トップページ > 記事 > マイナビ ツール・ド・九州2024福岡ステージ10.14(月曜・祝日)自転車に乗って応援に行きますよ!
国内外の18チーム、108人が宗像・岡垣の公道を疾走!
マイナビ ツール・ド・九州2024「福岡ステージ」が宗像市と岡垣町を会場に開催されます。同大会は、今年で2回目。UCI(国際自転車競技連合)の公認レースとして、カザフスタンやマレーシアなど海外からのチームを含め18 チーム、108 人のプロ選手が参加。10月12日(土曜日)大分ステージ(138キロ)、10月13日(日曜日)熊本ステージ(108キロ)で激走を繰り広げ、10月14日(月曜日・祝日)最終福岡ステージ(141キロ)で雌雄を決します。本格的なロードレースを生で観戦できる機会です。
10月11日(金曜日)は、12日からのステージレースに先駆け、北九州市小倉城の外周を周回する「小倉城クリテリウム(注1)」が開催されます。
(注1)「クリテリウム」とは、長距離で争われることが多いロードレースに対し、市街地の公道や公園の通路などに設定された短い距離の周回コースを走るレース。 コース1周の距離は1~5キロ程度と短く、コーナーの多いコースを決められた周回数走るため、選手のせめぎ合うスリリングなレース展開を何度も間近で観ることができます。「小倉城クリテリウム」は1周1.8キロのコースを25周します。
ロードレースを観て楽しみ、自転車に乗って楽しむ
スポーツには「知って楽しむ」「観て楽しむ」「やって楽しむ」「応援して楽しむ」「支えて楽しむ」とさまざまな楽しみ方があります。宗像市内は山あり、海あり、そして歴史遺産ありと風光明媚な景色に恵まれています。また、本道の傍らには、交通量が少ない旧道があり、のんびりペダルを漕ぐには最適な環境です。「マイナビ ツール・ド・九州2024」を機にサイクリングや自転車を使ったスポーツを楽しんでみませんか。
「泳いで(スイム)」「漕いで(バイク)」「走って(ラン)」の3種目の複合競技「トライアスロン」。この競技に長年取り組んでいる「宗像トライアスロンクラブLEA LEA」を紹介します。
トライアスリートからみたマイナビ ツール・ド・九州の楽しみ方
「宗像トライアスロンクラブLEA LEA(右から5人)」と「福岡教育大学トライアスロン愛好会(左から3人)」の皆さん。右から清水さん、阿曽沼さん、秋吉さん、チーム名の「LEA LEA(レア・レア)」とは、ハワイ語で「幸せ、喜び、気楽にいこう、力を抜いていこう」の意。宗像トライアスロンクラブの理念を集約した言葉です。
宗像トライアスロンクラブは、宗像ユリックス・アクアドームが開館し半年ほど経った平成3年(1991)10月、同施設を拠点に発足。宗像ユリックスの2大名物イベント「12時間耐久スイム(平成4年(1992)から開催)」「24時間駅伝(平成7年(1995)から開催)」では企画運営スタッフとして初回からイベントを支え、全ての大会に携わり、今では宗像ユリックスのイベント運営には欠かせない存在です。現在の会員数は24人(うち女性5人)。そんな宗像トライアスロンクラブのメンバー【清水俊郎(しみず・としろう)さん・阿曽沼樹(あそぬま・みき)さん・秋吉恭子(あきよし・きょうこ)さん】に「マイナビ ツール・ド・九州」の見どころや同クラブの活動について聞いてみました。
練習会で走っている同じ場所をどんなスピードで駆け抜けるのか楽しみ
阿曽沼さん:マイナビ ツール・ド・九州」は楽しみにしていますよ。昨年は「小倉城クリテリウム」を観戦しました。誰も誘わず1人で行きましたが、群衆のなか、ふと横を見るとクラブメンバーの清水さんの笑顔が眼に入り、予期せぬ出会いに驚きました。今年は、福岡ステージのコースが宗像市と岡垣町。地元を走る。走行コースには日ごろクラブの練習会で走っている区間も含まれています。同じ場所をどのくらいのスピードで駆け抜けるのか、興味は尽きません。
清水さん:湯川山の麓を周回するコースでは、垂見峠を岡垣側から上り、宗像側に下ります。応援するポイントを決め、じっくり観るなら岡垣側、移動して複数の地点で応援するなら宗像側かな。どの場所で応援するにしても、歩道があり、安全を確保したうえで応援します。私が応援場所として考えている垂見峠の下り坂では、私は50キロメートル毎時を超えるスピードがでると恐怖心からそれ以上は漕げません。世界で戦う選手たちは、時速何キロになるでしょうね。
阿曽沼さん:80~90キロになるんじゃないかな。
清水さん:そのスピードの集団が瀬戸交差点を直角に曲がるんですよ。どんな風景になるのか、想像がつきません。
阿曽沼さん:私は、その先の上八ロータリーとその後の上り坂での攻防も注目しています。周回コースは9周するので、垂見峠の下り、瀬戸交差点、上八ロータリーこの辺りを観戦ポイントにし自転車で移動しようかな。
清水さん:私は、宗像大社のフィニッシュも観たいです。地元の利点をいかしうまい具合に抜け道を見つけ、いろんなポイントでレースを楽しみたいですね。移動は自転車が一番でしょう。
トライアスロンとの出会い、始めたきっかけは?
清水さん:高校時代は野球をしていましたが、ケガをして辞めてしまいました。その後は夢中になれるものを見つけられず、全てにおいて中途半端で自分に自信がなく、人前で話すのも苦手でした。そんな自分を変えたくて20代前半にランニングを始め「走ったあとの不思議な心地よさ」を体感。その後「頑張っている男はカッコイイ。もっと自分の限界にチャレンジしたい」とロードバイク(自転車)を買い「デュアスロン(自転車とランニングの複合競技)」や「ショートトライアスロン」にチャレンジ。ちょうどその頃、アクアドームがオープン。水泳練習のため同館の水泳教室に入会。練習し始めて間もなく、同館のスタッフからMTC(宗像トライアスロンクラブ)創設の説明会に誘われ、熱い話に乗せられ入会。トライアスロン歴は35年の60歳です。トライアスロンと出会ってからは、色んなことに前向きに取り組んだり、チャレンジすることができるようになりました。トライアスロンとMTCの仲間は私を大きく育ててくれた恩人。恩返しがしたい。頑張っている人を見ると力が湧くし、周りが元気になリます。そんな人になりたいですね。
阿曽沼さん:小学校の時にツール・ド・フランスをテレビ観戦。ロードレースの迫力や、過酷なコースに挑む選手に憧れ、夢中で観ていました。その延長で、中学生の時にお小遣いを貯めてロードバイクを買い乗っていました。トライアスロンはバイク(ロードバイク)が種目にあるので、いつか挑戦したいスポーツでしたが、大人になってからは身近に情報やきっかけが無く、一歩を踏み出せない状況でした。そんな思いを抱き続け参加したトヨタ自動車九州陸上部の市民ランニング教室で、MTCメンバーと知り合い、遠かったトライアスロンが身近に。「これでロードバイクにまた乗れる」と入会。入会した当初はスイムが全くできなくて、トライアスロンを完走するためにアクアドームの水泳教室に参加。入会した翌年に初めてのトライアスロン大会「指宿大会」に出場。ゴールした時の達成感、心地良さは忘れられません。その後は、MTCのメンバーと一緒に九州各地で開かれる大会やイベントに参加。MTCに入り生活が劇的に楽しくなりましたね。今、50歳。トライアスロン歴は15年。クラブの仲間との出会い、いろいろな大会での新しい出会いに感謝です。
秋吉さん:宗像育ちで、スポーツ好き。小学校から高校までバスケットボール一筋。社会人になってからは、アクアドームのプールを利用していました。アクアドームがオープンした翌年、同館が催した「トライアスロンクリニック」に参加。そこで、MTC の清水さんから「楽しいですよ~」と熱烈に勧誘され、MTC に入会しました。デビュー戦は「佐賀トライアスロン大会」。結果は女性2位。これは面白いと、メンバーに誘われるまま「宮古島トライアスロン」の出場者募集に応募。私だけが出場権を得ました。同大会はスイム(3キロ)、バイク(155キロ)、ラン(42.195キロ)のフルトライアスロン。出場が決まると、MTCメンバーが交代で私の練習をサポートしてくださり、本番のレースでは参加選手や沿道からのエールをいただき完走することができました。トライアスロンは、個人競技ですが、参加選手や大会主催者、ボランティア、沿道の方々も含め全員がチームメイト。対戦相手は、過酷なレースコースかも知れません。
清水さん:トライアスロンは5歳刻みで、クラスが分かれています。いつから始めても、いくつになっても楽しめる生涯スポーツ。うちの会長は76歳で今もトライアスロンを楽しんでいます。宗像は、環境も仲間もトライアスロンの練習には最適地です。
一緒にトライアスロンを楽しみませんか。
今年で設立34年目を迎えた宗像トライアスロンクラブ。同クラブの活動について紹介します。
会員
会員数は24人(うち女性5人)。23歳~ 76歳。白石会長(76歳)は現役でレースに出ています。また、福岡教育大学トライアスロン愛好会の学生(約20人)と合同で練習やレースの遠征をしています。
練習会
月3、4回。海で泳げる夏季は3種目。その他、アクアドームのプールでも、仲間が集まると競い合って泳いでいます。
活動拠点
以前は、アクアドームに集合していましたが、今は、北斗の水くみ公園が活動拠点(集合場所)。トイレ、シャワー、駐車場、必要なものはすべてあります。ここを拠点にスイム、バイク(自転車)、ランの練習をしています。宗像の練習環境は最高。日本でもトップクラス。練習会で走るバイクコースは約50km。コースは高速走行が可能な直線フラット、風を感じる海岸沿い、ハードな峠越えなどバリエーション豊富。それでいて、車がそんなに多くないので安全です。
出場大会
「天草宝島国際トライアスロン大会」「五島長崎国際トライアスロン大会」「上五島トライアスロン大会」など主に九州内で開催される大会にクラブメンバーが出場しています。このほか各地で開催される「デュアスロン(自転車とランニングの複合競技)」やマラソン大会にもグループで出場しています。宗像ユリックスの「24時間駅伝」「12時間耐久スイム」は企画運営スタッフ、そして選手としても出場しています。
会員募集
同クラブでは、随時会員を募っています。興味がある方は、宗像ユリックス・アクアドームの窓口でお問い合わせください。
メールでの問合せは、munakatatc20th@yahoo.co.jp
海岸清掃に取り組むメンバー
海スイムの練習場所(北斗の水くみ公園)
門司港SWIM&RUN(2023)
宗像ユリックス12時間耐久スイム(2023)