親子で楽しめる「古代アートでエコバッグづくり」
更新日:2022年06月08日
2020年が明け、新学期も始まって少し落ち着いてきた1月18日。
まだ参拝客の多い宗像大社に隣接する「海の道むなかた館」で開催された、「古代アートでエコバッグづくり」に参加してきました。
(同館では過去にはこんなイベントも:https://www.city.munakata.lg.jp/kosodate/000/400/0710月20日170719100708.html)
かわいい文様スタンプにわくわく
1000年以上前の古墳時代に描かれた文様にドキドキ
さあ突然ですが、ここでクイズです。このマーク、何を表しているかわかりますか?
答えはレポートの最後を参照ください。
1番
2番
3番
わかるようでわからない?このマークは、古墳時代に宗像市近辺の装飾古墳に描かれていた文様だそうです。
古墳時代は今から1700年から1300年も前の時代。そんな時代にこの地域で使われていた文様を現代の私たちがまた使う…うーん、素敵ですねー。
私も装飾古墳に興味があって見に行ったことがありますが、1000年以上も昔の人が考え感じたことを表したこの文様を、現代の私たちが「何となーくわかる」という感覚的な共感にちょっとドキドキしてしまいます。
地元の歴史に触れながら楽しくエコバッグ制作!
それでは本題に戻ってエコバッグづくりです。今回はうちの年少児とおまけで2歳児が挑戦!
中に台になる板を挟んだA4サイズのトートバッグが用意され、目の前にはカラフルなたくさんのスタンプ。
大好きなスタンプを見て子どもたちの目が輝きます。
早くもスタンプを押したくてたまらない子どもたち
いろいろな文様のスタンプ。か、かわいい!
子どもたちは地域学芸員の坂梨さんに教えてもらいながら、脇目も振らずせっせとスタンプ作業に励みます。
さすがに文様の話を聞いてもまだちんぷんかんぶんなので、いろいろな説明は学習指導員の鎌田さんに私が聞かせてもらいました。
講座を担当される学芸員さんや学習指導員さんは他にもいらっしゃって、交代で担当されているそうです。
文様の説明が掲示してありました
宗像市の桜京古墳や周辺地域の古墳の紹介も
この体験講座は、国史跡である桜京古墳(古墳内部が3Dで見ることが出来ます:https://munahaku.jp/sp/sp_remains/sakurakyou/)の認知向上、親しみをもってもらおうと企画されたもの。
福岡教育大学の松久准教授と学生の方々の協力のもと、2017年の「夏の課外授業」で開催されたものが好評だったため、海の道むなかた館の体験メニューに加わったのだそうです。
地元の歴史に触れながら、かわいいエコバッグを作れるなんてなんていい講座!
もくもくとスタンプ作業。他の体験イベントにも胸が膨らみます
それにしてもこんなにたくさんの文様があるんですね。
身の回りの自然や道具などが主体のようですが、古墳時代の人のデフォルメの技に驚かされてしまいます。
サポートをしてもらいながら好きなスタンプをぺたぺた
2歳児も一生懸命ぺたぺた
まだ力が弱い子どもたちは、スタンプを押す力が弱くてインクがつきにくかったようですが、サポートを受けながらどんどんスタンプを押して行きます。
すぐ飽きるかと思いきや意外とがんばっているので、その間に周囲の展示物を見て回ると、他の体験メニューで作れるものが展示されていました。
古代体験学習で作られた勾玉(まがたま)や古銭
これもしてみたい!ストーンペイント
かわいらしいはにわも
素材一つとってもかなり本格的です。
体験メニューは土・日曜日、祝日に内容が日替わりなのですが、そのほとんどが参加料100円から200円程度。
し、信じられない!かなーりお得ですよ!
ついにエコバッグ完成!良い記念になりました
そうこうしているうちに娘のエコバッグ完成!
途中、かなり学芸員さんと打ち解けてふざけていた割になかなかの出来(笑)。
良い記念になりました!
私も宗像市の古墳や周辺地域の古墳の話が聞けていい勉強になりました。
宗像に移住されてきた方は、こんな貴重な文化財が身近に眠っているなんて知らない方も多いでしょうから、このように体験を通しての情報発信はすばらしいですね。
記念撮影。大変お世話になりました
完成!自宅で軽く水洗いして色止めをしたらいいそう
この後は団体のお客さんが来られて、勾玉づくりをしていました。
沖ノ島で発掘された勾玉に使われていた滑石(かっせき)を、実際に使うそうですよ。
子どもがもう少し大きくなったら参加してみたいです。
勾玉づくりは参加料200円。なんて良心的…!
ちょっとした休憩にもちょうどいいスペースがありました
海の道むなかた館の奥には喫茶スペースがあります。
軽食やおみやげ、駄菓子なども販売されているので、ふらっと立ち寄ってみては。
トイレにはベビーシートやベビーキープもあるので赤ちゃん連れでも安心です。
メニューは不定期で変わるそう
天気のいい日は外のテーブルセットで食べてもいいかも
お土産も充実!
地元の作家さんの作品も販売されていました
色鮮やかな宗像のガラス工芸
あると嬉しい駄菓子も
小さな子連れだとなかなか来ることのなかった海の道むなかた館でしたが、ゆったりしているのでちょっと休憩がてら立ち寄るにもちょうどよいです。
地元中学校の発表の場にも利用されていました
週末には、日替わりで楽しく学べる体験がプチプライスで用意されているので、まだまだ寒いこの時期、ぜひ利用されてみてはいかがですか?
ママレポーター徳永
クイズの答え
- 鏡や太陽の意味(同心円文)
- 波
- さしば(持ち手が長いうちわ)
ね、何となーくわかりませんでしたか?
関連リンク
- 海の道むなかた館HP(外部サイトにリンクします)
このページに関する問い合わせ先
総務部 秘書政策課 広報政策係
場所:市役所本館2階
電話番号:0940-36-1055
ファクス番号:0940-37-1242