令和6年8月号みさこの伝えタイ通信「大島・中津宮「七夕祭」で 星空を満喫」 最終更新日:2024年8月1日 (ID:7281) 印刷 宗像の夏の風物詩の一つ宗像大社中津宮(大島)の七夕祭。この祭りは、七夕伝説の始まりだともいわれています。旧暦の7月7日に近い8月7日、島内は吹き流しや竹笹が飾られ、七夕祭一色に彩られます。夕刻には境内の竹灯籠に火が灯り幻想的な空間に。中津宮下の港湾緑地公園にはステージが組まれ、露天も並び多くの来場者でにぎわいます。境内に流れる天ノ川を挟んで西側に「織姫神社」、東側に「牽牛神社」が祭られています。七夕祭は、鎌倉時代以前から続く伝統行事。もとは縁結びの行事として行われていたそうです。祭りも終わった午後9時ごろ、東の空に夏の大三角を見ることができます。3つの星のうち、1番明るく見えるのがこと座の織姫星(ベガ)、2番目に明るいのがわし座の彦星(アルタイル)。その間を流れるのが天の川。夜間照明で夜空が明るくなり、天の川が肉眼で見られる所が激減していますが、海に囲まれた大島からだと、条件が良ければ、見ることができるそうです。七夕の夜の織姫星と彦星の輝きは「安心・安全で便利な暮らしと星空の共存を考えてほしい」という、私たちへのメッセージかもしれません。