メニューにジャンプ コンテンツにジャンプ

トップページ > ママ・パパレポート > 令和3年度レポート・レポーター紹介 > 始めよう、ダンボールコンポスト生活!その2(2カ月目から完成まで)~2月12日レポート~

始めよう、ダンボールコンポスト生活!その2(2カ月目から完成まで)~2月12日レポート~

更新日:2022年2月12日

こんにちは、ママレポーターの新田です。

1つの箱で3カ月から6カ月、約50キロの生ごみが処理できるダンボールコンポスト。安心・安全な堆肥を作れるだけでなく、家庭ごみの量も減らすことが出来るので一石二鳥だと思い、昨年のGWから開始しました。
毎日コツコツ生ごみを入れ続けること5カ月半、そこから1カ月の熟成期間を経て、ついに堆肥が完成しました。
今回は2カ月目から堆肥完成までの様子を紹介します。

  • 開始から1カ月のレポートはこちら

 

ダンボールコンポスト生活2カ月目

1カ月に一度は天地返しをするのがおススメ

生ごみを入れ始めて1カ月。基材の表面が黒っぽくなり、水分量が増えて混ぜにくくなってきました。ここで、天地返し(基材の上と下を入れ替えること)をしてみることに。
生ごみは水分でダンボールが湿気ったり、スコップを当てて穴が開くのを防ぐため、基材全体を混ぜるのではなく、中央につけたくぼみの中に入れて混ぜ込みます。
そのため、底の方にはまだ使っていない基材がかなり残っており、天地返しをしたことで最初の頃のようにフカフカの状態に戻りました。

左から天地返し前と後。色が全く違います

左から天地返し前と後。色が全く違います

 

基材に手をかざすと熱い!変化の観察も楽しい

2カ月目からは慣れてきたこともあり、貝殻以外は何でも入れてみました。夏の間よく食べたスイカの皮もそのまま投入。あんなに硬く分厚い皮ですが数日でペラペラになってやがて見えなくなるので本当に不思議です。
分解も活発なのか、箱の中の温度も上がりホカホカに!生のエビの殻も翌朝には赤くなっています。子どもたちも手をかざして「熱い!」と変化を楽しんでいる様子でした。

分厚いスイカの皮も数日で消えてなくなります

分厚いスイカの皮も数日で消えてなくなります

 

ダンボールコンポスト生活3カ月目

重さを比較しごみの減量を実感

我が家の1日あたりの生ごみの量は日々増減がありますが、おおよそ300gほど。毎日投入していたので300g×30日=9000g(9kg)で、1か月に約9kgの生ごみを投入したと推定されます。ところが2カ月目と3カ月目にそれぞれダンボール箱の重さを量ってみると、2.3kgしか増えていませんでした。
なんと1カ月で約6.7kgの減量に成功です。ダンボール箱に入れたはずの約6.7kgはどこに消えてしまったのでしょう・・・まさに「入れては消える魔法の箱」だと感じました!

環境問題も考えさせられます

3カ月目に行った天地返しでは、ビニールシートに基材をすべて出し、分解中の生ごみを観察しました。

子どもも一緒にかき混ぜてくれました

子どもも一緒にかき混ぜてくれました

 

分解されずに残っていたものは、卵の殻、種(おそらく桃とビワ)と鳥の骨、そしてプラスチック製のごみ等です。
このプラスチックのごみは生ごみ投入時に一緒に混じってしまったもの。ゆっくりでも少しずつ分解されていく他のものとは違い、いつまでも残っているプラスチックごみは、自然に消えて(土に還って)無くならないことを改めて実感しました。

種と骨は箱へ戻してプラスチックごみは取り除きました

種と骨は箱へ戻してプラスチックごみは取り除きました

 

ササラダニの発生!

ある朝、箱を開けてみるとシシャモの卵のような小さい虫が基材の表面にいるのを発見!調べてみると「ササラダニ」のようでした。人にも害は無く、生ごみの分解もしてくれるので、とりあえず一安心でしたが出来ればあまり見たくない・・・。
箱内の温度を上げると死滅するとのことで、いつの間にかいなくなりました。

 

ダンボールコンポスト生活4、5カ月目。そして熟成へ

4カ月目以降は、天地返しの頻度を増やしても基材がすぐに水分量が増えて混ぜにくくなってきたので生ごみの投入は終了。いつ止めたらよいのか悩みましたが、今回は5カ月半で止めることにしました。

  • ダンボール箱の底は湿気って柔らかくなっていました
    ダンボール箱の底は湿気って柔らかくなっていました
  • 熟成に入った時の基材の様子。分解しきれていない生ごみも残っています
    熟成に入った時の基材の様子。分解しきれていない生ごみも残っています

 

1カ月間は新たな生ごみは入れず、熟成期間を経たのち、5か月半分の生ごみが入った栄養満点の堆肥がついに完成しました。

完成した堆肥(令和3年12月5日撮影)

完成した堆肥(令和3年12月5日撮影)

 

完成した堆肥はすぐに使うのはもちろん、しばらく保管しておくことも可能です。
我が家ではこのまま春先まで保管しておき、家庭菜園で使おうと計画中です。

  • 自宅で使用しない場合は、ごみ住連や市役所でも引き取ってもらえます

 

直接アドバイスが貰える「ダンボールコンポストのつどい」がおススメ!

ダンボールコンポストに挑戦していると、困りごとや質問がたくさん出てきます。インターネットなどで調べることもできますが、「ごみ住連」の皆さんが月に1度、河東コミセンで開催している相談会「ダンボールコンポストのつどい」に参加するのもおススメ!
私も今回のダンボールコンポスト開始から1カ月経った頃と、熟成中の計2回参加。コンポストの経過を見て、直接アドバイスや経験談をもらえるのでとても心強いですよ。
周りに実践している知り合いがおらず、なかなか情報交換出来る機会が無かったのでとても勉強になりました。

持参したコンポストの様子を直接見てもらえます

持参したコンポストの様子を直接見てもらえます

 

熟成中に訪れた際は、コンポストの堆肥で育てたトマトとそうでないトマトの根を比べた写真も見せてもらいました。

ダンボールコンポストの堆肥で育てたトマトの根(右)

右がダンボールコンポストの堆肥で育てたトマトの根

 

写真で見ると一目瞭然。根の張り方が全く違うので驚きました!
根が多くて太いと、そこから栄養もたくさん吸収されるので甘くておいしい野菜が作れるそうです。
私も家庭菜園が楽しみになってきました。

 

ダンボールコンポストに挑戦してみて

入れては消えていく生ごみや基材の変化を楽しみながら5カ月半、無理せず続けることが出来ました。
良質な堆肥作り、おうち時間の充実、そして多少なりともごみの減量に貢献できたと思います。

昨年11月には2基目を開始。気温が低いせいか基材の温度もなかなか上がらないため分解も遅い等、季節での違いも感じています。
興味のある方は、ぜひ魔法の箱「ダンボールコンポスト」に挑戦してみてくださいね!

(レポートは原文のままで掲載しています)

 

ダンボールコンポストを始めるには?

各地区コミュニティ・センターで開催している「ダンボールコンポスト基礎講座」に参加すると、始めるための基礎知識が学べます。
日程は各コミセンだより等で確認してください。

ダンボールコンポストのつどい

日時

毎月第2水曜日(30分程度)

  • 1回目:午前10時
  • 2回目:午前11時

場所

河東地区コミュニティ・センター

受講対象・人数

初参加の方。1回に2人まで。
前日までに事前申込必要(相談会に参加の場合は予約は不要です)。

  • 基礎講座に参加するとダンボールコンポストAセット(基材、ダンボール、キャップ)をプレゼント

ごみ住連問い合わせ先

電話番号:080-3950-9278(代表・松尾)

 

このページに関する問い合わせ先

総務部 秘書政策課 広報政策係
場所:市役所本館2階
電話番号:0940-36-1055
ファクス番号:0940-37-1242

メールでお問い合わせはこちら

このページに関するアンケート

情報は役に立ちましたか?
このページは探しやすかったですか?

このアンケートフォームは暗号化に対応していないため、個人情報等は入力しないでください。