2022ムナカタログ No.2 最終更新日:2023年8月3日 (ID:2292) 印刷 和田さんご家族 宗像で有機栽培農家(ぶたちゃんの畑)を経営している和田さんご夫婦と二人のお子さん。年間で100~150種類の野菜を育てている。移住のきっかけや、暮らしについてお聞きしました。 移住のきっかけは? これまで全国に営業所を持つ民間企業に勤めていました。俗にいう転勤族でした。 年数が経ち、経験を積む中でふと自身の人生の中で何が一番大切なのかを考えたとき、自分や家族との時間をもっと大切にしたい、自分の人生をもっと楽しみたいと思い、農業の道に進むことを決めました。 農業を始めるにあたっては、自身の育った宗像でと場所は決めていました。 「場所が決まっているなら」と、農業相談をした際に、むなかた地域農業活性化機構の担当者様より宗像で農業の勉強(準備)をした方が良いとアドバイスを受け、支援制度を活用することになりました。 宗像に実際住んでみての感想を教えてください これまでも私は地方に住んでいたので、自然に囲まれていた環境は一緒です。 宮城に住んでいた時よりも都会との距離が近いので遊びにも行きやすく、生活はとても便利になりました。 野菜や海産物などの食べ物もとてもおいしいです。 農業は朝から晩まで働くイメージがあると思いますが、決してそんなことはなく自分のペースで仕事ができています。私の朝は意外と遅いです。 休みの日はどのように過ごしていますか あまり「休み」という概念はないですが、今日は家族と過ごそうと思ったら育苗中の苗への水やりだけをして出かけています。 私自身は釣りが趣味のため、地元の友人の親父さんの遊漁船に乗って、釣りに行っています。 子どもたちと一緒にショッピングセンターに行ったり、さつき松原という国定公園を散歩したりして楽しくリフレッシュできています。 あと、近所に市営の図書館があるので、よく利用しています。広くて使いやすく、そこに本がなくても市内の別の図書館にあれば、取り寄せもしてもらえるので助かっています。 宗像市での子育てはいかがでしょうか 子どもは二人。3歳と1歳になります。子どもは畑が大好きです。 二人とも「玄海風の子保育園」に通っています。保育園もスムーズに入園できたのは都会と違うところかもしれないです。 保育園は山と一体化しており、敷地も広く、子どもをのびのびと遊ばせてくれます。 自然の中でのびのびと育てているので、体は強く育っています。 子どもたちも楽しそうで、自然の中で育つことが合っているのかもしれないですね。 和田さんの取り組んでいる農業について教えてください 現在は有機栽培で野菜を作り、販売先は、個人一般の方々と、福岡県内外の飲食店様を中心に販売しています。 個人一般の方は、会員制とし野菜の詰め合わせセットを定期購入して頂いています。 山あり谷ありと安定した経営が難しいと言われる農業ですが、取引先様との取引を定期購入として頂くことで、信頼関係を深め、経営を安定させることができてきました。 農業を始めて間もない頃は駐車場に野菜を並べて直売所をつくり、販売していましたね。 一生懸命に作った野菜だったのですが、当時は買ってくれる人も少なく、1日600円なんてこともありましたが、こんなに辛いのは今だけだと思い踏ん張りました。 まだ農業を始め数年ですが、1つの野菜を作るのに2~3通りの方法を試すことで、数倍の経験値を1年で蓄え、効率UPの研究を重ね、農業3年目で100種類以上の野菜を作ることが出来るようになりました。 今後の目標は、引き続きにはなりますが、緑肥作物や身近で手に入る資材を活用した土作りで有機野菜を栽培すること。農業を続けていくことです。 関連リンクむなかた地域農業活性化機構(外部サイトにリンクします)ぶたちゃんの畑Facebook(外部サイトにリンクします)宗像市の保育園(外部サイトにリンクします)宗像市子育て・教育サイト「むむハグ。」(外部サイトにリンクします)宗像観光ガイド「さつき松原」(外部サイトにリンクします)福岡県観光連盟「さつき松原」(外部サイトにリンクします)