子どもにやさしいまちむなかた 第13回
更新日:2015年03月25日
これってどうなの?見て見ぬふり
Q:電車内の床やコンビニの前などに座り込んでいる若者(学生)を見かけても、注意しないのが当り前になっているように思います。これって子どもの権利を考えた場合どうなのですか?
声をかけたことで危ない事件となった話も聞くので、うかつに声をかけることは不安なのか、大人も遠慮して子どもに声をかけない、「見て見ぬふりをする」ことが多くなってきているように思いませんか。
しかし、子どもは大人からいろいろなことを教わりながら成長するので、教えてもらわないと分からないことがたくさんあります。そのため、市子ども基本条 例では、「豊かに育つ権利」の一つとして「良いこと、悪いことや社会のルールについてきちんと教えてもらうこと」が定められています。
昔の子どもは、地域の大人から声をかけられたり、叱られたり、教えてもらったりして多くのことを学んできました。しかし、核家族化や地域のつながりが希薄になったことで、その機会が少なくなってきているといわれています。
また、気がついたときに子どもに注意する(声かけする)のも大切ですが、小さい時から家庭や地域で声かけをして規範意識を高めることや、大きくなっても声をかけやすい関係になるように地域の教育力を高めることも大切ではないでしょうか。少し声をかけにくいと思っても、小さい時から声をかけられて育った子どもには「○○くん(ちゃん)、他のお客さんに迷惑だから、そんなところに座っていないで、ちゃんと立ちなさい」などと言えば、意外と素直に聞くものです。
子どもの育成は親だけでできるものではありません。「子どもは社会の宝」として、周りの大人全員で温かく見守っていくことが、親の子育て支援にもつながります。
このように、地域の力はとても大きなものです。地域の子どもの健やかな育ちに、ぜひみなさんの力を貸してください。
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