南郷地区 火曜アンビシャス「しめ縄づくり体験」(12月19日開催) 最終更新日:2024年10月7日 (ID:3033) 印刷 毎週火曜日、授業を終えた児童たちはランドセルのまま、学校の一室へと集まります。学校の宿題を終わらせた人から、体育館に集まってみんなで遊ぶ、というのが恒例の流れですが、この日は体育館の様子がいつもと違います。地域ボランティアの方々が用意したブルーシートの横には、『藁・稲穂・楪(ゆずりは)・ウラジロ(シダ)・紅白の紙・小ぶりのみかん』が並べられていました。この日は年末から年始にかけて飾る「しめ縄づくり」を体験する日です。さらには、学童に通う児童たちも合流し、いつもよりも大人数の約81人でしめ縄づくり体験が始まりました。 内容 全8班にそれぞれ6年生のリーダーがつき、班分けを終えるとしめ縄づくりの説明が始まりました。しめ縄の作り方は以下の通りです。【作り方】1.藁を二束に分け、それぞれの束をねじりながら締める2.1.の藁を交差させ、円をつくり留める3.藁が交差した箇所に稲穂を付ける4.3.と同じ部分にウラジロ(シダ)2枚を八の字に付ける5.その上に楪2枚を八の字に付ける6.紅白の紙を八の字に付ける7.藁が交差する場所に小ぶりのみかんを括り付け、完成!参加した児童全員に1つずつしめ縄のセット(既にねじられた藁)が用意されていました。ねじられていない藁も各班に2つずつ配られており、班のメンバーで協力しながらねじっていきます。 しめ縄づくり開始 藁をねじるにはかなりの力が必要です。2つの束を単体でねじりながら、それらが1束になるようにねじります。3人1組になってねじるように、と説明されたものの、藁がうまくまとまらず緩んでしまう、1束ずつねじれていても2束をねじると形がいびつになってしまう等、各班で藁に苦戦している様子でした。見本のしめ縄のようにはうまくいきません。力のいる作業は複数人で協力しながら取り組み、藁が徐々にしめ縄のシルエットになっていきます。地域ボランティアの方々も真剣な面持ちで児童たちの藁を締める作業を手伝っていました。なんとか藁をねじり終えて円形にすると、最後は飾りつけです。ウラジロ(シダ)や楪を八の字に付ける、と聞くと一見簡単そうに思えますが、角度をつけて複数の葉っぱを取り付ける作業にも難しさが潜んでいました。さらには、みかんが想像以上に重いため、落ちないようにビニルタイで強く縛り付ける必要があります。児童それぞれが、自分のしめ縄づくりに納得いくまで集中して取り組むことができていました。こうして完成したしめ縄は、ビニール袋に入れてそれぞれ自宅へ持ち帰ります。藁に触れる機会が少ない子どもたちが、自分たちで年始を彩るしめ縄を作るという貴重な体験ができました。ふるさとを愛する気持ちが膨らんだことでしょう。 主催者など 主催者:南郷アンビシャス広場推進委員会対象:南郷小学校の火曜アンビシャス参加児童、学童の児童開催日:令和5年12月19日(火曜日) 場所:南郷小学校・体育館宗像市では、令和4年度から全学園で小中一貫コミュニティ・スクールを開始し、各地域で「子どもたちの豊かで、健やかな成長」のため、様々な地域学校協働活動が実施されています。今後、ますます活動が増えていくことが期待されています。