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冬のさつき松原を歩く。

2023年1月18日更新知る

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冬のさつき松原を歩く。

市内北部の神湊(こうのみなと)から上八(こうじょう)までの海岸線5キロメートルにわたって続く「さつき松原」は紺碧の海と白い砂浜にクロマルツの緑が映える県内有数の景勝地。その面積は約120ヘクタール。そのほとんどはクロマツが生い茂る国有林。林野庁のレクリエーションの森にも指定され、日本の白砂青松100選にも選ばれています。夏は海水浴でにぎわう「さつき松原」ですが、冬の海辺や松原内の遊歩道散策もおすすめ。キリリと澄んだ海水と越冬のため飛来する海鳥は冬ならではの景観。鐘崎側の遊歩道には、東家(あずまや)やベンチもあり、玄界灘に浮かぶ島々を眺めながら、波の音をBGMにのんびり過ごすにはもってこいです。「さつき松原」のクロマツ林は、400年ほど前に黒田長政が筑前国初代藩主として着任して間もない慶長7年(1602)に田畑を潮風や砂から守るため松の植樹を命じたのが始まりと伝えられています。現在、その数は、樹齢250年の大樹も含め、推定20万本。最初の植林以後400年余、人の手で守り受け継がれてきた人口林です。
波打ち際に近い砂丘部には、コウボウムギが優占し、ハマヒルガオ、ハマボウフウなど深い根、長い地下茎、肉厚の葉をもつものが多く、乾燥や飛砂、堆砂に耐え自生。その後方部には、タブノキやヤブニッケイなどの海岸性の樹種がクロマツと混成しています。
海域に目を移すと、ウミネコや大島や地島の崖地で繁殖するミサゴが1年を通して観察できます。冬は、セグロカモメやオオセグロカモメなどのカモメ類、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、シロエリオオハム、ウミウ、ヒメウ、ウミアイサなど多くの海鳥が飛来します。野鳥観察のおすすめスポットは、鐘崎漁港御製(ぎょせい)広場近くの砂浜。四季を通して、さまざな野鳥が観察できます。むなかた電子博物館では、宗像で観察できる野鳥や植物の電子図鑑を見ることができます。ご活用ください。


むなかた電子博物館(むなかたの野鳥)外部サイトに移動します
https://munahaku.jp/nature/bird/#contents
むなかた電子博物館(むなかたの植物))外部サイトに移動します
https://munahaku.jp/nature/plant/#contents

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鐘崎側のさつき松原遊歩道
4_.jpg波打ち際ではウミネコが羽を休めていました。
5_.jpg砂浜で、ハマシギの姿を見かけました。鐘崎漁港御製(ぎょせい)広場近くの砂浜は海鳥観察の貴重なスポット。砂浜は駐車場のすぐ近く。車の中からでも観察できます。
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8_.jpg道の駅むなかた側の遊歩道。3ルートの遊歩道があります。こちらは、クロマツは少なく、様々樹木が生育。緑のトンネルが続きます。案内板やベンチもあります。詳しくは、下記のパンフレットを。
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さつき松原遊歩道(道の駅むなかたの北側)(PDF:1,480KB)

連携と協力、継続的な取り組みが松原を再生

こんな、自然豊かな松林ですが、近年では、松くい虫によるマツ枯の発生や海岸侵食などでかつての美しい松原の風景が変わりつつありました。このため、地元の団体や企業、小中学校などが松林の保全活動や海岸清掃活動などを継続して実施。再生活動に力を注いでいます。
平成22年度から地域団体や企業などの賛同を得て、各団体が一定区画を受け持ち定期的に草刈りやごみ収集などを継続して行う環境美化活動(アダプトプログラム)に取り組んでいます。松くい虫の被害が拡大し、危機的状況にあった松原が年々蘇り、今では、県内有数の景観を誇っています。現在、27 団体がアダプトプログラムに参加。13.4haの環境美化を担っています。
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写真は、トヨタ自動車九州株式会社が昨年12月に家族を含む約100名で清掃した様子です。同社は平成22年から継続してアダプトプログラムに参加。年間を通じ担当区画の維持管理を行っています。「年 3回の従業員から募るボランティアでの活動と、定期的な整備で環境美化に努めています。時には、作業中に散策している方からお褒めの言葉を頂くこともあり、私たちのやりがいになっています。ボランティアでは、親子での参加も多く、従業員にとって職場の仲間や家族との触れ合いの場にもなっています。これからも、さつき松原の環境美化と、散策される地域の方のために活動を継続していきます」と総務部・総務室・社会貢献推進グループの藤田さん。

385団体が砂浜の清掃海を守り次代に引き継ぐ

2822袋、約11,300kg。何の数字か分かりますか?これは令和3年度に海岸清掃ボランティア活動で回収した「ごみ」の量です。「できる時間に、できる範囲で環境美化活動を」と地域団体や学校、企業、スポーツチーム、家族、個人など385 団体・個人が継続的に海岸清掃ボランティアに取り組んでいます。宗像の海と海辺を守る活動は多くの人の手で支えられています。
風光明媚な海と浜辺、それを守り、育むボランティア活動は、世界遺産CITY 宗像の誇りです。

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