更新日:2023年5月18日
小中一貫コミュニティ・スクールとは
小中一貫教育で9年間の「縦のつながり」を、コミュニティ・スクールで地域や家庭との「横の連携」を強化し、双方を一体的に推進することで、様々な教育施策や教育活動をより効果的に進める取り組みです。
宗像市の小中一貫コミュニティ・スクールは、小中一貫教育を推進する学園と学園の校区を基盤とする地域及び学園の児童生徒が生活する家庭が、学園の運営方針やめざす子ども像を共有し、目標達成に向けてそれぞれが役割を考え、果たすことで子どもの健やかな成長を促す取組です。
学校の子どもから、地域の子ども・社会全体の子どもへ、学園・家庭・地域総がかりで地域の担い手・未来の担い手である子どもを育てていくことを目指しています。
また、小中一貫コミュニティ・スクールで学園・家庭・地域がお互いの目標・課題等の協議・共有することにより、3者それぞれの活動や連携した活動(地域学校協働活動)がより充実したり、新たな取組につながったりすることも期待しています。
小中一貫コミュニティ・スクールの目的
学園(学校)が、変化の激しい社会の動向にしっかりと目を向け、教育課程を工夫し、教育活動を展開していくため、保護者や地域住民とお互いの情報や課題を共有し、これからの時代を生きる子どもたちのために共通の目標・ビジョンを持って、同じベクトルで日々の教育活動を進めていく体制を整えることが目的です。
急激な社会の変化に伴い、学校と地域・家庭を取り巻く課題は、より複雑化、多様化しています。そのような中、学校と地域がそれぞれ抱える課題を解決していく一つの手立てとして、国は、学校と地域住民等が力を合わせて学校運営に取り組む「コミュニティ・スクール」と学校と地域が相互にパートナーとして行う「地域学校協働活動」の一体的な推進を目指しています。これからの学校は、変化の激しい社会の動向にしっかりと目を向け、教育課程を工夫し、教育活動を展開することが求められています。保護者や地域住民とお互いの情報や課題を共有し、日々の教育活動を進めていく必要があります。
宗像市では、学園の教職員や多くの地域住民、保護者が当事者意識をもって地域の子どもの教育に関わり、社会の担い手、未来の創り手となる子どもを育んでいくことを目指してコミュニティ・スクールを導入し、これまでの小中一貫教育を基盤とした小中一貫コミュニティ・スクールを推進していきます。
小中一貫教育とは
同じ中学校区にある小中学校を1つの学園とし、義務教育9年間の共通目標の設定と一貫したカリキュラムに基づく教育のこと。
宗像市には7つの学園があり、学校や地域の特長を生かした小中一貫教育を進めてきました。9年間の一貫したカリキュラムの充実、特別支援教育や生徒指導、不登校対応など学園一体となった取組を進めていきます。
小学校から中学校まで切れ目のない、児童生徒にとって最適な学習環境の提供や、中1ギャップの解消など、児童生徒が学校生活を安心して送れることを目指しています。
小中一貫教育では、
- 小学校の教職員は、中学校での学習や子どもが中学校を卒業するときの姿をイメージしながら日々の教育活動を行います。
- 中学校の教職員は、小学校のどの学年で何を学んで、何につまづいて今の子どもの姿があるのかを知った上で指導にあたります。
コミュニティ・スクールとは
コミュニティ・スクールは、保護者や地域のみなさんと学校で構成する「学校運営協議会」を設置し、家庭や地域と連携・協働する学校のこと。
宗像市では、小中一貫教育を基盤に学園(中学校区)ごとに設置するため、“〇〇学園運営協議会”と呼んでいます。
宗像の郷「中央学園」と日の里学園は、令和元年度からモデル学園として先行的に導入し、協議や取組を進めています。
令和4年度からはすべての学園に学園運営協議会を設置し、コミュニティ・スクールを始めます。
宗像市の7つの学園
宗像市立学校は、小学校14校、中学校6校、義務教育学校1校の21校です。
宗像市では、現行の小中学校の枠組みはそのままですが、各中学校区内の小学校及び中学校を一つの「学園」とし、義務教育9年間を前期(1~4年)、中期(5~7年)、後期(8,9年)に区分して発達段階に応じた学びを進めています。
- 城山学園(城山中、吉武小、赤間小、赤間西小)
- 宗像の郷「中央学園」(中央中、南郷小、東郷小)
- 日の里学園(日の里中、日の里東小、日の里西小)
- 学びの丘学園(自由ヶ丘中、自由ヶ丘小、自由ヶ丘南小)
- かとう学園(河東中、河東小、河東西小)
- 玄海学園(玄海中、玄海小、玄海東小、地島小)
- 義務教育学校大島学園
主な取組
学園の運営方針の作成
学園の児童生徒の実態や地域、保護者の思いや願いを踏まえ、学園の教育目標及び重点目標を、学園運営協議会での協議の上設定し、学園の運営方針を作成しています。
9年間を見通した教育課程の編成
学園の共有目標の達成に向けた教育課程を編成し、学園の全ての職員が9年間の見通しに基づいた教育課程の実施・評価を行います。
兼務教員等による授業や見守り
中学校の先生が小学校で授業を行い、中学校進学への安心感を深めます。
小中間での教職員や児童生徒の交流
学園全体で会議・研修を実施するなど、普段から小中の教職員が交流することで、子どもの様子をお互いに共有・相談できます。
また、小小・小中合同の活動(あいさつ運動、校区愛着活動、遠足、自転車安全教室など)を行い、小学生が中学生の生活の一端に触れたり、同じ中学に進学する小学生や小学生と中学生が知り合ったりするきっかけになります。
このページに関する問い合わせ先
教育部 教育政策課
場所:市役所本館3階
電話番号:
教育総務係:0940-36-5099
学校整備プロジェクト室:0940-36-9610
地域教育連携室:0940-36-1169
ファクス番号:0940-37-1525
PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。