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令和6年11月号みさこの伝えタイ通信「日本を支え故郷を愛した 宗像人・出光佐三さん」

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郷土の偉人・出光佐三さん(以下「佐三翁」)は、明治18年(1885)8月22日に赤間村で生まれ、旧宗像町が市制施行した年、昭和56年(1981)3月7日、95歳で亡くなっています。
昭和41年(1966)、世界最大のタンカー「出光丸」を見学し帰宅した父が「甲板で野球ができるくらい、とてつもなく大きな船だった」と興奮して話してくれました。小学2年生の私は「どれだけ大きな船なんだろう」と空想を巡らしていました。これが佐三翁との最初の出会いだったと思います。その後、佐三翁の功績を断片的に耳目してきました。宗像大社の復興、福岡教育大学の誘致、郷里の人材育成。知れば知るほど、その功績に感銘。これほどふるさとを愛し、宗像人にこれほど影響を与えた人物は、歴史上ほかに見当たりません。
陰徳を貫いた佐三翁の功績は、流布するのもはばかられ、その全容が知られていないのが実情です。今回のマンガ本の刊行と特別展を機に佐三翁の功績や「人間尊重」「互譲互助」「無我無私」など佐三翁が残された金言を知っていただくことを願っています。

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