「のるーと」オンデマンドバス4月以降も継続運行!さらに便利に! 最終更新日:2024年7月17日 (ID:4215) 印刷 のるーとは4月以降も継続運行します。4月から新たにメイトム宗像に停車。また、電話自動音声受付(24時間可)もスタートします。 3月中旬から下旬にかけて日の里地区のみなさんへリーフレットの改訂版を配布しています。 4月1日から電話窓口の番号が下記の通り変わります 3月31日まで=電話番号:092-402-0268(4月以降不通) 4月1日から =電話番号:050-3185-9329 アプリの使い方や予約で困った時は「CoCokaraひのさと」 の相談窓口を利用してください 場所:JR東郷駅日の里口駅前ひろばCoCokaraひのさと(宗像市日の里1丁目31-1) 自治会単位の出張説明会の申し込みは都市再生課 (電話番号:0940-36-9777) バスの利用方法などは、下記関連リンク「のるーとチャンネル」で配信中 乗り方など、詳細は下記関連リンク【日の里地区オンデマンドバス「のるーと」実証運行内容・乗車方法】で確認できます オンデマンドバス「のるーと」とは オンデマンドバス「のるーと」は、従来のバスのように時刻表や決まった運行ルートがなく、AIを活用し、予約状況に応じて運行ルートを決定しながら運行する乗合バスです。 公共交通の現状とオンデマンドバス導入の背景 現在、市内の公共交通としては、福岡方面や北九州方面への鉄道(JR鹿児島本線)と、本市と福岡方面を結ぶ西鉄グループが運行する路線バスがあります。また、市内の主要な移動を西鉄グループが運行する路線バスが担っており、それを補うために、市が運行主体者として運行しているふれあいバス、コミュニティバスがあり、さらに、タクシー事業者がより細かな移動を担っています。近年、市内の路線バスは利用者の減少に伴い、赤字運行に陥っていることに加え、路線バスのような大型・中型バスを運転するのに必要な大型二種免許を所持する運転手が不足しており、路線バスの減便や廃止が発生しています。 このような状況の中、日の里地区を運行している路線バスについても令和3年4月からの廃止が決定しました。そのため、市では、地元住民の代替交通手段を確保するため、福岡市東区のアイランドシティで運行している利便性に優れたオンデマンドバス「のるーと」の導入、実証運行を決定しました。 オンデマンドバスのメリット 利用者のメリット 時刻表に合わせる必要がなく、乗りたい時に予約し、バスを呼ぶことができる ミニバスを使用するため、これまで乗り入れが困難であったエリアでの乗降場所を数多く設定でき、乗降場所までの歩く距離が短くなる 予約に応じてAIが効率的な運行ルートを決定するので、待ち時間や移動時間を短縮できる 運行事業者のメリット 大型二種免許が不要なミニバスを使用するため、普通二種免許での運行が可能であり、運転手不足の解消が期待できる 予約に応じて運行するため、利用者のいない空席の状態でバスを走行させる必要がなく、燃料費などの経費を削減できる 効率的な運行が可能になることで、バス車両の運行台数を必要最低限にすることができ、運行経費を削減できる 自治体のメリット オンデマンドバスの運行経費は利用者が負担する運賃と、自治体の負担でまかなわれる。運行経費が削減されると自治体の負担も減り、財源を今以上に有効活用することができる。 オンデマンドバスは利便性の向上や、運転手不足の解消、経費削減の面から、利用者、運行事業者、地方自治体の3者にメリットがある乗合バスサービスだと考えています。2年間の実証運行で、その効果を検証し、時代の変化に即した未来型の公共交通を目指していきます。 宗像市の公共交通の今後の在り方 九州大学 大学院工学部研究院 環境社会部門交通システム工学研究室大枝良直(よしなお)准教授(宗像市地域公共交通会議副会長) 昨今の公共交通に目を向けると、地方部では数十年前からのマイカー主体の世情はまだ継続しており、公共交通の利用が伸び悩んでいます。さらに、新型コロナウイルス感染症は現在も収束の兆しがみえておらず、外出の自粛などによる利用者の減少が続いている状況です。 この事に加え、交通分野では運転手不足が全国的にますます深刻化しており、運転手をいかに確保するかが喫緊の課題です。 一方、近年は高齢者による交通事故が後を絶たず、運転免許証の自主返納が推進されており、高齢者などの交通弱者にとっては公共交通の役割は大きなものとなってきております。 宗像市の公共交通についても、このような変化に対応することが求められており、従来の公共交通にとらわれることなく、将来に渡って持続可能な公共交通体系を構築するために、新たな公共交通手段を検討する必要があると思います。 その新たな公共交通手段のひとつであるオンデマンドバスは、利用者の利便性も高く、路線バスとタクシーの中間的な公共交通として将来に渡って持続可能な公共交通体系を構築するために有効な交通手段だと思いますので、2年間の実証運行の成果に期待しています。 関連リンク のるーとチャンネル(バスの利用方法など)(外部サイトにリンクします) 関連ファイル のるーとリーフレット(PDF:5.74メガバイト) 利用規約(PDF:414.7キロバイト) 個人情報保護方針(PDF:181.6キロバイト)