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令和5年12月号みさこの伝えタイ通信「訪れる度に新たな学びがある宗像大社神宝館。」

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「神宝館」は、宗像大社・辺津宮の境内・第二駐車場横にあります。昭和55年(1980)に竣工。ここに、沖ノ島出土の遺物を中心に8万点に及ぶ膨大な数の国宝や平安時代から江戸時代にかけての宗像神社文書、阿弥陀経石など、多数の重要な文化財が収められています。展示物の入れ替えや、企画展の開催など運営に工夫が施され、いつも新しい発見や学びがある施設です。
8万点の国宝の中には、金属類など劣化していくものも多く、専門の機関で計画的に洗浄や防錆(ぼうせい)など保存・修理作業が行われています。展示替えで、往年の輝きを取り戻した遺物に出会うと、思わず「お帰り」と声をかけたくなります。遺物や遺産群を次の世代に引き継ぐため、目に見えないところで、多くの人の努力が続いています。
神宝館では、来年2月4日まで特別展「国宝と現代の名匠三右衛門」が開催されています。誕生年が千年以上も離れた器と遺物が、違和感なく共鳴するように並ぶ光景は圧巻。新鮮な驚きに満ちた展示内容です。国宝と三右衛門の作品、時を超えた共演をお見逃しなく。

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