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べじたぶる4月号「興味から本業に、意欲を持って」~イチゴ農家 松川原進吾さん~
2024年3月27日更新知る
- 営農年数:4年目
- 営農地:宗像市田野上八
- 栽培品目:イチゴ
- 作付面積:19a
ヘルパーから農家へ
もともと家庭菜園に興味があった松川原さんは、自営業を辞めてから本格的な農業に関心を持つようになりました。JAの農作業ヘルパーに登録し、1年ほどイチゴ農家の下で働きましたが、半年を過ぎたころから“自分で栽培したい”という思いが強くなり、むなかた地域新規就農研修の受講を決意。イチゴ農家の力丸さんから技術を学び、4年前に就農を果たしました。
今年は縁あって面積を拡大し、現在19aのハウスでイチゴ栽培に励んでいます。
ハウスにはイチゴ畑が広がります
タイミングと師に恵まれて
新規就農の場合、まずは圃場探しやハウスの建設から始めなければならず、多くの資金が必要になります。その上、最初から明確な収入が見えてくるわけではありません。しかし松川原さんは、師匠である力丸さんの口利きもあり、ちょうど就農するタイミングで農業を引退するという農家さんからハウスを引き継ぐことができました。
「力丸さんの協力がなければ、恐らく借りることはできなかった」と、師匠への感謝の思いを語ります。
コツコツと確実に
「ヘルパーだったときも今も、ずっと農業が楽しいです」と笑顔で話す松川原さん。そんな松川原さんが特に意識していることは、花や実に日光が当たるようにするための玉出し作業。この作業を怠れば実が赤くならず、収穫の効率も悪くなってしまうため、収穫に追われてどんなに忙しくても最低限行うよう心掛けているそうです。
葉かきをしているときは葉かき、玉出しをしているときは玉出し、と作業を一つずつこなして次の工程に移るなど、堅実な姿勢で農業に向き合っています。
今後の目標
松川原さんは常に目標を掲げるようにしていて、昨年は「いちご部会で反当売上1位になる」という目標を見事達成しました。今年は、その記録を伸ばすことが目標だそうです。さらに、今年から栽培を始めたハウスは高設を採用していて、身体への負担が少なく、栽培管理や収穫作業の効率が上がったと実感しています。「すべて高設栽培に切り替えられるようノウハウを身に付けたい」と意気込みを教えてくれました。
瑞々しいイチゴ
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