べじたぶる7月号「原動力は地元愛頼れる担い手の挑戦」~米農家 麻生幸希さん~ 最終更新日:2024年8月5日 (ID:3065) 印刷 べじたぶる7月号「原動力は地元愛頼れる担い手の挑戦」~米農家 麻生幸希さん~ 営農年数:11年目 営農地:宗像市吉留 栽培品目:米・麦・大豆 作付面積:14ha 親元就農までの道のり 兼業農家だったご両親の下で育ち、ずっと農業を身近に感じてきたという麻生さん。「小さいころから“いずれは自分が継ぐんだろうな”と思っていました」と話しますが、“親元就農”という道をはじめから選んだわけではありませんでした。「車の整備関係の仕事も考えたけど、両親とは違う品目で農業をしてみたいと思い、イチゴ農家の下で研修を受けたこともあります」と当時を振り返ります。さまざまな経験を経た上で、ご両親の農業を継ごうと決意。1年ほど手伝いながら栽培のノウハウを学び、21歳で就農しました。 行動力活かし常に挑戦 持ち前の行動力を発揮してきた麻生さんですが、それは就農後も変わりません。地元農家と話すなかで、ヘリ防除が農家の高齢化や人手不足の強い味方になることを知り、就農1年目にして産業用無人ヘリコプターオペレーター技能認定証を取得。そしてその3年後には認定農業者の認定を受け、2年ほど前には知人とともに株式会社を設立しました。会社では、主に麻生さんが栽培した米を販売しており、飲食店などに卸すほか、個人宅への配達も担っています。「自分がつくったお米を食べた人から“おいしい”と言ってもらえることが嬉しい」とやりがいを感じている麻生さん。さらなる食味の向上を目指し、日々管理作業に励んでいます。 黄金に輝く稲がまぶしい あふれる地元愛 米・麦・大豆を栽培していると年間を通してさまざまな作業がありますが、その中でも大変なことを尋ねると、「草刈り」と即答。14haという広大な農地を管理しているため、省力化も大切にしています。また、気になる品種があれば積極的に試したり、北筑前普及指導センターなどから肥料の試験依頼があればできる限り引き受けたりと、常により良い営農活動のかたちを追い求めています。JAの部会や宗像市認定農業者協議会、消防団に所属し、先輩農家との交流にも積極的な麻生さん。「ブランド化などを通じて、吉武地区を盛り上げていきたい。できれば地元農家と一緒に!」と話し、地元、そして農業に対する熱い想いを語ってくれました。 麻生さんの愛情で豊かに育っています 関連リンク JAむなかた 月報誌「べじたぶる」バックナンバー(外部サイトにリンクします)