25年ぶりに御嶽山登山道案内板を新替。親子2代で作成・設置 最終更新日:2023年6月9日 (ID:3050) 印刷 25年ぶりに御嶽山登山道案内板を新替。親子2代で作成・設置 標高224m。島内最高峰の御嶽山(みたけさん)。玄界灘が一望できる頂上には、御嶽宮(みたけぐう)が鎮座。展望台や沖津宮遥拝スポットもあり、玄界灘を一望できます。この御嶽山登山道案内板を大島学園中学部総合文化部の部員らが制作。海も山も、眺望も楽しんでと来島者に呼びかけています。写真は、左から福崎歩侑(あゆ・高1)さん、金川未来王(らいぜ・高1)さん、本田澟(りん・中2)さん、金川希愛羽(きあら・中2)さん。Tik Tok(ティックトック)で大島の動画が大反響。若者の来島者が急増している大島。中津宮をはじめ沖ノ島遙拝所や小夜島、灯台、風車などの画像とともに、御嶽山山頂からの眺望も人気です。そんな大島で「かわいいね」と若者たちの目を引いているのが御嶽山登山道の案内板。この案内板は、義務教育学校大島学園中学部の総合文化部4人が作成。令和5年3月、島内のボランティアグループ「おおしまお助け隊」の協力を得て、登山道入口や中腹など6箇所に設置。工夫を凝らした案内板が登山者を歓迎しています。 御嶽山登山道には1998 年に、大島小学校6年生が卒業を記念し作成・設置した案内板がありましたが、老朽化が著しく新替えが求められていました。このため、同校総合文化部が部活動の一環として、2代目案内板づくりに着手。9年生の卒業に合わせ完成させました。「初代の案内板づくりには、母も参加しています。家族で御嶽山に登った時に教えてくれました。御嶽山山頂からの眺望は雄大です。条件が良ければ、沖ノ島も観えます。御嶽山山頂から観る沖ノ島は、不思議と大きく見えます」と金川未来王(らいぜ)さん・希愛羽(きあら)さん。御嶽山は標高224 m。ほぼ海抜0m からの登山。中津宮横の登山道を50 分ほど歩くと山頂。山頂には展望台やトイレ、沖ノ島ビューポイントもあります。御嶽山祭祀遺跡の発掘調査で、8、9世紀にかけての露天祭祀跡が見つかっています。眺望と歴史、そして四季折々の自然が楽しめる場所御嶽山に登ってみませんか。 親子2代で案内板制作に関わった、金川未来王(らいぜ)さん(写真:右)・希愛羽(きあら)さん(写真:左)。2人の間にあるのは、25 年前にお母さんらが設置した案内板。 大島学園中学部総合文化部の部員と看板設置をサポートした「おおしまお助け隊」のメンバー。 関連リンク 時間旅行ムナカタ「独自の祭祀を形成 大島御嶽山遺跡」 御嶽山山頂からの眺め 大島港渡船ターミナルから出て、正面に見えるのが御嶽山。 御嶽山頂上。ベンチや展望所、トイレなどがあります。 静かにたたずむ御嶽宮 正面に見えるのは勝島。その向こうは神湊港。 沖ノ島ビュースポット。条件が良ければ、指示版の向こうに沖ノ島が確認できます。 北側の海。 北側の海。 地島と鐘崎。奥に続くのは響灘。