日本は島国ですが、福岡県内60の市町村で海に面しているのは17市町。海が身近にあるまちは多くはありません。市域には大島、地島のほか、2つの無人島があります。神湊港沖の勝島と玄界灘に浮かぶ、絶海の孤島・沖ノ島です。沖ノ島から宗像大社中津宮（大島）、辺津宮（田島）を結んだ直線を宮若市との市境まで伸ばすと、その距離は約70キロメートル。途中、玄界灘があるものの、市の端から端までの距離は、県内の市町村では最長？そんな広域な宗像市の北の隣町は、韓国。沖ノ島から韓国本土までは、130キロメートルほど。この北の隣町・韓国や中国、南方の国や地域から対馬海流に乗って色々なモノが宗像に寄せられています。
9月1日まで「海の道むなかた館」で「漂着物から学ぶアジアの文化・環境展」を開催しています。宗像地域の海辺で採集された漂着物や貝殻などを展示し、歴史を織り交ぜながら、海洋保全の大切さを発信。「世界遺産シティ・宗像市」ならではの取り組みです。海や古代のロマンに思いを馳せ、夏の海辺を散策してください。