私が通っていた吉武小学校と大島小学校は、どちらも小規模学校。この共通点からスポーツや文通などの交流を活発に行っていました。不思議と大島っ子とは気が合いました。
私が最初に大島に渡ったのは小学校の4、5年生ごろに参加した「七夕揮毫会」。神湊から弁天丸に乗船し、大島に渡島。人生初の船旅でした。次に思い出すのは、20代に父と渡った記憶。島内で出会った方々の人情味あふれる笑顔が忘れられません。
その後、何度も大島を訪れ、島内を案内して頂き、緑多き大島の自然に魅了されました。そんな経験から県議時代に「県内初のオルレコースの設置を大島に」と関連機関に呼びかけました。同コースは、季節を問わず歩いて巡る新たな島内観光として好評です。
今、大島では、島に住む若者や大島に魅せられた移住者、島外からの支援者らが連携し、さまざまな取り組みが加速。訪れる度に大島ファンが拡大していることを実感しています。遠き大陸や古代の歴史に思いを馳せながら、晩秋の玄界灘を訪ねてみませんか。