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田熊山笠4年ぶりに本格開催!小学生が魅力を伝える記者会見
2023年7月12日更新育む
令和5年7月16日(日曜日)、4年ぶりに田熊山笠が本格開催されます。
山笠本番が迫る7月6日、東郷小学校6年生の代表6人が、宗像市役所で記者会見を行いました。
東郷小学校では、全学年のカリキュラムの中に「田熊山笠を応援しよう」という地域学習があります。平成23年度から東郷小学校として田熊山笠の行事に参加し、地域との交流や理解を深める活動を行ってきました。
待ちに待った本格開催の年が、最後の参加となる6年生。1年生の時から6年間学んできた田熊山笠の集大成として、独自の記者会見を企画しました。
会場は宗像市役所。教育長が見届ける中、新聞記者や市役所の広報担当者も取材に駆けつけました。
田熊山笠との関わりや見どころなどを紹介
最初は、田熊山笠の歴史を説明。
田熊山笠は昭和25年から始まり、人手不足などの事情で一時中止することに。そして平成4年、「田熊山笠をもう一度見たい!」という有志の人たちの思いがあり復活しました。伝統を引き継ぐ一員として、東郷小学校では、田熊山笠と12年間関わっています。児童たちは、「田熊山笠の楽しさを伝えたい、地域に残していきたい」という強い思いを記者の皆さんに伝えました。
次に、山笠についてです。山笠の製作には釘を一つも使っていません。山笠に釘を使うことは神様に不謹慎だからです。今年は、6年生で結成された山笠実行委員会が「子ども山笠」をデザインし、東郷小学校のグラウンドで6年生が担いだ「子ども山笠」と追い山が初めて一緒に走ります。
発表では、図や写真を盛り込んだスライドショーを使って田熊山笠の歴史や特徴を分かりやすく伝えました。代表6人が熱意を持って発表する姿に、出席者から拍手が起こりました。
質疑応答の時間では、児童たちが発表した内容に対して、記者たちから疑問や興味を持った質問が活発に行われました。
1人の質問者が「初めての子ども山笠。不安や楽しみなことを教えてください」と尋ねました。これに対して、児童たちは「みんなで力を合わせてやるから不安は全くない!」「来てくれた地域の人がどんな反応をしてくれるのか楽しみ」「振興会の人と棒締めをした際に、棒を担いでみたらすごく重かった。実際に山笠を担ぐ時にみんなが重たがらないか少し心配だけど、初めてのことにチャレンジする楽しさが勝っています」と、それぞれの思いを語ってくれました。
記者会見の最後には、教育長から「合格!」のお墨付きをいただき、代表6人はとても満足していました。
今回の記者会見で田熊山笠の歴史や魅力が児童から生き生きと伝わりました。当日の様子は、新聞の地域版にも掲載されました。
7月16日はいよいよ本番。東郷小学校の児童が、地域文化を大切に思う気持ちをぜひ、見に来てください。
前列:左から森優太さん、大坪零音さん、杉本貴洋さん、中島大翔さん、前山涼紀さん、籾井咲空さん
後列:左から牛島昌哉校長、高宮史郎教育長、後藤健多教諭
- 高宮教育長の「高」は、本来「はしごだか」を使用します
田熊山笠概要
開催日時
7月16日(日曜日)
- 午前10時:追い山開始
- 午前10時45分:子ども山笠が東郷小学校グラウンドで初めて追い山と追走
- 正午:追い山終了
参加
東郷小学校全児童673人
追山ルート
- いせきんぐ宗像
- 東郷小学校
- 宗像市役所
- いせきんぐ宗像