活用報告 最終更新日:2025年2月27日 (ID:7893) 印刷 宗像市では、皆様からいただきましたご寄附を様々な形で活用させていただいております。宗像市への温かなご支援、誠にありがとうございます。児童生徒に1人1台タブレット端末整備宗像市では、市立学校の児童生徒に対して1人1台の学習用タブレットと高速大容量ネットワークを整備し、先端技術を効果的に活用した子どもたちの学びを保障できる環境を実現します。タブレットを活用することで、一人ひとりの特性や習熟度にあわせてよりきめ細かい指導を行っていきます。また、ICT機器を文房具の一つとして児童生徒が使いこなし、学びを深める授業へと転換します。さらに、感染症による臨時休業のような有事の際には、家庭において授業の予習や復習に取り組んだり、健康状態の把握や心のケアも行ったりすることが可能になります。あわせて家庭にインターネット環境が整備されていない児童生徒に対してはモバイルWiFiルーターを貸し出すことで、オンライン教育の通信環境整備を支援します。宗像市ではICTを活用し、Society5.0社会を生き抜く子ども達の育成を図っていきます。「磯焼けに歯止めを!豊かな海の復活」宗像市は玄界灘に面しており、古くから豊かな海の恩恵を受けてきました。しかし、近年では海藻が減少し砂漠のような状態となってしまう「磯焼け」という現象が起こっており、海藻をエサにするアワビやサザエの漁獲量が減少し、漁業者にとって深刻な問題となっています。磯焼けの原因の一つは海藻を食い荒らすウニ「ガンガゼ」の増殖です。海女が海底に潜り駆除をし、海のバランスを保つように取り組んでおり、その結果、徐々に海藻が定着し、アワビやサザエが成長している姿が確認できています。子どもたちに豊かな海を残していくことは、市や漁業者の責任です。そのためにも藻場の再生に加え、漁期の制限や稚貝・稚魚の放流などを継続的に行っています。水産資源が回復すれば今よりももっと多くの方に「宗像の海の幸」を味わっていただけると思いますので、この取り組みへのご支援をよろしくお願いします!安全で安心なまちづくり宗像市は、平成30年度において県内同規模の自治体における人口1,000人あたりの犯罪発生件数が最も少なく、安全で安心して暮らせるまちです。住民がより安心して暮らせるように、地域や警察と一緒に、防犯の啓発事業、各地区コミュニティ運営協議会との共同による防犯パトロールなどの支援を行っています。また、防犯カメラの設置などにより、犯罪が起きにくい環境づくりに取り組んでいます。市民の皆さんが、宗像市で安心して暮らせる環境づくりをすることが、私たちの仕事の責務です。今後も市内に設置している防犯カメラの継続的な維持管理や、防犯パトロールの実施など、地域や警察と連携して防犯の取り組みを継続することで、犯罪発生件数のさらなる減少に努めます。「みんなで取り組むまちづくり」宗像市では原則として小学校区をベースとした12のコミュニティ地区があります。地区ごとのコミュニティ運営協議会が中心となって公益的な活動を行い、住民同士が互いに助け合いながら地域の課題解決に取り組んでいます。また、市からコミュニティへ権限・財源を譲り、地域住民の手によるまちづくりを推進しています。コミュニティ活動として、子どもの見守りや防災など、地域の困りごとの解決に地域住民が自分たちで考えて取り組むようになり、住民同士の交流が広がりました。将来的には、地域の特性を生かした事業の展開や、NPO団体、大学、企業などと連携し、市民力を活かした取り組みを行いたいと考えています。これまでの成果を継承しながら、さらに成熟したコミュニティを目指したいです!食べてみらんね、むなかたグルメ玄界灘に臨む宗像市は、水産物の宝庫!玄界灘の荒波にもまれた魚は、身が引き締まり、その旨みは格別です!高級食材として有名な「鐘崎天然とらふく」や、福岡県最大の水揚げ量を誇る「天然あなご」など、水産物のブランド化やPR活動に取り組んでいます。PRを始めたきっかけは、地域の水産業振興です。地域の経済活性化や漁師さんの所得向上を目標としています。また、恵まれた水産資源を地域住民にも知ってもらい、身近に食べてもらう機会を増やしたいと考えています。宗像市で水揚げされる水産物はすべて天然物。自然が相手なので漁獲量など計画通りにいかないこともあります。今後は資源管理や水産物のブランド価値を高め、宗像ファンの獲得につながるようなPR活動を行っていきたいです。宗像に住もうよ!「子育て世代を応援します!」「宗像市は子育て世代を応援します!」この思いをもとに、若者・子育て世帯に対する定住支援の補助金をスタートさせました。海があり、山があり、故郷として誇りをもてる歴史や文化がある。毎日の生活を穏やかに営める暮らしやすさがある。そしてなにより子どもを安全に、安心して育てられる環境がある。こんな宗像に魅力を感じ、移り住みたいと思う方々の力になれるよう取り組んでいます。おかげさまで、補助金制度を利用して多くの若者・子育て世帯の方々に宗像に定住してもらっています。宗像に縁がなかった方々がこの補助金をきっかけに宗像に住み、「このまちに住んでよかった」と思ってもらえた時が嬉しいです。より多くの子育て世代の方に宗像市に住んでいただけるよう、地道にPRをしていきたいです。世界遺産!「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群世界遺産に登録される前は、沖ノ島の知名度は高くありませんでした。そのため、島にはゴミが流れついたり、歴史的価値を知らず島に上陸する人が後を絶えませんでした。「古代から大切に受け継がれてきた歴史や文化を後世に残していかなければならない」と市民が立ち上がり、市も一緒になり世界遺産登録を目指すことになります。世界遺産登録推進運動の一環として始まった、地元の子どもたちによる市民参加型ミュージカル「むなかた三女神記」。世界遺産登録決定の瞬間は、子どもたちも一緒に見守りました。世界遺産に登録されたことで、宗像市のことを知ってくださる方や観光に来て下さる方が増え、大変嬉しく思います。歴史的価値を後世に継承し、これからも市民と共に守っていきたいですね!