なぜなに選管「開票ってどのように行われるの?」 最終更新日:2019年4月9日 (ID:3757) 印刷 投票所で投じた一票がどのように開票され、集計されるのか。今回は、昨年10月の市議会議員選挙を例に開票所を紹介します。この選挙での開票所は、選挙管理委員会から宗像勤労者体育センターと定められ、全ての票はここで集計されました。 投票所閉鎖後、市内22カ所の投票所と期日前投票所から施錠された投票箱が、開票所に届けられます。開披台という、いくつかの広い台の上で投票箱を開錠し、中に入った投票用紙を全て出します。開披係は折られた投票用紙を開き、そろえてから仕分係に渡していきます。 仕分係は、投票用紙を読取分類機という機械を使って、候補者ごとに仕分けます。ここで仕分けができなかった疑問票(読み取りが困難な票や白票など)は、疑問票係に回し、それ以外の票を審査係に回します。 審査係では、候補者ごとに分類された票の中に、他に分類されるべき票が混入していないかを審査し、有効が疑わしい票などは疑問票係に回すなどし、問題なく分類されていると判断した票のみを計数係に渡します。 計数係は、計数機を使って候補者ごとに100票の束を作り、点検係に渡します。 点検係は、100票の束の中に他に分類されるべき票がないか再度点検し、あれば疑問票係に回すなどの対応をします。この間、疑問票係は、各係から送られた疑問票について、有効・無効などの審査を行います。 最後に、分類が確定した票束を、立会人と選挙長(開票管理者)が確認します。そして、候補者ごとの得票数を計算し、開票結果の発表となります。 開票所は、選挙人であれば観覧可能です。関心のある人は、次回選挙の開票所に来てください。 事前申込不要