PTA役員が語る「自由ヶ丘南小学校 にじいろフェスタ」~2月15日レポート~
更新日:2024年2月15日
こんにちは、ソラママレポーターです。
宗像市では、子どもの関心を掘り下げて将来につなげる学びの場「むなかた子ども大学」を令和3年度から開催。
その一環で、昨年度から11月に「むなかた子ども大学の日」を設け、市内の各小学校でゲストティーチャーを招いた体験活動を行っています。
さまざまな発表なども行われ、保護者や地域の方も観覧できます。
昨年度、わたしはママレポーターとして「むなかた子ども大学」を取材。
今年度はPTA役員として、自由ヶ丘南小学校での「むなかた子ども大学の日・にじいろフェスタ」の企画・運営に携わることに。
PTA役員の目線から、同フェスタの様子をレポートします。
にじいろフェスタ開催に向けて
我が子の通う自由ヶ丘南小学校は、平成5年に南郷小学校と自由ヶ丘小学校から分離し、開校31年目となる学校。
宗像市の南方に位置する小高い丘にあり、校門の虹のアーチと時計台がシンボルで、フェスタの名前の由来にもなっています。
南小の「むなかた子ども大学の日」は、PTAと学校が主体となって「地域の方を講師に迎え、子ども達に色々な体験活動を行い、将来の夢や希望に結びつける」というコンセプトで実施。
開催に向けて、フェスタ委員会で話し合いの場を重ねました。
南小は「学びの丘学園」として小中一貫コミュニティスクールを推進
4月
まずは昨年度の資料を基に、反省点を活かすように体験活動のブース決めについて話し合いました。
「体験ブースをいくつにするのか」「毎年同じではなく、新しい体験ブースも必要ではないか」「何を企画するのか?」など不安はいっぱい。
市内のほとんどの小学校で同じような体験活動を行うため、講師の取り合いも予想され焦りが募ります。
そこで早めに講師の方を抑えようと、昨年度人気の高かった「スライム作り」「バルーンアート」「理科実験」を候補に挙げ、学校に確認。講師の方も快諾してくださり、3ブース分の体験活動内容が決定しました。
学校側がどこまで担当・外部の講師を手配してくれるかなども考慮して、全部で10ブースの体験活動を行うことになりました。
5月
3つの体験活動内容は決まったものの、残りのテーマを決める上で「子どもたちはどんな体験がしたいのだろう?」という疑問が浮かびました。
そこで、子どもたちにアンケートを取り、その結果に基づいて検討していくことにしました。
開催までの日数も踏まえて、私たちで準備や講師の手配ができるのかも考えなくてはいけません。
市内で行われている各教室の情報を参考にしていくつかピックアップし、子どもたちに選択制で回答してもらうアンケートを作成。2週間ほど回答期間を設けました。
実際のアンケート内容。生徒たちには学校用のタブレットから回答してもらいました
スライム作りやプラバン作りが人気という結果に
6月
アンケート結果を基に体験活動の候補を絞り、講師の方に連絡を取るために奔走。
もうすでに他校の依頼が入っているからと断られることもあり、なかなか簡単にはいきません。
アンケートでも人気の高かった「プラバン作り」「ネイルアート」は、フェスタ委員のメンバーに経験者がいたため、自分たちでやってみることにしました。
7月
ようやく、10ブースの体験活動が決まりました。
10ブースの体験活動
- スライム作り
- プラバン作り
- ネイルアート
- バスケ(フリースロー)
- サッカー(キックターゲット)
- ビーズアクセサリーと折り紙
- バルーンアート
- 昔遊び、輪投げ、ボーリング
- プログラミング
- 理科実験
この内、「プログラミング」と「理科実験」は学校側が講師を引き受けてくれました。
体験活動のブースが決まってホっとするのも束の間、フェスタ委員の中から各ブース担当を決め、各自で講師の方々との打ち合わせに入りました。
電話連絡だけでなく、必要な所には講師の方へ依頼書や承諾書を郵送しました。
8月(夏休み期間)
夏休み期間は、各ブースでの体験内容を紹介するために展示・作品サンプルなどを準備。
夏休み明けに児童がどんな反応をしてくれるのか楽しみです。
展示物は私たちフェスタ委員の力作です!
9月
各ブースで簡単に企画資料をまとめてもらい、フェスタ委員内で共有。
講師の方との打ち合わせ内容や進行状況の報告会も行い、当日の大まかな流れも確認しました。
9月中旬からは、児童に展示物も見てもらって「どの体験ブースに行きたいか?」を最終アンケート。
その結果を基に、各ブースで使用する材料の個数などを決めて調達します。
他には時間配分、教室割りなどを教頭先生と相談しながら決めて行きました。
10月
当日の混乱などを防ぐため、児童から特に人気の高かった5つのブースで決まりごとを作成。
各ブースの当日の手伝いとして、PTA役員の振り分けなども決定しました。
- 「プラバン作り」「スライム作り」「バルーンアート」は、全児童が一回ずつのみ体験できる
- 「ネイルアート」「ビーズアクセサリー」は材料の準備や確保が要るので、事前に希望した子のみが体験できる
- 5つのブースはスタンプカード制にし、準備にチェックする
スタンプカードは教頭先生が作成してくださいました
11月(直前会議)
各ブース担当での不安ごとなどを共有し、当日の流れを確認しました。
フェスタでの注意事項やトラブルが起こった際の対応、フェスタ直後の片付けについても話し合いました。
にじいろフェスタ当日
いよいよ「にじいろフェスタ」当日!
午前中に各学年の生活発表が行なわれ、自分たちの住む自由ヶ丘のことなどを発表(保護者の方も見学可能)。
給食の後は、PTAと学校が主体となり体験活動を行いました。
いよいよこの日を迎えました
「無事に開催できるのか」「トラブルなく体験活動を行えるのか」と不安になる中、フェスタ開始の放送が。
子どもたちは、ワクワクキラキラと興奮を抑えきれない様子で、一斉に体験ブースへとと駆け出しました。
見守っている私たちも嬉しくなり、「こんなに楽しみにしてくれていたんだ」と安心しました。
理科実験
昔遊び
にじいろフェスタを終えて
最初は、「『フェスタ(お祭り)』という名前なのに、なぜ『むなかた子ども大学の日』の体験活動を小学校でするんだろう?」という疑問がありましたが、今回、縁あって役員を経験し、その理由を自分なりに考えてみました。
市が主催する「むなかた子ども大学」は小・中学生を対象にしており、メイン会場のグローバルアリーナをはじめ実際の職場を訪れるなど、子どもたちにとって「いつもと違う場所」で体験活動を行います。
非日常を感じられる新鮮さも魅力的ですが、低学年などの小さい子どもは、やりたいことが目の前に提供されても、慣れない場所や人に囲まれた状況に不安を感じ、体験に集中できないことも考えられます。
対して、いつも通っている小学校での体験活動は、小学生がメインターゲット。
仲の良い友だちと一緒で、信頼している先生が見守ってくれるという大きな安心感があり、新しいことにチャレンジしやすい部分があるのではないかと感じました。
どちらも違った魅力がありますね。
自由ヶ丘南小学校のPTA役員って?
今年度、我が子が南小の新一年生にあがり、先輩のママ友からの「早めに何かPTA役員になっていたほうが良いよ」というアドバイスが。
「誰もやりたい人がいなかったら、何かの役員に立候補しよう」と考えていました。
4月13日の入学式後、体育館で現PTA役員の方から挨拶があり、新一年生の保護者の中から役員を決めることに。
お祭りが大好きなのでフェスタ委員になろうかなと立候補し、すんなりと役員が決定しました。
早速翌日の4月14日の夕方に、第1回委員会を開催。
各委員会での顔合わせ、役職決めと引き継ぎ、委員会活動・年間計画についての説明などが行われました。
4月22日には、今年度は紙面でPTA総会が行われ、本決定となりました。
その後、年に7回ほど運営委員会を開催。本部役員と各委員会の正・副委員長、教職員代表で会議を行います。
それとは別に、フェスタ委員会を毎月実施。
役員になった当初は大変に思えましたが、フェスタ委員のメンバーにも恵まれ、学校のことを近くで知ることができ、終えてみると「充実した1年だったな」と感じました。
(レポートは原文のままで掲載しています)
関連リンク
- 宗像市立自由ヶ丘南小学校(外部サイトにリンクします)
- むなかた子ども大学(外部サイトにリンクします)
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