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学んで・伝える「むなかたSDGs教室」地島小学校で新聞作りの出前授業を実施

2023年3月13日更新伝える

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令和5年2月28日に、“世界遺産”や“海を守る大切さ”を学ぶ「むなかたSDGs教室」の一環で、地島小学校で新聞づくりを体験する出前授業を実施。
今回の「先生」は、読売新聞西部本社「新聞のちから」委員会の浜田昭彦さん。
『自分たちの住む地島の海を守りたい!』という思いを新聞にまとめました。

豊かな海に囲まれ生活をする地島小学校の子どもたち

宗像市地島は、周囲9.3キロメートル、人口約140人の小さな島です。島唯一の学校「地島小学校」は、1年生~6年生まで全校生徒8人。
その中の5人は、1年間という期限付きで親元を離れ、島で共同生活をしている漁村留学生たちです。
豊かな海に囲まれた地島小学校では、1年間をかけてSDGsの学習を実施。
“SDGsとはなにか?”“自分たちにできることはなにか?”を考えてきました。
11月にはイオンモール福津店で、海の環境保全の大切さについて発表も行いました。

ウォーミングアップにクイズ大会

新聞作りの前に、まずはウォーミングアップとしてクイズに挑戦。
“げんかいなだ”の漢字は「玄界灘」「玄海灘」どちら?“海ごみの中で生活ごみは何割を占めている?”など、海やゴミに関することから出題。子どもたちは元気よく答え、教室内が盛り上がりました。
クイズ大会1.jpgクイズ大会2.jpg

いざ、新聞づくりに挑戦

子どもたちは、「わかめ」と「椿」の2グループに分かれて作業。
子どもたちが名付けたグループ名に地島への愛があらわれています。

作業内容は、
1.発行日、発行者を記入
2.各グループの紹介写真を貼る
3.前文(リード文)を書く
4.用意した記事原稿を貼る
5.新聞の題字・見出しを入れる
6.編集後記(感想)を書く
と、本格的な新聞の構成です。
子ども達は、これまでのSDGsの学習で得た知識や感じたことをそれぞれまとめ、事前の授業で原稿を準備。「海ごみ問題」や、「無添加石けんの実証実験」などをテーマに、「たくさんの魚にもどってきてほしい」「色んな人に、SDGsの大切さを伝えたい」「地島の豊かな海を守っていきたい」という思いを込めて書き上げました。
新聞づくり1.jpg
新聞づくり2.jpg
5、6年生がリードし、みんなでひとつのものを作り上げるのは地島の授業ならではの光景です。
新聞の題字、見出しをつけ、写真やイラスト、縁取りなどで飾りつけをし、「地島と自然新聞」と「地島SDGs新聞」が完成。
2つのグループは、それぞれ個性豊かな新聞ができあがりました。
新聞づくり3.jpg
新聞づくり4.jpg
新聞.jpg
子ども達は、「できあがった新聞をたくさんの人に見てもらい、SDGsについて知って欲しい」と話していました。
わかめ班.jpg
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できあがった新聞は、海の道むなかた館の図書館前に展示中です。
子ども達の“海への思い”が詰まった新聞を、ぜひ見に来てください。

「むなかたSDGs教室」

読売新聞西部本社、県立少年自然の家「玄海の家」、宗像市で構成する「海を守ろう実行委員会」が主催の、海の清掃活動と海を学ぶ教育活動、海の豊かさを発信する啓発活動を一体的に行うプロジェクト。
昨年、8月と9月に2日間に渡り、小学校4~6年生約60人を対象に、地引網み、魚さばき、シーカヤックや海岸清掃など海の豊かさを知り親しむ体験や、世界遺産や海ゴミ問題について学ぶ授業を開催。 福岡県立宗像高校、東海大学付属福岡高校、福岡教育大学、日本赤十字九州国際看護大学の学生約30人がボランティアで参加。
その様子や、海ごみ問題についての近況、また子ども達が当イベントで学んだ事をまとめた新聞を掲載したパノラマ新聞を作成しました。(パノラマ新聞は海の道むなかた館に展示中)
魚さばき.jpg
ビーチクリーン.jpg

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