令和6年2月号みさこの伝えタイ通信「京都は「しまつの心」、 宗像は「もやいの心」です。」 最終更新日:2024年3月31日 (ID:830) 印刷 京都で過ごした学生のころ「しまつせなあかんえ」という言葉をよく耳にしました。最初は「ケチくさいな」と感じていましたが、時が経つにつれ「リデュース(ごみを出さない)」「リユース(再使用する)」「リサイクル(再生利用)」の大切さ、そしてなによりモノを大切にするために創意工夫する京都人の心意気が込められた言葉だと実感。「ケチ」と「倹約」は違うことを学びました。常は質素倹約に努め、ハレの日は贅を尽くす。古都の雅は、暮らし人の「しまつの心」があってこそだと納得。京都の「しまつの心」に適う宗像人の心意気といえば「もやい(催合)の心」。お互いに譲り合い、お互いに助け合う互譲互助の精神。その対象は人ばかりか自然環境も含みます。来年度は、自然環境との「もやい」を進めるため「食のまち」をキーワードに「地元産物のブランド化」や「地産地消」、「食の循環(コンポスト)」の取組を子どもたちと一緒に加速化させます。豊かな自然を守り、安心して住み続けられる環境を未来に引き継いでいくことは「Save the Sea」を掲げる「世界遺産CITY宗像」に住む私たちの使命です。