子どもにやさしいまちむなかた第21回
更新日:2015年03月25日
子どもが元気な地域は地域も元気! 赤間地区
みなさんの周りは、「子ども会なのに子ども自身が活動について話し合いをしていない」「子ども会などで、大人が子どものためにサービスしすぎてしまい、子どもがお客様になっている」ようなことになっていませんか?
子ども基本条例では、市民の役割として、「市民等は、地域において子どもが意見を表明し、又は参加する機会を設けるよう努めなければならない」(第10条の2)としています。
今回は、このような現状の解決のヒントになりそうな、赤間地区の取り組みを紹介します。
子どもたちにはたっぷり時間を
赤間地区コミュニティでは、「子どもリーダー養成研修」を実施しています。子どもたちは年間を通して、「宿泊研修」「コミュニティ文化祭」「ドッジボール大会」などに参加し、企画・運営などを担っています。文化祭では、宿泊研修で作り方を学んだカレーの店を出しています。
ドッジボール大会では、宿泊研修や事前の会議で、ルールやタイムスケジュールなどを計画し、大会説明会や審判なども務めます。研修生は、これらの全てを経て、晴れて「子どもリーダー」に任命されます。
この養成研修の特徴は、「子どもたちにたっぷりと時間を与える」ことです。子どもが自分たちで話し合いながら決めていくのは、とても時間がかかります。しかし、大人から与えられたものではなく、自分たちで話し合って決めたことなので、その後の活動での取り組む姿勢が違います。周りの大人たちは、手出し口出しをひたすら我慢。そこを、先輩の「子どもリーダー」が、うまくサポートしながら進めていきます。このように、以前参加した研修に、スタッフとして参加する先輩の「子どもリーダー」たちにも、活躍の場ができ、さらに成長しています。
ドッジボール大会のルールなどを計画しました | 先輩リーダーが優しく指導 |
地域を知ることで地域に愛着を持つ
子どもリーダーは、「子ども記者」としてコミュニティや赤間地区の行事を取材し、記事を書いています。地域に関わり、地域を知ることで、地域に愛着を持った子どもたちが増えています。
自ら考え、実践する中で、子どもたちはいろいろなことに気づき、学んでいきます。時間をかけて話し合ったり、失敗したりする全てのことが、子どもたちにとっては貴重な体験なのです。
このような活動が、子ども基本条例の「自分らしく生きる権利」や「意見を表明する権利」を保障しています。
このページに関する問い合わせ先
子ども子育て部 子ども育成課
場所:市役所西館1階
電話番号
子ども政策係:0940-36-1214
幼児施設支援係・幼児教育保育係:0940-36-3181
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