吉武地区 正助さんの寺子屋「日帰りキャンプ」(8月24日開催) 最終更新日:2024年10月7日 (ID:3030) 印刷 本事業は、地域学校協働活動の1つとして実施されています。令和5年8月24日(木曜日)に吉武地区コミュニティ運営協議会主催の正助さんの寺子屋「日帰りキャンプ」が実施されました。日帰りキャンプは、平成26年度から開始され、新型コロナウイルス感染症の影響により一時中止されていましたが、4年ぶりに再開することができました。 内容 竹のお箸とお茶碗の作成に挑戦! 子どもたちは吉武地区コミュニティ・センターに集合し、地域ボランティアや学童指導員の方々に引率されて、八所宮へ移動しました。八所宮到着後、地域ボランティアと学童指導員の方々へ挨拶をし、2チームに分かれて流しそうめんに使う「竹のお箸」と「竹のお茶碗」を作製しました。竹は、前日に地域ボランティアの方々が山から切ってきたそうです。子どもたちは、まず箸を作るために肥後守(小刀)を使い、慣れない手つきで慎重に竹を削っていました。「むずかしい…」「削れない…」との声も聞こえてきましたが、地域ボランティアの方々に丁寧に肥後守(小刀)の使い方を教えてもらい、完成させました。 竹のお箸が完成すると竹のお茶碗の作成へ移ります。たくさんある中から自分の好きな竹のお茶碗を選び、縁の部分に口をつけてもケガをしないよう肥後守(小刀)で整えていきます。お箸を作るより力がいるようで苦戦する子もいましたが、みんな真剣な眼差しで集中して取り組んでいました。また、肥後守(小刀)の使い方は、地域ボランティアの方々が指導を行い、怪我のないよう見守りを行っていました。 竹のお箸とお茶碗ができると「できたよ!」と目を輝かせながら地域ボランティアや学童指導員の方々へ嬉しそうに報告している姿が多くみられました。竹のお箸とお茶碗に名前を書き、水できれいに洗うと完成です。世界で一つだけの自分のお箸とお茶碗ができ、子どもたちはとても嬉しそうでした。 いよいよ、流しそうめんへ! スタッフが半分に割った竹を台にセッティングした後、竹の中に水を流してきれいに掃除をします。竹の中を流れる水を見た子どもたちは「すごい!」「早く流しそうめんしたい!」とわくわくした様子でした。いよいよ待ちに待った流しそうめんです。そうめんは、地域ボランティアの皆さんが湯がいてくださいました。また、大量のおにぎりも握ってあり、肥後守(小刀)の使い方を指導していた地域ボランティアからも「おぉぉぉ!」と声が上がるほど大量でした。子どもたちは、流しそうめんチームとおにぎりチームの2チームに分かれて昼食をとります。(途中で入れ替え)流しそうめんが始まると、初めは、流れてくるそうめんを箸で掴もうと挑みましたがうまく掴めません。しかし、次第にコツを掴み上手にそうめんを掴めるようになってくると「うま!最高!」「楽しい!」など、子どもたちから歓声が聞こえてきました。最初は苦戦していた子も次第に掴めるようになり、子どもたちみんなから満開の笑顔が見られました。また、ブルーべリーやパイナップルなどの果物も、そうめんと一緒に流れてきて「取れない…」「悔しいからもっと流して!」「取れた!やった!見て!」などと、子どもたちのボルテージは最高潮になっていきました。 そんな子どもたちの様子を見て、地域ボランティアなどの方々は温かい笑顔を見せており「地域で子どもを育てる」取り組みだと感じました。また、地域ボランティアの方々は「昔はよく小刀を持って山に遊びに行っていたけれど、今は中々そうはいかない。子どもたちに肥後守(小刀)を使う経験をさせてあげれてよかった。」とおっしゃっていました。 スタンプラリーと宝探しで八所宮を知り尽くす! 午後からはスタンプラリーと宝探しです。スタンプラリーでは地域ボランティアが待っている6つの場所をめざし、そこで出されるクイズやなぞなぞを解いてスタンプを押してもらいました。 宝探しでは最初に配布されたミッションカードに書かれている場所で新たなミッションカードを探し、そのカードを見て次のミッションカードを探していきました。宝探しの最後のミッションは八所宮の宮司さんへ挨拶するようになっており、宮司さんから引換券をもらって、お菓子と交換し、宝探しは終了しました。グループは異学年で構成されているため、上級生が下級生を気にかけたり、お互いに協力したりしながら活動に取り組む姿が見られました。 八所宮から吉武地区コミュニティ・センターまで皆で歩いて戻り、本日の寺子屋は終了となりました。子どもたちは終始楽しそうな様子で、学童指導員の方から「みんないつもよりテンション高いね~!」との声が上がるほど、子どもたちは今日の寺子屋をとても楽しみながらも様々な学びを得ることができたことと思います。 正助さんの寺子屋とは 正助さんの寺子屋とは、吉武小学校在学中の児童を対象に、児童の学力向上を目指すほか、伝統、文化を伝え、適切な遊び及び生活の場を与え、正助さんの人づくりが児童にとっての未来の人間形成に役立てることを視野に入れ実施する事業のこと。正助さんの寺子屋スポーツ教室対象:吉武小学校3~6年生開催日:毎月第2木曜日内容:福岡教育大学の学生やサニックススポーツ振興財団の皆さまと連携して、スポーツ教室を実施。場所:吉武小学校運動場及び体育館正助さんの寺子屋学習会対象:吉武小学校1、2年生開催日:毎月第3火曜日内容:学習、制作活動、レクレーションを実施。場所:吉武地区コミュニティ・センター新型コロナウイルス感染症予防のため、昨年度同様、今年度も2つに分けて実施しています。 主催者等 主催者:吉武地区コミュニティ運営協議会開催場所:八所宮(吉留3186)対象:吉武小学校の児童子どもの参加者:60名地域ボランティア:8名学童指導員:8名吉武地区コミュニティ運営協議会 会長 白木さん吉武地区地域学校協働活動推進員 高山さん(高山さんの「高」は「はしごだか」です。)宗像市では、令和4年度から全学園で小中一貫コミュニティ・スクールを開始し、各地域で「子どもたちの豊かで、健やかな成長」のため、様々な学習支援・体験活動が実施されています。今後、ますます活動が増えていくことが期待されています。