更新日:2015年7月15日
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、日本と大陸の交流による航海安全を祈る祭祀(さいし)が1600年前に始まり、信仰の形が変化しながら、今もなお続いているという点で世界に例のない遺産です。遺産の価値と周辺の風景は一体のもの。それは漁業や農業などの生業を営みながら、日常生活を送っている住民の暮らしの中で培ってきたものです。
現在、市では、大島や玄海地域で座談会を開催し、この歴史ある景観を生かしたまちづくりに取り組んでいます。5月30日、海の道むなかた館で開催した第1回座談会には、20人が参加。「耕作放棄地に設置されるソーラーパネル」や、「辺津宮と新原・奴山古墳群を結ぶ万葉の道を含めネットワークをつなぐ」など、さまざまな意見が出されました。
世界遺産登録と住民との関わりで、市景観アドバイザーの仲間浩一さんは「世界遺産登録へ向け、今後起こりうる課題に対応する手段をみんなで共有し、備えることが重要」と参加者に語りました。
本年度、大島と玄海地域でそれぞれ6回の座談会を開催。みなさんもぜひ参加してください。
今後の開催日時は、市ホームページでお知らせします。
歴史ある景観を生かしたまちづくりについて真剣に話し合いました
このページに関する問い合わせ先
教育部 世界遺産課
場所:海の道むなかた館
電話番号:0940-36-9456
ファクス番号:0940-62-2601
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