの窓口又は電子申請にて申請をお願いいたします。なお、申請後証明書発行から到着までに2週間程度必要(窓口、電子申請いずれも)となりますので余裕をもって申請をお願いいたします。予防接種証明書の電子申請はこちら予防接種のスケジュールの立て方と間隔についてワクチンは、有効性や安全性が考慮され、接種期間や接種間隔が決められています。決められた期間・間隔に接種できるよう、かかりつけ医に相談し早めに予防接種の計画を立てましょう。生ワクチン(注射)から違う種類の生ワクチン(注射)を接種する場合の間隔は、27日以上あけると定められています。例:月曜日に生ワクチン(注射)を接種した場合、4週間後の月曜日に違う種類の生ワクチン(注射)接種が可能です。 同じ種類のワクチンを接種する場合、それぞれの定められた接種間隔があります。(各予防接種の説明欄参照)医師が必要と認めた場合には、他のワクチンとの同時接種が可能です。医師にご相談ください。 生ワクチン(注射) BCG、麻しん風しん混合(MR)、水痘、おたふくかぜ生ワクチン (経口) ロタ不活化ワクチン B型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、五種混合、四種混合、三種混合、不活化ポリオ(単独)、日本脳炎、二種混合、子宮頸がん予防、成人用肺炎球菌、インフルエンザ注意定期接種の接種間隔や対象年齢を外れた場合は任意予防接種となり、費用は原則全額自己負担となります。接種の際は、次回の接種日を確認し、計画的に予防接種を受けましょう。関連リンク日本脳炎、MR(麻しん・風しん混合)第2期の予防接種を受けましょう予防接種証明書(台帳)発行願い