子どもの未来が育つまち 第12回
更新日:2015年03月25日
おどろきと発見がいっぱい! 「夏の課外授業」
今年も、7月20日から9月1日まで実施した「夏の課外授業」には、市内外から多くの子どもたちが参加。「作って、見て、触って」みんなで楽しく学ぶ、生き生きとした子どもたちの笑顔に出会いました。その体験の一部を紹介します。夏休みに子どもたちが楽しめる「夏の課外授業」
今年で2回目を迎えた「夏の課外授業」は、子育て世代を中心に、さまざまな体験を通して宗像の良さを実感してもらうことを目的とするものです。「つくって食べよう」「体験してみよう」「つくってみよう」「見て触って学ぼう」「長期間開催のイベント」の5つのジャンルを設け、その中で、市内の事業者の協力で、ピザ作りやシーカヤック体験、工場見学など、子どもたちが夏休みにさまざまな体験を楽しむことができました。
小さいけれど立派な消防士
「めざせ未来の消防士」が8月9日、宗像地区消防本部で実施されました。夏の太陽が照りつける中、参加した親子は消防隊員になるための訓練にチャレンジしました。
東日本大震災でも有効だった消火方法のバケツリレーでは、消防隊員5人チームとタイムを競いました。「早く早く!」「こぼさないでね」など、参加した子どもたちは小さい体を一生懸命動かして、みんなで力を合わせて水を運び、見事勝利! ビルの3回程の高さがあるはしご車の試乗では、1人も怖がらず、子どもたちは大興奮。また、タイムを競う水消火器を使った模擬消火訓練では、「頑張れ! 頑張れ!」とお互いを励まし合う光景も見られました。
その他、さまざまな訓練で汗だくになった親子ら。体を動かし、お腹もぺこぺこになると、振る舞われた消防署特製カレーに大喜び。みんな笑顔で無事に訓練を終了することができました。
最後に「未来の消防士認定書」を受け取り、子どもたちは、もう立派な消防士です。
みんなで力を合わせてバケツリレー
楽しく学べる科学 一番人気はスライム作り
8月10日に宗像ユリックス・イベントホールで開催された、「世界一行きたい科学広場 in 宗像2013」では、親子連れなど多くの来場者でにぎわいました。
物作り、ロボット教室、風船を浮かべよう!など、さまざまなブースがあり、中でも毎年恒例のスライム作りは大人気で長蛇の列。今年は、光るスライムも登場。「すごい! とろとろ」「光ってきれい」などと言いながら、子どもたちは一生懸命に割り箸で混ぜてスライムを作っていました。
ステージでは、テレビで活躍中の滝川洋二先生のサイエンスショーが実施され、光の実験に子どもたちは興味津々。赤、青、緑の光を合わせて白い光になると、会場に驚きの声が響きわたりました。
子どもたちは楽しみながら科学をしっかり学んでいる様子でした。
大人気のスライム作り
ワクワクしながら一生懸命組み立てた金属探知機
「先端科学技術を活用したモノづくり体験」が8月24日、株式会社トヨタプロダクションエンジニアリングで開催され、7家族が参加しました。
セキュリティーカードを受け取った子どもたちは、ワクワクした様子で、いざ作業場へ。「今日は金属探知機を作ります」とスタッフの言葉に目を輝かせました。
初めて使用した「はんだごて」に四苦八苦しながら、子どもたちは一生懸命に金属探知機を組み立てていました。組み立てが終わると、画用紙に絵を描き、カラフルな車を作成。それを金属探知機にかぶせて出来上がりです。
最後に、車の金属探知機を使って宝探しを実施。ピーという高い音が、金属に反応すると低い音になる仕組みです。「組み立てるのは難しかったけれど、うまく出来たのですごくうれしい」「家で、いろいろな金属を見付けるのが楽しみ」などと、子どもたちはうれしそうに話してくれました。
初めて使った「はんだごて」
英語に親しみを! 遊びながらコミュニケーション
8月28日、福岡教育大学・英語教育講座・中島研究室主催の「Summer Fun Fair(サマーファンフェア)」が、赤間コミュニティ・センターで実施されました。
福岡教育大学の学生と、アメリカや韓国など5カ国の留学生たちが、参加した子どもたちに英語の楽しさを教えました。
言葉遊びや、大きなしゃぼん玉を作るコーナーなど、子どもたちが、英語に楽しく触れ合えるように工夫したコーナーが複数設けられました。
「ハロー」と英語であいさつする留学生に握手を求められると、子どもたちは恥ずかしそうに手を差し出していました。「初めは緊張したけれど、外国のお兄さんやお姉さんが優しいし、おもしろかった。もっとたくさん英語を話せるようになりたい」など、数分も経つと、会場内のあちこちで、子どもたちの笑顔と笑い声があふれていました。
留学生と英語でコミュニケーション
子どもたちと一緒に協力事業者も笑顔
子どもたちの笑顔のために、27事業者が夏の課外授業に協力し、イベントを提供しました。「協力事業者募集の広報を見て、子どもたちのために協力したい」と、生産者直売所赤木の里の岩元賢一さんは協力のきっかけを話してくれました。また、「今まで子どもたちを工場で受け入れるということはありませんでしたが、子どもたちが来るということで、従業員一同楽しみに待っていました」と株式会社キューレイの尾花栄之(えいし)さん。粋工房の伊藤幹生さんは「昨年から協力しています。同じメニューだけでなく、来年はもっと工夫したイベントをしたい」と来年へ向けての意気込みを話し、子どもたちだけでなく協力事業者も笑顔を見せてくれました。協力事業者のみなさんありがとうございました
このページに関する問い合わせ先
子ども子育て部 子ども育成課
場所:市役所西館1階
電話番号
子ども政策係:0940-36-1214
幼児施設支援係・幼児教育保育係:0940-36-3181
ファクス番号(共通):0940-37-3046