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エコバッグ、洗っていますか?エフコープ商品検査センターで細菌チェック!~10月7日レポート~

更新日:2020年10月07日

レポーターの庄野です。
7月1日からレジ袋が原則有料化し、エコバッグを持っている方が多くなりました。
自慢ではないですが、宗像市環境リーダー(宗像市環境基本計画に則り、地域で環境活動に取り組む人)の私は何年も前からエコバッグを使っています!

しかし「エコバッグを洗っていますか?」と聞かれると・・・考えたこと無かったです。
え?みんな洗っているの??不安になってきました。
そこで、6月に市と包括連携協定を結んだエフコープさんに協力していただき、宗像市アスティにあるエフコープ商品検査センター「りんご館」で、わが家のエコバッグを検査してもらいました。

りんご館では、商品の「安全・安心」を最新の機器や技術を使って検査し、厳しくチェックしています。
商品検査センター担当(理化学)の花田さんにお話を聞くと「2016年に、ふと家のエコバッグを洗ってないよね?と気づいて検査しました。
エフコープの店舗に来店していた組合員にアンケートをとってみると、半数以上が洗ってない。週に1回以上洗う人は1割もいませんでした」とのこと。

私だけじゃ無かったんだ!と一安心です。

  • エコバッグ01.JPG
    アスティにあるエフコープ商品検査センター「りんご館」
  • エコバッグ02.JPG
    商品検査センター担当の花田さんに案内してもらいました

 

3種類のエコバッグの菌を検査してもらいました

細菌の大きさは約1㎛(マイクロメートル)。1ミリメートルの千分の1で、目で見ることはできません。
これを見える大きさにする事が必要です。

今回の検査で使ったのは「スタンプ培地」を使った微生物検査。
エコバッグの内部側面や底面にスタンプのように押しつけて菌を培養します。

培養すると増殖して目で見えるようになるので、どのくらいの菌がいるのかが分かります。
数量の違いは「乾燥に強い菌かどうか」「育ちやすい温度か」などの要因だそうです。

さて、わが家のエコバッグの検査結果はどうなったのでしょうか。

  • エコバッグ03.JPG
    「スタンプ培地」をエコバッグにスタンプし、菌を培養
  • エコバッグ04.JPG
    培養すると菌が増殖し、目で見えるようになります
  • エコバッグ05.JPG
    白い部分が細菌です

 

折りたたむとコンパクトになるポリエステルのタイプ

わが家ではサブのエコバッグとして携帯しているもの。
試しに、初めてネットに入れて普段の洗濯物と洗い持参しました。

結果:菌の数は6個(安心レベル)

エコバッグ06.JPG

10個以下なら問題は無いそうです。
今回はおしゃれ着洗いで洗いましたが、素材によっては普段着洗いでも十分だそうです。

 

厚手の綿素材で沢山の買い物をしっかり持てるタイプ

毎日使って車の中に置いている事が多いです。

結果:菌の数は22個(少し汚れているレベル)

エコバッグ07.JPG

少し多いので注意が必要。洗濯した方が良いとのことでした。

 

裏がアルミの蓋付き保冷バスケットタイプ

わが家では食品トレーや牛乳パックなどを溜めて、スーパーのリサイクルボックスで回収してもらいます。
このバスケットタイプのエコバッグに入れて持参し、回収後は購入した保冷が必要なものを入れて帰ります。
買い物で使うのは週1回程度です。

結果:菌の数が100以上(とても汚れているレベル)

エコバッグ08.JPG

通気性の無い保冷バックは、濡れて乾燥しにくいので菌が増殖しやすいそうです。

洗濯できない素材の場合どうしたら良いのでしょうと相談したところ、「アルコールスプレーを吹きかけたり、キッチンタオルにアルコールを含ませて優しく拭き取ってください。その後はしっかり乾燥をさせることが大切です」とアドバイスをしてもらいました。

菌は内部側面より底面が多いのでしっかり拭き取りました。

 

エコバッグを清潔に保つコツ!

  • エコバッグ09.JPG
    エコバッグを清潔に保つコツを説明してくれる花田さん

「菌をゼロにすることは難しいですが、普段の洗濯と一緒に洗ってきちんと乾燥させれば、菌の数を安全な状態まで減らすことができます。菌が増えると食中毒につながることもあるので、定期的に洗濯してください」と話す花田さん。

これからは定期的に洗います!
実験後は洗いやすいエコバッグを使うことが増えました。

菌を付けないような工夫も必要です。
肉や魚、土が付いた野菜などはポリ袋や新聞などで包む。
冷凍食品の結露にも注意が必要です。

菌は目に見えないので定期的に洗う。
乾燥させることが大切なので、替えのエコバッグをいくつか用意するのもいいですね!

 

エフコープ商品検査センター「りんご館」ってこんなところ!

1996年に宗像市アスティに移転開設。今年で35年目。

「安心のために、多くの視点で」を合い言葉に、商品検査を推進して情報を公開しています。
情報サイトは生活の中で役立つ情報が沢山です。

エフコープ生活協同組合「CHEER!days」情報サイト

https://cheerdays.fcoop.or.jp/serial/%E3%82%8A%E3%82%93%E3%81%94%E9%A4%A8%E5%AE%9F%E9%A8%93%E5%AE%A4/O41Ia

商品検査センター「りんご館」

http://www.fcoop.or.jp/goods/ringokan/index.html

  • エコバッグ10.JPG商品の安全を守るために様々な検査を行っています

 

 

施設の見学はどなたでも可能ですが、現在は新型コロナウイルスの関係で受け入れできません(令和2年度10月現在)。
夏休みは、抽選で子ども向けの簡易実験を体験するイベントもあります。

 

施設に入って一番に目に入る「手洗いコーナー」

私も手洗いチェックをさせてもらいました。
汚れに見立てたローションを手に塗り、手洗い後に特殊ライトの下に手をかざします。
洗い残しが光り、手洗いが正しくできているかを確認できます。

  • エコバッグ11.JPG
    アップルちゃんが見守る中、感染症対策に手を消毒できます
  • エコバッグ12.JPG
    正しい手洗いが学べる「手洗いコーナー」
  • エコバッグ13.JPG
    洗い残しが青く光ります

 

手のひらはきれいに洗えてましたが、指の間や手の甲側は洗い残しだらけ。
指の汚れを気にして丁寧に洗ったのに盲点でした。

実験や体験すると学ぶことは大きいと実感しました。社会科見学のようで楽しい!

 

見直そう!食の安全

エコバッグの検査を通じて、食の安全や環境についてさらに興味を持つことができました。

レジ袋をもらわないのが大切なのではなく、資源を無駄にしないでゴミを減らすことを考える。
衛生面も考えて臨機応変に使い分けることも大切ですね。
自分が選ぶものや使うものが未来の環境や健康に繋がっている。

そのためにも旬の情報を発信してくれているエフコープさんに感謝です。
これからも宗像から世界に大切な情報を発信し続けてください!

自由ヶ丘の店舗では、厳しい検査を通過した安心・安全な商品を購入できますし、買い物に出かけるのが難しい方は配達サービスもあります。
私の親は免許証を返納したので、助かってます。
小さなお子様がいるご家庭にもオススメです。

自分や家族の健康のため、小さなことから食の安全を見直してみませんか。

 

このページに関する問い合わせ先

総務部 秘書政策課 広報政策係
場所:市役所本館2階
電話番号:0940-36-1055
ファクス番号:0940-37-1242

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